キオスクの設定要素

キオスクの設定要素

Zohoコミュニティでは、Zoho CRMのキオスク機能に関するコミュニティ投稿(英語)が公開されています。キオスク機能に関するコミュニティ投稿は、こちらから確認できます。

Zoho CRMのキオスク機能では、特定の処理を行うための専用画面(キオスク)を作成することができます。
 
キオスクを作成するにあたって、以下の3種類の設定要素が用意されています。
  1. 画面
  2. 分岐
  3. 処理
以下では、各セクションについて説明します。

画面

 
画面の要素では、キオスクでユーザーに対して表示する画面を設定できます。画面内にテキストや項目を追加したり、Zoho CRM内のデータや直前の画面で入力されたデータを表示したりできます。また、前後の画面に進むためのボタンも設定することが可能です。ボタンは、キオスクの一連の流れにおける分岐を表します。画面内の項目に入力されたデータをZoho CRMに保存したり、Zoho CRM内のデータを取得して次の画面に表示したりすることができます。以下の画像は、画面の要素の例です。
画面の要素として設定できる内容は、以下のとおりです。

表示要素

テキスト

画面内でテキストを表示できます。ユーザーに対するメッセージや注意事項など、さまざまな内容を入力することが可能です。

クエリー 

キオスクでクエリーを使用すると、必要なデータに自動でアクセスしてデータを取得できます。データを取得するにあたっては、Zoho CRMのAPIまたはCOQL(CRM Object Query Language:CRM内のデータを取得するための構文)を使用します。また、必要に応じて外部サービスのデータを取得することも可能です。クエリーは、画面と分岐の要素で使用できます。

キオスクのデータ

この要素では、Zoho CRMに保存されているデータや、キオスクを通じて作成されたデータを取得し、画面内に表示できます。この要素の種類には、データ取得、データ作成、処理対象のデータがあります。キオスクの設定を簡単に行うのに役立ちます。
 

データ取得

Zoho CRMに保存されているデータを取得し、画面内に表示できます。データの取得元のタブ(親タブ)や、基準データとその関連タブを選択することが可能です。また、データを取得する条件を設定したり、取得したデータを表示する順番を指定したりすることもできます。
データ取得の要素に関する詳細については、以下のキオスクのデータのセクションをご参照ください。

データ作成

キオスクのフローの処理を通じて作成されたデータを取得し、画面内に表示できます。データ作成、データ取得、処理対象のデータの要素に基づく条件を追加し、分岐を設定できます。
 

Zia分析

特定のデータに関するZiaの分析情報を表示できます。表示できる内容は、以下のとおりです。
  1. 項目値の予測
  2. 競合他社の検出
  3. 解約予測
  4. おすすめの次の一手
  5. Ziaスコア
  6. レコメンド
  7. 類似データのレコメンド
  8. 連絡に最適な時間帯

項目

項目の要素では、ユーザーからデータを収集したり、Zoho CRM内のデータや直前の画面で収集したデータを表示したりできます。この項目は、Zoho CRMの項目ではありません。キオスク内でデータを収集/表示するにあたって、項目を詳細に設定できます。設定可能な項目の種類とその設定内容は、以下のとおりです。

項目の種類

差し込み項目

必須にする

ヒントを表示する

表示のみ

その他

テキスト(1行)


差し込み項目が有効な場合

 

テキスト(複数行)

差し込み項目が有効な場合

 

電話番号

差し込み項目が有効な場合

 

数値

差し込み項目が有効な場合

最大桁数の設定可

通貨

差し込み項目が有効な場合

最大桁数、小数点以下の桁数、四捨五入の設定可

真偽値

「標準で有効にする」の設定可

メールアドレス

差し込み項目が有効な場合

 

日付

差し込み項目が有効な場合

 

日時

差し込み項目が有効な場合

 

選択リスト

×

×

選択リストの種類(個別/共通)

複数選択リスト

×

×

 

ユーザー

×

×

 

ファイルのアップロード

×

×

×

複数のファイルのアップロード

小数

差し込み項目が有効な場合

 

割合(%)

差し込み項目が有効な場合

 

URL

差し込み項目が有効な場合


 

ボタン 

画面内にボタンを追加できます。ボタンのラベルやスタイルを設定することも可能です。また、追加したボタンは画面下部の右から左へ、順番に表示されます。キオスクのフロー内の分岐ごとにボタンを作成できます。
メモ
メモ
  1. 1件の画面に追加できる項目の上限は、20件です。
  2. 1件の画面に追加できるボタンの上限は、4件です。
  3. 表示要素や項目は並べ替えることができます。

キオスクの項目 

キオスクの項目では、画面内に追加された項目や処理を通じて生成された項目をまとめることができます。

画面の項目

画面の項目の要素では、直前の画面で収集したデータを表示できます。直前の画面で入力されたデータを参照用に表示したい場合などに役立ちます。

処理の項目

キオスクの処理を通じて収集したデータを表示できます。

 分岐   

分岐の要素では、Zoho CRMの既存のデータまたは直前の画面で入力されたデータに基づいて、キオスクの一連の流れの分岐を設定できます。なお、画面のボタンを使用して分岐を表すことも可能です。ただし、分岐の要素では、画面内で入力されたデータに基づいて、次の画面を自動で表示するように設定できます。この場合、次の画面に進むための条件を指定する必要があります。条件が満たされない場合は、標準の経路が適用されます。

処理

処理は、キオスクを設定するうえでとても重要な要素です。処理の要素では、キオスクの一連の流れにおいて、分岐の要素に進んだ際に自動で実行する処理を設定できます。処理を作成する際には、直前の画面で収集したデータを使用することが可能です。たとえば、直前の画面で入力されたデータをもとに、関数を実行することができます。
 
通常、すべての処理は並行して実行されます。この場合、処理を開始するにあたって、前の段階の処理が完了しているかどうかは考慮されません。キオスクでは、連続処理と呼ばれる処理の実行方法を設定できます。この実行方法では、前の段階の処理が完了した後に、次の処理を実行することが可能です。キオスクの連続処理の設定を有効にするには、[完了待ち]の切り替えボタンを操作します。 

設定可能な他の処理は、以下のとおりです。
  1. 項目の更新
  2. 担当者の割り当て
  3. タグ(タグの割り当て、タグの削除)
  4. メール通知
  5. メモの追加
  6. 活動(タスクの追加、通話の予約、予定の追加)
  7. データの作成(標準の設定、ユーザー入力)
  8. 変換
  9. Webhook
  10. 関数
  11. データを開く
  12. リンクを開く

データの作成 

標準の設定 
キオスクの実行時に、データが自動で作成されます。固定値、または前の段階の画面のデータの値を、指定値として追加する必要があります。事前に対象の値を把握している定期更新や繰り返しのタスクなどの内容に適しています。

ユーザー入力 
キオスクの実行中に、かんたん作成の画面からデータを作成できます。データを作成する際に項目を関連付けたり、統合したりする手間を省くことが可能です。該当のタブ内で新しいデータを作成しようとすると、かんたん作成の画面がポップアップ表示されます。ユーザーは、こちらの画面から値を入力できます。対応を進めながらデータをリアルタイムで作成したい場合に役立ちます。キオスクを実行するにあたって、入力が必要な情報のみを画面上に表示することが可能です。


使用例 

たとえば、営業チームでキオスクを使用しているとします。通話中に、顧客から製品のデモの依頼があったとします。または、顧客からの通話において、問い合わせの詳細を記録したいとします。ユーザー入力によるデータの作成の処理が設定されている場合、通話中に収集した情報をポップアップ画面に入力することで、キオスクの実行中にデータをすばやく作成できます。

ユーザー入力の主な流れ
  1. キオスクの設定画面で[処理]→[データの作成]→[ユーザー入力を使用する]の順に選択します。
  2. 処理名を入力し、タブとレイアウトを選択します。
  3. 実行すると、選択したタブのかんたん作成の画面が表示されます。
  4. 設定するにあたって、使用頻度の高い項目の値を事前入力するように指定できます。
  5. ユーザーは、キオスクの実行中に詳細を直接入力できます。
  6. メモ:ユーザーに対してタブ内のデータの作成権限が許可されていない場合、この手順はスキップされ、該当の値は入力されません。

連続処理

連続処理では、実行中の処理が完了するまで、次の処理の実行を待機させることができます。連続処理を有効にするには、[完了待ち]の切り替えボタンを操作します。このボタンを有効にすると、直前の段階の処理が完了した後にのみ、次の段階の処理が実行されます。無効な場合は、通常どおり処理が平行して実行されます。処理の実行内容やタイミングを管理するのに役立ちます。    

連続処理を有効にすると、直前の段階の処理が完了するまで、次の段階の処理の画面は表示されません。必要に応じて、直前の段階の処理を通じて取得した値を、次の段階の処理の画面に出力できます。

メモ
メモ
  1. 多くの処理において、[完了待ち]の設定は標準で有効になっています。ただし、活動(タスク、通話、予定)、データの作成、Webhook、関数に関する処理においては、手動で有効にする必要があります。
  2. [処理待ち]の設定が無効な場合、直前の段階の処理が完了するのを待たずに次の段階の処理が実行されます。この場合、直前の段階の処理で収集した値を次の段階の処理で使用することはできません。

失敗経路の追加(任意)

キオスクで連続処理を有効にしている場合、必要に応じて処理に失敗したときのための経路を追加できます。この設定は任意です。以下の画像のように、処理の成功時の経路と区別することが可能です。

[完了待ち]を有効にすると、直前の段階の処理に失敗したときのための経路を追加できます。有効にすると、成功失敗の種類の経路が表示されます。両方の場合において、以降の段階の処理を設定します。
メッセージの読み込み
Webhookや関数に関する処理の場合、連続処理の実行中にユーザーに対してメッセージを表示できます。Webhookや関数では、データの出力がリアルタイムで行われますが、データが出力されるまでに時間がかかる場合があります。データが出力されるまでの待機時間中に、ユーザーに対してメッセージを表示することが可能です。
メモ
メモ:キオスクが編集され、要素が更新または削除された場合、処理を通じて出力されたデータは再度取得されません。

関数とWebhookを使用した連続処理

連続処理では、関数を使用できます。関数の出力値を画面、分岐、後続の処理で使用する場合の注意事項は、以下のとおりです。
  1. JSONObjectをテキスト形式で出力する関数を記述します。新しい関数の画面で設定することで、テキスト形式の値を出力できます。
  2. キオスクに処理として追加し、[完了待ち]の設定を有効にします。
  3. 引数の関連付けで、「#」を入力して、キオスクで使用するデータ元を各引数に関連付けます。キオスクの実行中には、引数に実際の値が入力されます。
  4. テストの値を使用してキオスクで処理を実行し、出力値を取得します。テストの値は、この設定時の実行でのみ使用されます。実行時の入力値は使用されません。また、「#」を入力して項目を選択することはできません。
  5. 出力値の関連付けで、各出力値(result.<key>)をZoho CRMの項目に関連付けます。関連付けた値は、画面、分岐、後続の処理で使用できます。
Webhookにおいても、上記と同じ出力値の設定手順(手順4、5)ですが、引数の関連付けではなくWebhookの設定画面を通じてリクエストが送信されます。詳細な手順については、以下で説明します。

関数の引数に対するデータの指定  

関数やWebhookを使用するにあたって、後続の手順で関数やWebhookの出力値を繰り返し使用したい場合について説明します。関数では、引数の関連付けを通じて値が取得されます。各引数を関連付ける際には、固定値やキオスクから取得した値を指定できます。

関数の引数を関連付けるには
  1. 対象の関数を開いて右側のパネルで[引数を追加する]をクリックし、引数の関連付けの画面を開きます。
  2. 各引数の欄で、引数の名前を入力します。
  3. 値の項目をクリックし、「#」を入力します
  4. 差し込み項目の選択画面で、対象のキオスク、データ元(処理対象のデータ、データ取得の結果、Ziaエージェント、前の画面)、項目を選択します。
  5. 各引数で上記の手順を繰り返し、[保存する]をクリックします。
  6. 関数のテストを行い、関数が正しく機能することを確認して、[保存して関連付ける]をクリックします。


ドロップダウンから値を選択するには、「#」を入力します。選択した値は、関数の実行時に使用されます。関数を実行すると、画面やデータの項目に関連付けられている引数に、該当する項目の最新の値が入力されます。名前を入力する代わりに、一覧から項目を選択できます。この画面は、画面やメールテンプレートで使用される差し込み項目の選択画面と共通です。データ元として、データ取得の結果、前の画面、処理対象のデータ、データ作成の結果、Ziaエージェント、ユーザー、組織の項目のいずれかを指定します。

関数の設定後、テストの値を使用して関数を実行します。これにより、キオスクで関数の実行結果を取得し、その結果を項目に関連付けられるようになります。[完了待ち]の設定を有効にして、関数の処理で[実行する]をクリックします。入力パラメーターの画面が開きます。こちらの画面では、「#」を入力して項目を選択することはできません。関数を実行するにあたって、各引数にテストの値を手動で入力します。テストの値と出力値の関連付けの詳細は、以下で説明します。

関数やWebhookの出力値の使用  

後続の手順で処理の出力値を繰り返し使用するには、出力値の形式をキオスクで識別可能な形式(JSONObject)にする必要があります。
  1. Deluge関数では、テキスト(String)または戻り値なし(Void)のみ出力できます。オブジェクトを設計するにあたって、「toString()」のテキストとして出力するようにしてください。
  2. JavaまたはNode.jsの関数では、単一の「basicIO.write()」の処理で「JSONObject」を出力する必要があります。複数の処理を実行すると、エラーが発生する可能性があります。
  3. Webhookでは、有効な「JSONObject」を出力する必要があります。書式なしテキスト、数字、配列は使用できません。
「JSONArray」は、どの階層でも使用できません。出力値に設定したり、出力されたオブジェクト内に配置したりすることはできません。複数の値やデータIDを出力するには、単一の「JSONObject」内でそれぞれの独自のキーを指定します。

response = {
    "recordId_1": "1234567890",
    "recordId_2": "9876543210"
};
return response.toString();


関数の出力値を項目に関連付けるには、新しい関数の編集画面で関数を作成する必要があります。古い編集画面で作成した関数も連続処理で使用できますが、テキストを出力できないため、出力値を項目に関連付けることはできません。

出力値に関連付けるテストの値 

関数から出力された値を項目として利用できるようにするため、キオスクでは設定時に関数を一度テスト実行する必要があります。関数の処理で[実行する]をクリックすると、入力パラメーターの画面が開きます。こちらの画面で、各引数にテストの値を入力します(例:実際のデータID)。

この画面では、「#」を入力して項目を選択することはできません。引数の関連付けとは手順が異なります。
  1. 引数の関連付け(#):実行時における各引数への入力値のデータ元を指定します。キオスクを実行すると、値が動的に取得されます。
  2. 入力パラメーター(テストの値。「#」の項目選択メニューは使用できません):テスト時に処理を実行するための、一度のみ使用される値です。キオスクを通じて、出力値の構造が取得されます。
以下の画像は、キオスクで値のテストを行う際に「#」の項目選択メニューが表示されない例です。

関数が実際に実行されるため、関数の処理によってデータが作成されたり、重複したりする可能性がある旨のメッセージが表示されます。テストの値を入力すると、キオスクを通じて処理が実行され、出力値の関連付けの画面が開きます。こちらの画面には、関数から返された各値が「result.status」などの参照名として表示されます。これらの値を、Zoho CRMの項目の種類とラベルに関連付けます。
テストの値は、この実行時にのみ使用されます。実行時には、引数の関連付けで「#」を使用して関連付けた項目の値が関数に入力されます。出力値の関連付けで関連付けた項目は、「result.status」などの名前で識別できるようになり、後続の画面、分岐、処理で使用できます。
後でキオスクを編集して要素を更新/削除する場合は、もう一度同期します。同期しない場合、処理の出力値は取得されなくなります。

以下の画像は、出力値の関連付けの例です。

キオスクの出力値がない場合の例:



出力値の関連付けが必須の場合の例:


Webhookの設定  

Webhookは、引数の関連付けではなくWebhookの設定画面で設定します。Webhookの設定画面では、以下の内容を入力します。
  1. メソッド:HTTPメソッドです(例:POST)。
  2. 通知先のURL:キオスクを実行する際のエンドポイントです。
  3. 認証方法:一般または外部連携のいずれかを選択します。
  4. ヘッダー、タブのパラメーター、独自パラメーター:リクエストと共に送信するデータです。
  5. ボディ:リクエストのペイロードとその種類です。
Webhookの出力値の関連付けは、上記の関数の出力値の手順と同様に行います。Webhookはリアルタイムで実行されるため、データが重複する可能性があります。キオスクによって、処理の実行前に確認が行われます。


Webhookの出力値の取得方法は、関数の場合と同じです。[完了待ち]の設定を有効にした状態で、Webhookアクションの[実行する]をクリックします。[入力パラメーター]画面が開き、[タブのパラメーター]タブが表示されます。ここで、各パラメーターにテストの値(例:データID)を入力します。関数の場合と同様に、この画面では「#」を入力して項目を選択することはできません。また、ここで入力する値は、この実行時にのみ使用されるテストの値です。続行すると、Webhookが実行され、出力値の関連付けの画面が開きます。画面には、Webhookから返された各値が「result.status」などの参照名として表示されます。それぞれの値に対して、Zoho CRMの項目の種類とラベルを関連付けます。

実行の制限と失敗  

連続処理での関数やWebhookの実行時間の上限は、10秒です。10秒を経過したり、何らかの理由により10秒以内に処理に失敗したりすると、処理に失敗したものとして識別されます。失敗時の経路が設定されている場合、失敗時の経路にフローが移動します。失敗の処理の出力値は、後続の手順で使用できません。本来その処理によって作成されるはずだったデータは、後続の処理では使用できません。

例  

キオスクを通じて、複数の画面から更新に関する詳細を収集し、データを記録するための関数を実行するとします。
  1. 引数の関連付けで、関数に必要な各引数を追加します。各引数に対して「#」を使用して、見込み客IDなどのデータの値は処理対象のデータの項目に、ユーザーが画面で入力した値は対応する画面の項目に関連付けます。
  2. 関数で、「JSONObject」として出力値を設計し、テキストで出力します。例:{"status":"logged","assessmentId":"..."}
  3. [完了待ち]の設定を有効にして、失敗の経路を追加します。関数でエラーが発生したり、上限の10秒に達したりすると、フローは失敗の経路に移動し、再試行の選択画面が表示されます。
  4. 項目として出力値を取得するには、[入力パラメーター]画面でテスト値を入力して処理を実行します。この画面では、[#]を使用して項目を選択することはできません。処理を実行すると、キオスクを通じて出力値が取得され、出力値の関連付けの画面が開きます。こちらには、「result.status」と「result.assessmentId」などの値が表示されます。それぞれに対して、Zoho CRMの項目の種類とラベルを関連付けます。
  5. 実行に成功すると、キオスクを通じてこれらの項目に値が設定されます。次の画面で[処理の項目]を追加し、「result.status」を表示します。
  6. 関数の出力値に応じてフローを分岐するには、分岐の要素を追加して、「result.status」を条件として設定します。この要素により、失敗の経路とは異なる経路が設定されます。失敗の経路では、関数の処理に失敗した際の対応を設定します。分岐では関数の処理に成功した際の対応を設定します。
メモ
トラブルシューティング  
  1. 出力値の項目が生成されない:関数の出力値がテキストの「JSONObject」であり、配列でないことを確認してください。また、該当の関数が新しい関数の画面で設計されていることを確認してください。
  2. 出力値を次の画面で使用できない:出力値の関連付けの画面で値が項目に関連付けられていることを確認してください。たとえば、「result.status」に対応する値をステータス項目に関連付けると、出力値を次の画面や分岐条件で使用できるようになります。
  3. 処理が失敗の経路に移動する:実行エラーが発生していないかどうかを確認してください。また、実行時間が上限の10秒に達していないかどうか、ソケット、スレッド、接続のタイムアウトが発生していないかどうかを確認してください。

キオスクのデータ

キオスクの画面では、ユーザーのデータを収集したり、Zoho CRM内に保存されているデータや直前の画面で収集したデータを表示したりできます。データを収集/取得/表示するにあたって、以下の方法が用意されています。 

処理対象のデータ    

キオスクは、Zoho CRM内のさまざまな場所に配置できます。ただし、以下の場所に配置した場合は、特定のデータのみを取得/表示できます。
  1. データの詳細ページ
  2. タブのデータ一覧ページ(内の各データ)
 この場合、キオスクの画面では特定のデータ(処理対象のデータ)のみを取得/表示できます。上記の場所以外からキオスクにアクセスした場合、処理中のデータには値が表示されません。

データ取得

データ取得の要素では、Zoho CRMに保存されているデータを取得し、画面に表示できます。画面、分岐、処理でこの要素を作成、使用することが可能です。データ取得の要素には、以下の種類が用意されています。
  1. 単一データの表示:1件のデータのみを取得して、画面に表示できます。このデータは、次の画面、分岐条件、処理で使用可能です。
  2. 複数データの表示:選択した条件に基づいて、複数のデータを取得して表示できます。
    1. 単一データの選択:取得した複数のデータのうち、ユーザーは1件のデータのみ選択できます。この項目は、単一データの表示項目が使用されている場所で使用できます。
    2. 複数データの選択:取得した複数のデータから、ユーザーは複数のデータを選択できます。選択したデータは、分岐条件またはメール通知のテンプレートで使用することが可能です。使用するには、メールテンプレートの設計画面で[表]→[データ取得]の順に移動します。
タブのすべてのデータの取得と表示:タブのデータを取得し、データ取得の画面に表示できます。  タブのすべてのデータを表示したり、すべてのデータに対して処理を実行したりする際に役立ちます。


データ取得の要素の画面下部では、ページに表示されているデータ数を確認できます。大量のデータがある場合に、ページの切り替えをすばやく行うことが可能です。

データ取得の画面右上のフィルターアイコンをクリックし、データをすばやく抽出できます。また、設定画面から、選択可能なデータ数の上限を指定することも可能です。指定するにあたって、10~100の値を選択できます。



キオスクでは、データ取得の最初の画面が自動で読み込まれます。画面を手動で更新する必要はありません。キオスクを通じてデータ取得の最初の画面が開くと、ホーム画面、キャンバス、データの詳細ページ、ブループリント、カスタムボタンなどの場所にかかわらず、データがすぐに読み込まれます。

データ作成

データ作成の処理で[完了待ち]を有効にしている場合、新しく作成されたデータを次の段階の処理の画面で使用できます。データ作成のセクションには、次の段階の処理で使用できる新しいデータが表示されます。


分岐の要素におけるデータ作成

分岐の要素を設定する際には、データ取得、処理対象のデータのいずれかに基づいてのみ条件を追加できます。


連続処理が有効な場合、データ作成に基づいて条件を追加し、分岐の要素を設定することも可能です。設定するには、キオスクのデータ(データ取得、処理対象のデータ、データ作成)をクリックし、データ作成を選択して、条件を設定します。


処理の要素におけるデータ作成

キオスクでは、データ作成の要素に基づいて、処理を設定できます。設定するには、対象の処理を選択し、データの種類としてデータ作成を選択します。

たとえば、キオスクを通じて既存のデータを更新したいとします。この場合、項目の更新の処理を設定し、データの種類としてデータ作成を選択し、更新対象の項目を選択します。


同様に、さまざまな処理の要素でデータ作成の要素を使用することが可能です。

差し込み項目

差し込み項目とは、他の項目のデータを参照し、該当の項目の値を表示するための項目です。キオスクで差し込み項目として指定できる項目は、以下のとおりです。
  1. データ取得の項目(Zoho CRMのデータの項目)
  2. 直前の画面の項目
  3. 処理中のデータの項目
  4. データ作成の項目
  5. ユーザーの項目(キオスクにアクセスしているユーザーの詳細)
  6. 組織の項目
 これらの項目は、以下の場所で使用できます。
  1. 画面内:差し込み項目が有効になっている状態で「#」を押すと、項目を選択できます。これにより、画面上に表示するテキストをカスタマイズしたり、参照用にZoho CRMの項目のデータを表示したりできます。
  2. メールテンプレート:メールテンプレートを作成するにあたって、差し込み項目を使用して通知内容をカスタマイズできます。 

クエリー  

クエリーは、Zoho CRMの処理において必要なデータを取得するための機能です。キオスクにおいてクエリーを使用すると、見込み客や顧客のデータを取得し、キオスクの画面で表示したり、分岐の条件に使用したりできます。データを取得するにあたっては、Zoho CRMのAPIまたはCOQL(CRM Object Query Language:CRM内のデータを取得するための構文)を使用します。また、必要に応じて外部サービスのデータを取得することも可能です。キオスクにおいてクエリーを使用できる場所は、以下のとおりです。
  1. 画面:キオスクの画面にクエリーを追加できます。これにより、処理に必要なデータを取得して画面上に表示することが可能です。
  2. 分岐:キオスクの分岐の要素にクエリーを追加できます。分岐の判断に必要な各種データをクエリーから取得し、データの値に基づいてその後の処理を分岐させるように条件を設定することが可能です。なお、分岐の要素でクエリーを用いて条件を設定するには、分岐の要素より前の画面において、クエリーによるデータ取得の設定を追加しておく必要があります。

キオスクの画面にクエリーを追加するには   

  1. キオスクの設計画面で[+]をクリックし、要素を追加します。
  2. [画面]を選択し、[追加する]をクリックします。
  3. [クエリーによるデータ取得]を選択します。
  4. [新しいクエリー]をクリックします。
  5. 一覧から対象のクエリーを選択します。
      
  6. 新しいクエリーを追加するには、[クエリーを追加する]をクリックして詳細を入力します。
    データ元:データの取得元を選択します。Zoho CRMのタブ、またはCOQL(データ取得用の構文)のいずれかを選択できます。独自のデータ元を追加することも可能です。

    情報:クエリーの名前を入力します。なお、API名は自動で入力されます。対象のタブを選択し、必要に応じて関連タブを選択します。その後、項目を選択します。

    条件:データを取得する条件を指定します。

    データ加工処理:JavaScriptを使用してデータを加工/変換する処理を設定できます。内容を入力して、[保存する]をクリックします。

    [詳細設定]の項目で並べ替え条件を追加し、[次へ]をクリックします。
  7. クエリーの選択後、[次へ]をクリックします。表示されるポップアップ画面でクエリーの名前を編集し、データの取得元となる項目を選択します。
  8. [データ設定]の項目で、取得するデータの種類(単一データまたは複数データ)を選択します。[単一データ]を選択する場合、表示する項目を選択して[保存する]をクリックします。
  9. [複数データ]を選択した場合、識別情報を選択します。識別情報とは、複数のデータ元から取得したデータを識別するために使用する項目です。
    この項目をもとに、データを特定することが可能です。そのため、識別情報には重複禁止項目を指定する必要があります(例:見込み客ID、メールアドレスなど)。選択数の上限を入力し、[識別情報]と[表示する項目]を選択して、[保存する]をクリックします。
     

キオスクの分岐の要素にクエリーを追加するには
   

  1. キオスクの設計画面で[+]をクリックし、要素を追加します。
  2. [分岐]を選択し、条件を追加します。
  3. 選択肢から[クエリー]を選択します。
  4. 条件を選択し、[完了する]をクリックします。

クエリーで使用できる項目とその上限

クエリーで表示できる項目数の上限は、全体で100件までです。たとえば、数値の項目を40件使用していて、他の項目(小数、パーセント、通貨)を60件使用している場合、クエリーで他の項目をこれ以上使用することはできません。クエリーで使用できる項目の種類とその上限は、以下の表のとおりです。

クエリーで使用できる項目の種類
上限
テキスト
(1行、メールアドレス、電話番号、複数行、URL、自動番号)
複数行の上限:25件
自動番号の上限:1件
 
100件
数値(小数点なし)
40件
小数、パーセント、通貨
60件
日付
50件
日時
50件
チェックボックス
80件
長整数
35件
暗号化された項目
(暗号化された項目の件数には、数値とテキストの項目(1行、メールアドレス、URL、電話番号)が含まれます)
10件