フォーム送信時の場所情報の取得について理解する
ジオロケーションは、ユーザーの同意のもとで、どこからフォームへアクセスしているかの地理的な場所を特定する技術です。フォームで場所の取得プロパティを有効にすることで利用できます。初期設定では、このプロパティは無効となっており、場所データは取得されません。
フォームで場所データの取得をどのように管理するかは、このページを参照してください。
データのプライバシー & GDPR
場所は個人データに該当します。これは自然人を特定するのに役立つ情報です。これに関して次の対応を推奨します:
- なぜ場所の取得が必要なのか、また、どのようにデータが使用・処理されるかをユーザーに明確に説明してください。GDPR(一般データ保護規則)の観点から、データ主体(ここではユーザー)には通知を受ける権利があります。説明を加えるために、フォームにメモ項目を追加できます。
- 場所データが不要になった場合は、ユーザーの場所の取得を停止し、これまでに取得した場所データをすべて削除してください。GDPRの観点から、ユーザーの個人データ(ここでは場所)は、正当な根拠がある場合のみ収集・処理できます。フォームで場所の取得を無効にし、取得済みの場所データを削除する方法についてはこちらを参照してください。
Webブラウザでの利用体験
以下は、ユーザーが geolocation-有効フォームにウェブブラウザからアクセスした際の流れです。
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下記のようなメッセージが表示されます。ユーザーのウェブブラウザがウェブサイトによる場所へのアクセスをブロックするよう設定されている場合は、手順3のメッセージが表示されます。
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続ける(上記参照)をクリックすると、ユーザーに確認画面が表示されます。
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ユーザーがAllowをクリックするとフォームへ進みます。Blockをクリックした場合は、メッセージが表示されます。
電話またはタブレットでの利用体験
ユーザーが電話またはタブレットから geolocation-有効フォームにアクセスすると、Zoho Creatorアプリに場所へのアクセス許可を与えるよう求める通知が表示されます。場所へのアクセスを許可した場合にのみフォームへアクセスできます。
場所はどのように判定されるか?取得した場所情報の保存先
ユーザーがgeolocation有効フォームからエントリーを送信すると、Zoho Creatorはその場所の緯度と経度を取得し、最寄りの実地住所を特定します。このデータはsystem項目 追加場所に保存されます。
ユーザーがgeolocation有効フォームを通じてデータを更新する場合も同様に場所が取得されますが、これは system 項目の更新済み場所に保存されます。
