ユーザーセグメント

ユーザーセグメント

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概要

ユーザーセグメンテーションとは、共通する特性や特徴(共通属性)に基づいて、ユーザーをより小さな個別のセグメントに分類するプロセスです。セグメンテーションにより、セグメントごとの詳細な分析情報を得て、ユーザーのニーズをより深く理解できます。これにより、対象を絞らず一斉に訴求する手法から、より体系的かつ戦略的で、ユーザーを中心としたマーケティングや製品開発へと移行できます。

次のようなさまざまな特性(属性)に基づいて、ユーザーをセグメント化できます。
  1. 人口統計-年齢、性別、収入、学歴、職業など
  2. 地理情報-国、地域、言語など
  3. 心理的特性-興味、個人の嗜好、ライフスタイルなど
  4. 行動-ユーザーの移動経路、操作、離脱地点、アプリや製品の使用状況など
  5. 取引情報-サブスクリプション、支払い、フォロー解除、顧客サービスへの通話など
  6. 企業属性-組織、従業員数、業種など
Appticsでは、管理画面で利用可能な画面、セッション、イベントに基づいて独自のセグメントを作成できます。エンゲージメントデータを追跡するために必要なSDK側の設定が完了していることを確認してください。SDKの実装については、SDK連携ガイドを参照してください。

Appticsの管理画面でのユーザーセグメントの作成

ユーザーセグメントを作成するには、ユーザーをセグメント化するための条件を定義する必要があります。Appticsでは、最大3つの条件グループを使用してセグメントの条件を定義でき、各条件グループには最大5つの条件を設定できます。各条件は、イベント、画面、セッションなど、さまざまなセグメントの属性に基づいて作成し、ANDまたはORロジックを適用できます。

  1. ANDロジックでは、セグメント内のすべての条件をユーザーが満たす必要があります。たとえば、次の条件を使用してセグメントの条件を作成します。

    条件1-ユーザーが画面Aを表示した
    AND
    条件2
    -ユーザーがボタンBをクリックした
    AND
    条件3-ユーザーがアプリを5分以上使用した

    セグメントに含めるには、ユーザーが3つすべての条件を満たす必要があります。

  2. ORロジックでは、いずれか1つの条件をユーザーが満たせばよいものとします。たとえば、次の条件を使用してセグメントの条件を作成します。

    条件1-ユーザーが画面Aを表示した
    OR
    条件2-ユーザーがボタンBをクリックした
    OR
    条件3-ユーザーがアプリを5分以上使用した

    セグメントに含めるには、ユーザーが条件のいずれか1つを満たせばよいものとします。つまり、画面Aを表示した、ボタンBをクリックした、またはアプリを5分以上使用した場合です。
  1. [マーケティング担当者]→[セグメント]に移動し、[セグメントを作成する]をクリックします。

  1. アプリのユーザーを抽出してセグメント化する基準となるセグメントの属性を選択し、セグメントのプロパティの定義を開始できます。

手順1:セグメントの属性の選択

セグメントを定義してユーザーを抽出する際に使用するデータの種類を選択します。次の種類があります。
  1. [すべて]-最も広い範囲で、ユーザーによるすべての操作と行動が対象になります。
  2. [画面]-主にアプリや製品内での画面またはページ間の移動が対象になります。
  3. [セッション]-主にユーザーの活動と使用時間が対象になります。
  4. [イベント]-アプリや製品内でユーザーが行った処理が対象になります。
[すべて]を選択すると、画面、セッション、イベント、共通フィルターを組み合わせてユーザーをセグメント化できます。

手順2:セグメントのプロパティの定義

セグメントのプロパティには、ユーザーをセグメント化するための条件が含まれます。これらの条件は、条件グループにまとめられます。前のセクションで説明したセグメントの属性に含まれる各種プロパティを使用して、条件を作成できます。ユーザーの抽出とセグメント化に使用できるすべての属性のプロパティを次に示します。

属性
プロパティ
イベント

  1. 名前
  2. 時刻
  3. イベントのプロパティ
画面

  1. 名前
  2. 時刻
  3. 所要時間

セッション
  1. 時刻
  2. 所要時間
共通
  1. アプリのバージョン
  2. OSのバージョン
  3. デバイスの種類
  4. プラットフォーム
  5. アプリID
  6. ユーザーグループ
  7. 国
  1. 条件を適用する基準となるセグメントのプロパティを選択します。
  2. 条件グループ内に新しい条件を追加するには、[+]記号をクリックします。
  3. 条件グループ内の新しい条件、または新しい条件グループの作成時に、ANDまたはORロジックを適用できます。
  4. セグメントのプロパティを定義すると、下部に条件パターンが表示され、各条件グループ間に適用されているロジックを確認できます。

  1. 右側のセグメントの概要には、個々のセグメントを作成するために適用したすべての条件が表示されます。
Notesメモ:1つの条件グループ内では、ANDまたはORのいずれか一方のロジックのみを適用できます。ANDとORを組み合わせて使用するには、複数の条件グループを作成してください。

手順3:セグメントの結果の表示

  1. セグメントの属性を適用する日付の範囲を選択し、選択した日付の範囲内で条件を満たすユーザー数を確認します。

  1. 条件の一部として日付の範囲をすでに設定している場合、データのフィルター時にその範囲が自動的に適用されます。
  2. セグメントの属性を設定したら、[統計を表示]をクリックすると、全ユーザーのうち、設定した条件を満たすユーザーの割合と件数を確認できます。
  3. [セグメントを保存する]をクリックし、作成したセグメントの名前と説明(任意)を入力して保存すると、そのユーザーセグメントに含まれるユーザーの詳細を確認できます。
  4. 新しく作成したセグメントを保存すると、他のユーザーセグメントとともにリストに表示されます。
  5. 各セグメントをクリックすると、そのユーザーセグメントに含まれるすべてのユーザーの詳細を表示できます。セグメントに含まれるユーザーのリストと、ユーザーID、個人情報、ユーザーがアプリをインストールした日時などの詳細を確認できます。
  6. [エクスポート]をクリックすると、ユーザーリストを.csvファイルでダウンロードできます。
Notesメモ:作成したユーザーセグメントに含まれるには、ユーザーがすべての条件(ANDロジックを適用した場合)を満たすか、複数の条件のいずれか1つ(ORロジックを適用した場合)を満たす必要があります。

エッジケースと考慮事項

  1. ユーザーがORグループ内のどの条件も満たさない場合、そのグループから除外されます。
  2. 現在、1つの条件グループ内でANDとORを組み合わせたロジックは適用できません。ロジックを複数のグループに分ける必要があります。
  3. 複数のANDフィルターを含む条件を使用すると、特に時間ベースのフィルターでは、セグメントの対象範囲が狭くなりすぎることがあります。セグメントが有用なものになっているか確認するため、必ず概要でユーザー数を確認してください。
  4. セグメントにユーザーが表示されない場合は、選択した日付の範囲とユーザーの活動が発生した期間が一致しているか確認してください。この不一致は、結果が空になる一般的な原因です。
  5. ユーザーのセグメント化で想定どおりの結果を得るには、必要なすべての画面、セッション、イベントを追跡できるようにSDKが適切に設定されていることを確認してください。

既存のユーザーセグメントの管理

保存したすべてのユーザーセグメントは、Appticsコンソールに個別のユーザーセグメントとして表示されます。次の処理を実行できます。
  1. [編集する] - セグメントの条件を編集します。
  2. [新規として編集する] - 既存のセグメントの条件を変更して、新しいセグメントを作成します。
  3. [削除] - ユーザーセグメントを完全に削除します。

Notesメモ:ユーザーセグメントを削除すると、コンソール内で行った関連するすべての設定に影響します。たとえば、ユーザーセグメントにプッシュ通知を設定済みの状態で、そのセグメントをこちらから削除すると、プッシュ通知にも影響します。

活用例と今後の展開

Appticsのユーザーセグメント機能を使用すると、実際の行動や属性に基づいてアプリのユーザーを柔軟にフィルターし、分析できます。利用頻度の高いユーザーの特定、離脱リスクのあるユーザーへの働きかけ、特定のユーザー層に合わせたメッセージの調整など、Appticsのセグメント機能は、ユーザー中心の取り組みを支援し、詳細なユーザー分析に基づく有意義な処理を可能にします。

Notesメモ:今後のアップデートでは、保存したセグメントで、マーケティング自動化ツールとの連携や、目標を絞ったマーケティング活動にAppticsのプッシュ通知などのモジュールを使用するといった追加の処理がサポートされる可能性があります。