認証情報のバックアップと同期

認証情報のバックアップと同期

OneAuthを利用すると、2段階認証において利用するワンタイムパスワードを生成するための認証情報(シークレット)を、Zohoのサーバーにバックアップして保存しておくことができます。バックアップした情報は、必要なときにいつでもデバイス(端末)に復元できます。

ワンタイムパスワード生成用の認証情報(シークレット)のバックアップの必要性
  1. 2段階認証において利用するワンタイムパスワードを生成するためには、シークレットと呼ばれる、アカウントごとに専用の認証情報が用いられます。OneAuthを用いてアカウントの認証を行う際には、この情報を用いてワンタイムパスワードが生成されます。このため、OneAuthがインストールされているデバイス(端末)を紛失するなどしてOneAuthにアクセスできなくなった場合、認証用のワンタイムパスワードを確認できなくなり、アカウントにサインインできなくなります。バックアップをとっておくことで、このような問題を回避できます。
  2. なお、バックアップ機能を利用すると、複数のデバイス(端末)で設定や認証情報を同期することもできます。また、OneAuthの設定には、別のデバイス(サブのデバイス)を追加することもできます。これにより、普段利用しているメインのデバイスを利用できなくなった場合にも、認証が可能になります。

ワンタイムパスワード生成用の認証情報(シークレット)をバックアップするための必要事項

1) Zohoアカウント

ワンタイムパスワード生成用の認証情報(シークレット)をバックアップするためには、Zohoアカウントが必要です。認証情報は、Zohoアカウントに関連付ける形で保存されます。なお、Zohoのサーバー上にバックアップとして保存される際、認証情報は暗号化され、保護されます。該当の認証情報には、対応するZohoアカウントの所有者のみがアクセス可能です。利用していたデバイスを紛失した場合などには、Zohoアカウントの認証を通じて、新しいデバイスで認証情報を復元することが可能です。

2) パスフレーズ

バックアップを行う際、パスフレーズ(一般的なパスワードよりも長い秘密の言葉)を設定する必要があります。パスフレーズは、ワンタイムパスワード生成用の認証情報(シークレット)の暗号化に利用されます。認証情報を復元する際、パスフレーズの入力が求められます。これにより、認証情報に適切な人のみがアクセスできるようになります。なお、Zohoのサーバーには、パスフレーズを用いて暗号化された認証情報(シークレット)のみが保存されます。パスフレーズ自体は保存されません。このため、パスフレーズを忘れると復元ができなくなりますので、ご注意ください。

ワンタイムパスワード生成用の認証情報(シークレット)をバックアップするには

Zohoアカウントをまだ作成していない場合、まずアカウントを作成してからサインインします。Zohoアカウントを作成済みの場合、そのアカウントでサインインします。

サインイン後、次の手順に従って認証情報(シークレット)をバックアップします。
  1. モバイルデバイス(携帯端末)で、OneAuthを開きます。
  2. [認証サービス]に移動し、バックアップのメニューをタップします。
  3. パスフレーズを設定するように求められます。[設定する]をタップします。
  4. 選択肢のパスフレーズを入力し、[次へ]をタップします。
  5. パスフレーズを再入力し、[完了する]をタップします。
アカウントの2段階認証用の設定をOneAuthに新しく追加すると、関連する認証情報(シークレット)は定期的に自動でバックアップされます。なお、必要に応じて、[認証サービス]の画面から手動でバックアップすることも可能です。

ワンタイムパスワード生成用の認証情報(シークレット)を復元するには

  1. 新しいデバイス(端末)に、OneAuthをインストールし、Zohoアカウントでサインインします。
    1. すでにOneAuthアプリをインストールしてアカウントにサインインしている場合、アプリを終了してもう一度起動してください。
    2. または、画面の下部にある設定アイコンをタップし、[セキュリティとプライバシー]の設定で[アプリを更新する]をタップします(この設定は、OneAuth バージョン3.3以上で可能です)。
  2. [認証サービス]をタップします。
  3. [シークレットを復元する]をタップします。パスフレーズを入力します。
  4. [復元する]をタップします。
[復元する]をタップすると、暗号化されてバックアップされていたすべての認証情報について復号(暗号化の解除)が行われ、Zohoのサーバーからデバイス(端末)に認証情報が復元されます。なお、暗号化の解除にはパスフレーズが利用されます。

パスフレーズの変更方法

Notes
重要事項:

セキュリティ上の観点から、パスフレーズを変更する際には以下の点にご注意ください。
・バックアップされていた認証情報(シークレット)はすべてZohoのサーバーから削除されます。ただし、パスフレーズの変更に利用しているデバイス(端末)からは削除されません。
・パスフレーズを変更したデバイス(端末)に保存されていた認証情報(シークレット)は、Zohoのサーバーにあらためてバックアップされます(バックアップが新しく作成されます)。

パスフレーズの変更は、必要なすべてのシークレットが保存されているデバイス(端末)から必ず行うようにしてください。これは、変更の操作を行ったデバイスのシークレットのみがバックアップされ、残りのデバイスからはシークレットが完全に削除されるためです。
  1. モバイルデバイス(携帯端末)で、OneAuthを開きます。
  2. [設定]→[復元]をタップします。
  3. パスフレーズの下にある[編集する]をタップします。
  4. 新しいパスフレーズを入力し、[次へ]をタップします。
  5. パスフレーズを再入力し、[完了する]をタップします。

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