Zoho Peopleにおけるアクセシビリティ管理
ソフトウェアのアクセシビリティとは
ソフトウェアやWebサイトにおけるアクセシビリティとは、障がいのあるユーザーを含むすべてのユーザーが平等にアクセスしたり、利用したりできるように、ソフトウェア製品/Webサイト/アプリがデザインまたは開発されている状態を指します。アクセシビリティを向上させるためには、ニーズに配慮したデザインの採用、ユーザー補助機能の実装、ウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン(WCAG)などの標準規格への準拠などが必要です。
アクセシビリティ対応の主な目的:
➥ 多様なユーザーへのサービスの提供::視覚障がい、聴覚障がい、認知障がいなどの障がいのあるユーザーが、デジタルコンテンツにアクセスし、操作できるようにする。
➥ 操作性の向上:画面内の移動手段、可読性、操作性を改善することで、障がいや補装具の有無に関わらず、多様なユーザーにスムーズに利用してもらえるようにする。
➥ コンプライアンスの徹底:法や規格(ウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドラインなど)に準拠してアクセシビリティに関する要件を満たすことで、法的および倫理的問題を防止する。
Zoho Peopleは、ウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン(WCAG)2.2 AAに準拠しています。
アクセシビリティ管理機能の種類
視覚サポート機能:視覚に困難のあるユーザー向けに、集中モード、高コントラストモード、テキストサイズやフォントの調整機能などが用意されています。
聴覚サポート機能:聴覚に障がいのあるユーザー向けに、キャプション(字幕表示)やチャットなどのテキストベースのコミュニケーション手段が提供されています。
操作サポート機能:キーボードショートカットや移動操作など、運動機能に制限のあるユーザーを支援する機能が用意されています。
言語サポート機能:さまざまな地域や言語のユーザーに利用してもらえるようにするため、多言語対応機能が用意されています。
アクセシビリティ管理機能へのアクセス
アクセシビリティ管理機能にアクセスするには
Zoho Peopleのどの画面からでも、画面右下のアクセシビリティ管理のアイコンをクリックすると、アクセシビリティ管理のメニューにアクセスできます。

画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)を有効にするには
Macの場合(VoiceOver):[Command]+[F5]キーを押します。
Windows/Linuxの場合(ナレーター):[Ctrl]+[Windows]+[Enter]キーを押します。
画面読み上げ時の移動
要素間の移動操作:
次の要素に移動するには、[Tab]キーを押します。
前の要素に移動するには、[Shift]+[Tab]キーを押します。
ポップアップ画面の操作:
ポップアップ画面を開くには、[Control]+[Option]+[Space]キーを押します。
ポップアップ画面を閉じるには、[Escape]キーを押します。
ブラウザーで表示を拡大/縮小するには
Macの場合:表示を拡大するには、[Command]+[+]キーを押します。 表示を縮小するには、[Command]+[-]キーを押します。
Windows/Linuxの場合:表示を拡大するには、[Ctrl]+[+]キーを押します。表示を縮小するには、[Ctrl]+[-]キーを押します。
利用可能なキーボードショートカットについては、本記事の後半で説明します。
アクセシビリティ管理機能の一覧
Zoho Peopleの

(アクセシビリティ管理)アイコンをクリックすると、設定メニューに以下の項目が表示されます。アクセシビリティ機能は、視覚、聴覚、操作、言語のカテゴリーに分類されています。
視覚サポート機能
フォントの種類
Zoho Peopleの画面上のテキストに適用するフォントの種類を選択します。
- Zoho Puvi(Zohoの標準フォント)
- Lato
- Roboto
- フォントのサイズ
フォントサイズを調整することで、画面上のテキストの可読性を向上させたり、目の負担を軽減させたりすることができます。
メリット:フォントサイズを調整することで、視覚に障がいのあるユーザーにとっても、テキストがより読みやすくなります。

- テキストの間隔
テキストの間隔を調整すると、テキストの可読性が向上し、視認性も高まります。
メリット:テキストの間隔を適切に調整することで、画面上の文字の詰まりを軽減し、ディスレクシアや視覚障がいのあるユーザーにとっても、テキストが読みやすくなります。

- 外観(ライトモード/ダークモード)
Zoho Peopleの外観設定では、ライトモードとダークモードを切り替えることができます。
メリット:ダークモードを利用すると、特に低照度環境で目の疲れを軽減できます。光過敏症や羞明感のある方にも有益です。さらに、まぶしさが抑えられ、文字のコントラストが高められていることにより、視覚障がいや白内障、片頭痛のある方もより快適に利用できます。

リンクの下線
リンクに下線を付けることで、リンクテキストをよりかんたんに識別できるようになります。
メリット:リンクに下線が付くことにより、リンクテキストが見分けやすくなります。視覚障がいや色覚障がいのあるユーザーも操作しやすくなります。
- 拡大/縮小
ページを拡大/縮小することで、画面上の表示を見やすく調整できます。
メリット:拡大の設定を行うことで、コンテンツを拡大して表示できるようになるため、弱視のユーザーにとってもテキストが読みやすくなります。

Webブラウザーで表示を拡大/縮小するには
Macの場合:表示を拡大するには、[Command]+[+]キーを押します。 表示を縮小するには、[Command]+[-]キーを押します。
Windows/Linuxの場合:表示を拡大するには、[Ctrl]+[+]キーを押します。表示を縮小するには、[Ctrl]+[-]キーを押します。 - 集中モード
カーソルが重なった画面要素のみが明るく表示され、それ以外の領域は暗く表示されます。
メリット:
この機能を有効にすると、画面上の情報量を減らすことができるため、ADHD(注意欠如・多動症)、ディスレクシア、視覚過敏症の方にとって、より集中しやすい環境を整えることができます。

集中モード用の枠の大きさは調整できます。

- ポップアップ通知のタイミングの設定
ポップアップ通知の表示時間を調整したり、通知を無効にしたりして、十分な読解時間を確保できます。通知をユーザーが手動で閉じる必要がある場合は、[手動で閉じる]を選択します。
メリット:通知の表示時間を調整することで、認知障がい、読字障がい、運動障がいのあるユーザーでも、情報を理解するための十分な時間を確保できます。

- 無効なボタンの取り消し線
無効なボタンに取り消し線(斜線)を適用すると、無効なボタンをかんたんに識別できます。ボタンの種類やステータスに応じて異なる取り消しパターンが適用されます。
メリット:認知障がいや視覚障がいのあるユーザーでも、有効なボタンと無効なボタンを区別しやすくなるため、混乱を防止できます。

- 切り替えボタンのラベル
切り替えボタンの状態を示す表示を、色分けによる表示からテキスト表示に置き換えることができます。なお、切り替えボタンは、初期設定で有効時にグリーン、無効時にグレーで表示されます。
メリット:認知障がいや視覚障がいのあるユーザーでも、切り替えボタンの状態(有効/無効)を簡単に識別できます。

- 高コントラスト
画面表示のコントラストを高めると、テキストや画面要素がより鮮明に表示されます。
メリット:この設定を有効にすると、テキストやUIの視認性が向上し、弱視、光過敏症、色覚異常などのあるユーザーにとって、より読みやすい環境になります。

コントラストの度合いも調整できます。

聴覚サポート機能
- 画面読み上げ(スクリーンリーダー)
画面上の情報を音声として読み上げます。
メリット:視覚障がいのあるユーザーや、読解が困難なユーザーに役立ちます。音声とテキストによる情報が提供されることにより、情報を理解しやすくなります。
画面読み上げ機能を有効にするには
Macの場合(VoiceOver):[Command]+[F5]キーを押します。
Windows/Linuxの場合(ナレーター):[Ctrl]+[Windows]+[Enter]キーを押します。
画面読み上げ時の移動
要素間の移動操作:
次の要素に移動するには、[Tab]キーを押します。
前の要素に移動するには、[Shift]+[Tab]キーを押します。
ポップアップ画面の設定:
ポップアップ画面を開くには、[Control]+[Option]+[Space]キーを押します。
ポップアップ画面を閉じるには、[Escape]キーを押します。
操作サポート機能
- 操作箇所の強調表示
キーボードの[Tab]キーを使用して要素を順番に移動する際に、操作中の要素が枠線で強調表示されます。
メリット:画面上の要素にフォーカスが当たることで、運動障がいや弱視のユーザーにとって要素の認識や操作が容易になります。

キーボードショートカット
キーボードショートカットを使用すると、Zoho Peopleアプリ内でマウスを使用せずに移動や操作を行うことができます。すべてのショートカットを表示するには、[Shift]+[?]キーを押します。
メリット:運動障がいのあるユーザーやマウス操作が困難なユーザーに役立ちます。マウス操作の必要が減るため、操作を効率的に行うことができます。
キーボードショートカット機能を有効にするには
(アクセシビリティ管理)アイコン→
[操作]→
[キーボードショートカット]の順に移動し、機能を有効にします。
すべてのキーボードショートカットを一覧表示するには、[キーボードショートカット]リンクをクリックします。
利用可能なキーボードショートカットの一覧
一般的なショートカット
| ショートカット | 処理 |
|---|
[/]キー | 共通検索を開く |
[Shift]+[?]キー | ショートカットを開く |
[Z]+[H]キー | ヘルプを開く |
[Z]+[S]キー | 設定を開く |
[Z]+[O]キー | 処理を開く |
[Z]+[R]キー | レポートを開く |
[Z]+[N]キー | 通知を開く |
[Command]+[F5]キー | VoiceOverを起動する(Mac) |
[Ctrl]+[Windows]+[Enter]キー | ナレーターを起動する(Windows/Linux) |
移動操作のショートカット
| ショートカット | 移動先 |
|---|
[G]+[H]キー | ホーム |
[G]+[L]キー | 休暇管理 |
[G]+[A]キー | 出退勤管理 |
[G]+[P]キー | 評価管理 |
[G]+[T]キー | 工数管理 |
[G]+[F]キー | ファイル |
[G]+[B]キー | 学習管理システム(LMS) |
[G]+[C]キー | 問い合わせ |
タブ切り替えのショートカット
| ショートカット | 処理 |
|---|
| 階層1のタブ | |
[Z]+[1]キー | タブ1に切り替え |
[Z]+[2]キー | タブ2への切り替え |
[Z]+[3]キー | タブ3への切り替え |
[Z]+[4]キー | タブ4への切り替え |
| 階層2のタブ | |
[X]+[1]キー | タブ1に切り替え |
[X]+[2]キー | タブ2への切り替え |
[X]+[3]キー | タブ3への切り替え |
[X]+[4]キー | タブ4への切り替え |
言語サポート機能
- 言語の選択
Zoho Peopleでは、画面の表示言語を変更できます。
メリット:Zoho Peopleは多言語で利用できます。組織内にさまざまな言語の使用者がいる場合も、画面上のテキストを各自の言語で表示することが可能です。
Zoho Peopleでは、以下の言語に対応しています。
- アラビア語
- ブルガリア語
- 中国語
- クロアチア語
- デンマーク語
- オランダ語
- 英語(イギリス)
- 英語(アメリカ合衆国)
- フランス語
- ジョージア語
- ドイツ語
- ヘブライ語
- ヒンディー語
- イタリア語
- 日本語
- 韓国語
- ポーランド語
- ポルトガル語
- ロシア語
- セルビア語
- スペイン語
- スウェーデン語
- トルコ語
- ベトナム語
Zoho Peopleの表示言語は、
[ホーム]→
[…](その他)アイコン→
[個人設定]→
[地域設定]の順に移動して変更することもできます。

