ARライブラリについて理解する
ARライブラリには、Creatorアカウント内のすべてのアプリにおけるARセットが含まれています。ここでARセットの追加や管理が可能です。ARセットにはマーカー型とマーカーレス型のいずれかがあります。
- マーカー型ARセット:このAR種類は画像やマーカーの認識に依存します。マーカーは、デバイスのカメラで認識・処理しやすい特徴的なパターンです。カメラでマーカーをスキャンし、視覚情報がマーカー画像と一致すると、コンテンツがカメラ上に重ねて表示されます。マーカーにはスキャンコードや実際の物体など、現実世界に存在するものも使用可能です。例えば、生徒が教科書内のQRコードをスキャンして、自分のデバイス上でアニメーション化されたコンセプトを表示することができます。
- マーカーレス型ARセット:このAR種類はユーザーにさらに多くのコントロールを提供し、バーチャルオブジェクトをどこに配置するかを選択できます(現実空間にバーチャルな拡張オブジェクトを配置することも含む)。例えば、家具メーカーは顧客が自宅に仮想の家具を配置し、スペースに合うかどうかを確認できるようにすることが可能です。
ARセットとは?
ARセットは、3Dモデルとそれらのマーカーをひとまとめにしたセットです。1つのセット内に複数の3Dモデルを追加することができ、ARライブラリ内には複数のARセットを持つことが可能です。例えば、「交通手段」のARセットには、さまざまな交通手段の3Dモデルや(マーカー型ARセットの場合)そのマーカーを含めることができます。
AR内の要素
- 3Dモデル:AR技術で使用するためにアップロード・最適化されたモデルで、適切なツールやアセットを対応形式で利用します。例えば、ブランドが非接触型で顧客に商品を体験させたり、実際の環境で商品の見え方を可視化する場合、商品をデジタルツインとして作成し、実物に近い質感や動きを重視します。
- マーカー:マーカーは、デバイスのカメラが簡単に認識・処理できる独自のパターンです。
知っておくべきこと
- Creatorアカウントでは、最大50件のARセットおよび各セットにつき50個のモデルまで追加できます。
- ARモデルのファイルサイズは最大30MBまで対応しています。
- 3Dモデルでサポートされているファイル形式は、.gltf、.dae、.obj、.fbx、.stlです。
- 3Dモデルのマーカーでサポートされているファイル形式は、.jpg、.jpeg、.pngです。
- ARセットカードをクリックすると、選択したセット内の3Dモデル、マーカー、その名称が一覧表示されます。
- ARライブラリでARセットの追加、編集、エクスポート、削除が可能です。方法はこちら
- ARセット内の3Dモデルの編集、エクスポート、削除が可能です。また、モデルをセット間で移動することもできます。方法はこちら