この記事では、新バージョンでの一般的な変更点と、特定のアプリ(サービス)との連携に関する変更点について説明します。
移行によるメリット
新バージョンに移行すると、以下のようなメリットがあります。
- 連携や同期の設定者が組織内の1人の管理者のみに限定されるため、管理者による一元的な管理が可能です。
- 新バージョンでは、同期に必要な連携の設定はサービスごとに1件のみです。連携中のサービスからすべてのデータを同期できるため、データの管理が楽になります。
- 組織内で連携の設定業務を効率化できます。旧バージョンでは、組織内で2人以上のユーザーが同じ連携機能を利用する場合にも、それぞれのユーザーが個別に設定を行う必要がありました。一方、新バージョンでは、設定を行うのは管理者のみとなるため、組織全体の作業量を削減できます。
新バージョンへの移行に関する留意事項
- 新バージョンへの移行を実施できるのは、管理者権限があるユーザーのみです。
- 新バージョンに移行すると、移行前の設定に戻ることはできません。
- Zoho CRM連携の同期機能を新バージョンに移行するには、事前にトピック管理を新バージョンに移行しておく必要があります(Zoho CRM連携の同期機能の新バージョンは、トピック管理の新バージョンにのみ対応しているためです)。
- Zohoサービスとの連携や同期の設定は、Zoho Campaignsと連携先のZohoサービスの両方において管理者権限を持つユーザーのみが実施できます。
- 外部サービスとの連携や同期は管理者のみが実行できます。また、連携や同期の設定は、組織内の1つの管理者アカウントでのみ行うことができます。
- 同期にあたっては、連携先のサービスに登録されているすべての連絡先データがZoho Campaignsに同期されます。なお、同期した連絡先をニーズなどに基づいてセグメント(グループ)に分割すると、配信先の絞り込み(ターゲティング)を行った上でのメール配信が可能です。
新バージョンへの移行方法
- Zoho Campaignsの画面上部で[対応をお願いします]→[今すぐ移行する]をクリックします。または、画面右上の設定アイコンをクリックし、[連携]の欄にある[アプリ]をクリックします。

- 連携サービスの一覧ページで、移行対象のサービスを選択します。該当のサービスの欄で右上にある[移行の対応が必要です]をクリックします。

- 移行に関する注意事項を確認し、[続ける]をクリックします。
- 該当のサービスの複数のアカウントを連携している場合、移行後の連携設定に残したいアカウントを選択する必要があります。[続ける]をクリックします。
- 確認画面で[今すぐ移行する]をクリックすると、移行の処理を開始できます。
Zohoサービスとの連携設定に関する変更点
Zoho CRM
Zoho CampaignsとZoho CRMの連携機能の新バージョンは、1年以上前にすでにリリースされています。Zoho CRMとの同期の設定の移行方法や、移行によって生じる影響についての詳細は、
こちらの記事をご参照ください。
Zoho Creator
- 連携先として指定したアカウント1件を除き、移行前に連携していたアカウントとの同期設定はすべて削除されます。
- Zoho CampaignsとZoho Creatorの間でデータが常に同期されます。
- 同期の設定においては、同期対象としてアプリとレポート(データ一覧)の組み合わせを1度に1件のみ指定できます。
Zoho Analytics
- Zoho CampaignsとZoho Analyticsの間でデータが常に同期されます。
- 同期の設定においては、同期対象としてデータベースとテーブルの組み合わせを1度に1件のみ指定できます。
- 1つの組織に対して、同期を1件のみ設定できます。連携すると、Zoho Contactsからすべての連絡先を同期できます。
- Zoho CampaignsとZoho Contactsの間でデータを一致させるため、同期は毎日行われます。
Zoho BackstageとZoho Meeting
- 1つの組織に対して、同期を1件のみ設定できます。Zoho Backstageとの連携においては、連携すると、Zoho Backstageからすべての連絡先を同期できます。
- 設定後はすぐに同期が実行され、その後もZoho CampaignsとZoho Backstageの間で常にデータが同期されます。
- Zoho Meetingとの連携においては、過去/今後のWebセミナーの参加者、登録者がすべて同期されます。同期した連絡先をニーズなどに基づいてセグメント(グループ)に分割すると、配信先の絞り込み(ターゲティング)を行った上でのメール配信が可能です。
- 移行前に作成された同期の設定を新バージョンでも引き続き利用することはできません。
Zoho Desk
- 1つの組織に対して、同期を1件のみ設定できます。連携すると、Zoho Deskからすべての連絡先を同期できます。
- Zoho Campaignsと同期できるのは、Zoho Deskの[連絡先]タブに登録されているデータのみです。
- Zoho CampaignsとZoho Deskの間でデータが常に同期されます。
Zoho Survey
- 新バージョンに移行すると、管理者によって連携対象として指定されたアカウントとの同期設定のみが引き継がれます。それ以外の同期の設定はすべて削除されます。
- 連携対象のアカウントとの同期によって作成されたアンケートメールや配信予約は、引き続き利用可能です。それ以外のアカウントとの連携設定に基づくアンケートメールは無効となり、下書きに移動します。
外部サービスとの連携設定に関する変更
GoToWebinarとEventbrite
- 1つの組織に対して、同期を1件のみ設定できます。連携すると、各サービスからすべての連絡先を同期できます。
- 設定後は、すぐに同期が実行され、その後もZoho Campaignsと各サービスとの間で常にデータが同期されます。
- 過去/今後のWebセミナーやイベントの参加者、登録者がすべて同期されます。同期した連絡先をニーズなどに基づいてセグメントに分割すると、配信先の絞り込み(ターゲティング)を行った上でのメール配信が可能です。
- 移行前に作成された同期の設定を新バージョンへの移行後も引き続き利用することはできません。
SurveyMonkey
- 新バージョンに移行すると、連携対象として指定したアカウントとの同期設定のみが引き継がれます。それ以外の同期の設定はすべて削除されます。
- 連携対象のアカウントとの同期によって作成されたアンケートメールや配信予約は、引き続き利用可能です。それ以外のアカウントとの連携設定に基づくアンケートメールは無効となり、下書きに移動します。
Zendesk
- 1つの組織に対して、同期を1件のみ設定できます。連携すると、Zendeskからすべての顧客データを同期できます。
- Zoho Campaignsと同期できるのは、Zendeskの[カスタマー]タブに登録されているデータのみです。
- Zoho CampaignsとZendeskの間でデータが常に同期されます。
Google Analytics
- 移行により、Google Analyticsのバージョン4(GA4)との連携が実施されるようになります。
- 新バージョンでは、Google Analyticsからのみ分析データを確認できます。旧バージョンのようにZoho Campaignsの[レポート]タブから確認することはできません。
- Google Analyticsの分析データは、Zoho Campaignsの[レポート]タブには表示されません。
Salesforce
- カスタムビューや、条件に基づいて抽出したビュー(データ一覧)との同期は設定できません。
- すべての連絡先(取引先責任者)のビューを対象として新しい同期を設定すると、初期設定で取引先タブと商談(取引)タブのデータが同期されます。
- 旧バージョンで提供されていた以下の機能は廃止されます(連携処理を簡素化するため)。
- 配信メール(直近5件分)に対する反応状況をSalesforceのカスタム項目に登録する機能
- Salesforceにデータを追加する機能
よくある質問(FAQ)
1. 他のサービスとの連携によって同期した連絡先のうち、一部の連絡先に対してのみメールを配信しています。このような場合に、プラン料金を節約するにはどうしたらよいですか?
まず、同期の設定の際に、連絡先の
[登録設定]を[マーケティング対象外]として設定した上で、すべての連絡先データをインポートします。その後、配信対象の連絡先の[登録設定]のみを[マーケティング対象]に変更します。
課金対象となるのは、マーケティング対象の連絡先のみです。そのため、同期の際に[マーケティング対象外]として連絡先をインポートし、メール配信時に必要に応じて[登録設定]を変更すると、料金を最小限に抑えることができます。関連情報:
連絡先の管理
2. Zoho Survey連携やSurveyMonkey連携の新バージョンでは、アンケートメールを配信できるのは管理者のみですか?
いいえ。旧バージョンと同様、管理者以外のユーザーも、アンケートメールを配信できます。ただし、新バージョンでは管理者による連携設定に基づく同期のみが有効となり、他のユーザーによる連携設定に基づく同期はすべて無効になります。 そのため、移行によって無効になる同期を移行後も引き続き必要とする場合は、管理者アカウントから同様の同期をあらためて作成してください。
3. Zoho Survey連携において、ユーザーによる連携設定に基づくアンケートメールが、ワークフローを通じて自動配信されています。この場合、新バージョンに移行すると、アンケートメールの自動配信は停止しますか?
はい、停止します。管理者以外による連携設定は、削除されます。また、管理者以外による連携設定に基づいて作成されたアンケートメールも無効になります。
新バージョンに移行しても、ユーザーによる連携設定に基づくアンケートメールの配信が停止しないようにするには、管理者アカウントから同様のアンケートメールを設定してください。
4. Zoho CRM連携の同期設定の新バージョンにはどのようなメリットがありますか?新バージョンに移行すると、既存の設定によって同期されたデータに影響はありますか?
Zoho CRM連携の同期設定を新バージョンに移行すると、Zoho CRMとZoho Campaignsとの間でデータの流れがシンプルになり、同期したデータのメンテナンスも簡単になります。既存の設定によって同期されたデータに影響はありません。
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旧バージョンの同期設定
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新バージョンの同期設定
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[見込み客]タブ、[連絡先]タブ、カスタムタブに対して同期設定を複数作成する必要があります。
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Zoho CRMの各タブに対して同期設定を1件ずつ作成します。
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複数の同期設定を作成してデータをインポートできますが、同期設定の作成可能数には上限があります。
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特定のタブに対して同期設定を1件のみ作成すると、該当のタブに登録されているデータをすべてインポートできます。
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[取引先]タブと[商談]タブのデータは、常時同期できません。指定した間隔ごとにのみ同期可能です。
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Zoho CRM連携を有効にするだけで、[取引先]と[商談]の両方のタブのすべてのデータが常時同期されるため、同期設定を個別に作成する必要はありません。
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すぐに実行する同期と定期的な同期の両方を設定可能です。定期的な同期の場合、データは指定した時刻にのみ同期されます。
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すべてのデータが常時同期されます。
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5. 移行、新バージョンの連携機能の利用、同期の設定などの際に問題が発生した場合、旧バージョンに戻ることはできますか?