Zoho DataPrepは、Zoho Creatorコネクターを使用してZoho Creatorと連携できるようになりました。Zoho Creatorのフォームはデータの収集と保存に使用され、作成済みのアプリとユーザーとの主な接点となります。Zoho DataPrepでは、Zoho Creatorコネクターを使用してCreatorのフォームからデータをシームレスに取り込み、データ準備の要件に対応できます。
Zoho DataPrepは、さまざまなデータソースからデータを取り込み、クレンジングと準備を行ってから、任意のエクスポート先に送信するためのデータパイプラインおよびクレンジングツールです。DataPrepは、複数のデータソースにある大量のデータをモデリング、クレンジング、準備、拡充、整理するための包括的なソリューションを提供します。これにより、優れたデータの品質を保ちながら、データ分析、データウェアハウス、機械学習などにデータを活用できます。
データの準備
さまざまなソースからインポートしたデータには、重複データ、誤ったデータ、古いデータや不要なデータ、欠損データなど、多くの問題が含まれていることがあります。DataPrepでは、フォーム内のデータのクレンジング、ブレンド、結合、重複データの削除、表記ゆれの解消、データの検索と置換、その他の処理を実行できます。
Zoho DataPrepを使用してCreatorのデータをクレンジングする方法を、いくつかの活用例で確認してみましょう。
1)Zoho Creator → Zoho DataPrep(データのクレンジング)→ Zoho Creator

活用例:あるXYZ製造会社では、データの品質に関する多くの問題が、Zoho Creatorアプリで管理している複雑なサプライチェーンネットワーク内で発生しています。このような問題には、重複データ、欠損データ、一貫していないデータ形式などが含まれます。そのため、在庫レベル、需要予測、物流実績をリアルタイムで把握することが難しくなり、十分な情報に基づく意思決定が妨げられています。
要件:Zoho Creatorからデータをインポートしてクレンジングし、Zoho Creatorに再度エクスポートする
Zoho DataPrepでデータをクレンジングする方法
Zoho DataPrepでは、要件に応じて250種類以上の加工処理を使用し、データをクレンジングおよび加工できます。クレンジング後のデータは、DataPrepで利用可能なコネクターを使用して、Zoho Creatorにシームレスにエクスポートできます。クレンジング済みデータから信頼性の高いビジネス分析情報を取得し、データに基づく意思決定に活用できます。
エクスポート先を追加したら、まずパイプラインを手動で実行してみることをお勧めします。手動での実行が正常に動作することを確認した後、パイプラインを自動化するための実行予約を設定できます。実行の種類については、こちらをご参照ください。
2)Zoho Creator → Zoho DataPrep(データの準備)→ Zoho Creator

ユースケース:さまざまなテクノロジー製品を販売するオンライン小売プラットフォームでは、顧客の注文を効率的に処理するため、注文管理システムにZoho Creatorを使用し、注文用フォームと顧客フィードバック用の別フォームを運用しています。この企業では、注文処理に関する顧客満足度が低下し、顧客からの苦情が増加しています。データの品質が低いため、注文に関する顧客満足度データから有益な情報を得られていません。適切に整理された高品質なデータを使用して顧客フィードバックを分析することが、早急に必要となっています。これにより、不満を抱えるユーザーへのサービス改善につなげられます。
要件:Zoho Creatorから2つのフォームのデータをインポートし、データを結合してクレンジングした後、Zoho Creatorにエクスポートします。
Zoho DataPrepを使用してデータをクレンジングするには
Zoho DataPrepでは、Zoho Creatorからフィードバックフォームと注文フォームをインポートし、両方のデータを結合できます。統合したデータセットをZoho Creatorに送信し、Zoho Creatorでレポートを作成できます。
➤パイプラインを作成し、Zoho Creatorコネクターを使用して、注文フォームとフィードバックフォームをZoho Creatorからインポートします。
➤ Zoho DataPrepでは、注文日が平日か週末かを特定し、企業が最も多くの注文を受ける時期を確認できます。DataPrepの数式ジェネレーターを使用します。
エクスポート先を追加したら、まずパイプラインを手動で実行してみることをお勧めします。手動での実行が正常に完了することを確認した後、実行を予約してパイプラインを自動化できます。実行の種類については、こちらをご参照ください。
3)FTP → Zoho DataPrep(データのクレンジングと拡充)→ Zoho Creator

ユースケース:ある企業が、人材の採用を計画しており、対象は2つの異なる地域です。各地域には候補者の詳細と、一次面接に基づくフィードバックがあります。この企業では、膨大なリストから、面接フィードバックを分析して選考通過者を絞り込み、その結果に基づいてワークフローを実行したいと考えています。また、この企業はデータの統合、クレンジング、加工、拡充を行ってからZoho Creatorに取り込みたいと考えています。移行後にデータを加工することは望んでおらず、コーディング用スクリプトを作成、実行する際の手間も避けたいと考えています。
要件:FTPサーバーとクラウドストレージからデータをインポートし、データを加工、拡充し、準備した後、Zoho Creatorコネクターを使用してZoho Creatorにデータをエクスポートします。
Zoho DataPrepによるデータのクリーンアップ
Zoho DataPrepでは、データをFTPやクラウドストレージからインポートできます。データセットを追加してデータをクリーンアップし、感情分析などのAI機能を使用して、面接のフィードバックを導き出せます。強化されたデータを使用して、Zoho Creatorでレポートを作成できます。
➤追加加工を適用して、2つのデータセットを1つに統合します。
➤感情分析の加工を適用して、候補者のパフォーマンスに関するフィードバックを分析します。
➤フィルター加工を使用して、肯定的なフィードバックのあるデータを除外します。
➤選択した候補者のデータをZoho Creatorコネクターを使用してZoho Creatorにエクスポートします。
エクスポート先を追加したら、まず手動での実行によりパイプラインを実行してみることをお勧めします。手動での実行が正常に機能することを確認した後、実行を予約してパイプラインを自動化できます。実行方法の種類については、こちらをご参照ください。