Datasourceは、Creatorでサードパーティサービスのタブを管理するために使用されます。これには、該当サービスとリンクするためのコネクション作成が必要です。外部サービス内のデータへアクセスし、Zoho Creatorアプリケーション内で活用できます。例えば、Zoho CRMアカウントに見込み客タブのデータがある場合、そのサービスが見込み客タブに対する作成・参照・更新・削除のAPIサポートを提供していれば、Creator上でそのタブを管理できます。ただし、該当アカウントと接続するにはコネクションを作成し、アクセス認証を行う必要があります。これにより、複数プラットフォーム間でセキュアにデータ管理が可能となります。
Datasourceを正常に作成すると、Creatorアプリケーションで必要なタブに基づいたフォームを作成できます。サードパーティタブの項目は自動的に新しいフォームの項目となります。フォームを使ってCreatorでデータを送信すると、そのデータがサードパーティタブにも追加されます。この操作は、該当サービス用に作成された認証済みコネクションを利用して実行されます。
Datasourceの作成
Datasourceを作成する前提として、コネクションを作成し認証する必要があります。コネクションはアプリケーションと外部サービス(必要なデータがある)をつなぐ橋渡しとなります。新規Datasourceを作成するには、以下の手順を行います。
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「Microservices」に移動します。
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「新しく作成する」ボタンをクリックします。
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「Datasources」の下にある「作成」をクリックします。
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必須サービスを選択します。
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サービス用の接続を選択します。
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データソースを作成する基準となるモジュールを選択します。
メモ: データソース名は、選択したタブに基づいて自動生成されます。形式は「<サービス名> [スペース]<タブ名>
」が一般的です。特殊文字を含むタブの場合は「<サービス名> Datasource
」となります。必要に応じて
名前 your datasource項目をクリックすることで編集可能です。
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「作成」ボタンをクリックします。データソースが作成されます。
メモ: データソースを作成するには、アプリケーションへの接続アクセスを有効にしておく必要があります。
データソースの作成時、サービスのタブは項目の設定が最大500までである必要があります。データが500を超える場合は、該当するデータソースを作成できません。
データソースアクセス
作成した各データソースのDatasource詳細ページでは、そのデータソース固有の情報が表示されます。Datasource Accessセクションには、アプリケーションが一覧表示されます。これらのアプリケーションへのアクセスを有効にすることができます。アクセスを有効にすると、そのデータソースが対象のアプリケーションで利用可能となります。
データソース設定
Datasource configurationセクションでは、関連付け済みサービスの各タブごとの設定項目が表示されます。データソースの設定または再設定により、データソースの設定内容を見直し、必要に応じて設定項目を変更することができます。 これにより柔軟性が向上し、統合要件の変化に応じて調整できます。
既存のデータソースに対して設定を変更または追加するには、
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「Microservices> Datasource」に移動します。
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更新したいデータソースを選択します。「Datasource 詳細」ページで「設定する」をクリックします。ポップアップが表示され、そのデータソースに固有の項目を設定できます。
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「再設定」をクリックすると、設定済みの項目を変更できます。
再設定可能な項目は、データソースのタブやサービスによって異なります。例えば、Zoho Projects を利用している場合は、プロジェクトやポータル設定などの事前設定済み項目を調整できます。
インポート済みデータソースの設定
インポートしたデータソースには、あらかじめ定義された設定がありません。適切に動作させるには、適用対象項目を手動で設定する必要があります。これは、データソース設定セクションで選択したタブやサービスに応じて、関連する項目を設定する操作です。「設定する」をクリックしてください。
インポートしたデータソースの設定が完了した後は、「再設定」ボタンを使用して、後から編集することもできます。
データソースの削除
データソースを削除する手順:
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「Microservices」に移動します。マイクロサービスの一覧が表示されます。
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対象のデータソースにカーソルを合わせます。
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三点リーダーアイコンをクリックします。
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「削除」を選択します。削除の確認ポップアップが表示されます。
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「削除」ボタンをクリックします。データソースが削除されます。
Points to メモ
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インポートしたデータソースを設定する際は、初期設定時と同様にすべての必須項目が正しく入力されていることを確認してください。
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設定に修正を加えると、既存データはすべてクリアされます。
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更新内容は、そのデータソースを利用するすべてのアプリケーションに反映されます。