上記の情報収集が、興味を示したもののその後のやり取りがなかった訪問者とさらなるエンゲージメントを図る際にどのように役立つかを見ていきましょう。
Zoho CRMでエンゲージメントがなかった訪問者へのフォローアップを設定する方法
ステップ1:Lead データ元項目の追加・変更
新規で単一の折れ線グラフ項目を追加するか(必要に応じて名前を付ける)、既存の「Lead データ元」項目にオプションを追加できます。このオプションはウェブフォーム(例:Zoho Form)やSalesIQ JS APIから更新可能です。
ステップ2:ワークフローを設定してフォローアップメールを送信する
次に、リードデータが作成または編集された際にトリガーされるワークフールールを作成します。その後、「メール通知」を「スケジュール済み操作」に設定し、見込み客へ継続的なフォローアップメールを送信します。
また、条件にクリテリアを追加してください。
例:
「Lead データ元」- が - 値(ウェブフォームからの更新)
または
「番号 of Chats」- が - 0
シナリオ1(フォーム送信):訪問者がWebサイトを訪れ、フォームを送信すると、CRMにリードデータが作成されます(「Webサイトフォーム」が値として登録)。これにより設定したワークフローが実行されます。このとき、訪問者がやり取りを行っていないため「番号 of Chats」は0となります。
シナリオ2(Webサイトでの訪問者サインアップ):訪問者がサインアップすると、SalesIQ JS APIを使って訪問者情報を取得し、SalesIQからCRMへの同期時にCRMデータへ反映できます。訪問者がWebサイトからやり取りせずに離れた場合、「番号 of Chats」は0となり、設定したワークフローが実行されます。
上記のワークフローでは、できることとして、3回連続でスケジュールされたメール通知を処理として実施し、該当する訪問者にアプローチし、適切にフォローアップを行います。
Zoho Sites(または他のWebサイト)では、JavaScriptコードを使用してWebサイト上でログインしているユーザーを取得できます。取得後、SalesIQ JS API「.visitor.メール()」を利用することで、ログインユーザーのメールアドレスを訪問者として設定できます。
Zoho Sitesでログインユーザーの詳細を取得するコード
下記のスクリプトをZoho SalesIQトラッキングコードとあわせて追加してください。
ナビゲーション:Zoho Sites >> Site Builderを開く >> 設定 >> コード >> フッターコード
コードの説明: 上記のコードは、ログイン中のユーザーのメールアドレスを取得し、そのメールアドレスをWebサイトの訪問者(サインアップした方)に動的に設定します。これにより、訪問者の基本情報(メール)がZoho SalesIQで特定され、さらにZoho CRMに転送されます。
例:チャットを利用せずにサインアップした訪問者のJourney
-> 訪問者がWebサイトにアクセスし、すべてのページを閲覧しました。
-> 興味を持ち、Webサイトにサインアップしました。
-> その後、コードがログイン中のユーザーの情報を取得し、Webサイト訪問者のメールアドレスとして即座に動的に設定しました。
-> その後、訪問者はしばらくWebサイトに滞在しましたが、チャットは開始せず、サイトを離れました。
-> 訪問者はメールで識別され、CRMのリードとして登録されます。
-> 現在、CRMのリードデータでワークフロールールが実行され、フォローアップメールの送信が開始されます。
-> もし訪問者がWebサイトに再訪し、チャットを開始して終了した場合、その時点で訪問者データはCRMに送信されます(SalesIQ-CRM連携を利用)。これにより、既存のリードデータが「チャット回数1」(1回以上の場合はその他)で更新されます。この場合、ワークフロー条件を満たさず、スケジュールは直ちに停止されます。
魅力的なWebフォームを作成し、フォームの埋め込みコードを取得します。例:ネイティブのZoho Formsを利用しており、豊富な機能を備えた詳細なWebフォームを提供しています。
例として、「Form ステータス」という項目を追加し、初期値を「Webサイト form」と設定しています。また、この項目は訪問者には表示されないよう非表示にしています。
この項目は、データが作成される際にCRMで自動的に入力されます。つまり、訪問者がフォームを送信すると、Zoho CRMにデータが作成されます。
ユーザーは、作成フォームをZoho CRMと連携し、エントリーを送信することが必要です。
ユーザーは埋め込み用iframeを取得し、Zoho Sitesビルダーを開いて、ページセクションを開き、「Element >> Embed iframe」を選択します。