メールは、顧客対応をはじめとするさまざまなコミュニケーションに欠かせない手段です。Zoho CRMの一括メール送信機能を使用すると、多数の顧客に対して一括でメールを送信して、やりとりできます。また、一括メール送信の予約や、フォローアップメール(ステップメール)の自動送信、送信結果の追跡も可能です。一括メール送信機能のメリットは次のとおりです。
Zoho CRMでは、一括メールをすぐに送信することも、特定の時間での送信を予約することも可能です。たとえば、朝10時に何人かの顧客にメールを送信したいが、重要な会議の予定があるため対応できない場合に、メールの送信予約機能を使用すると、指定した時間にメールを自動的に送信するように設定できます。なお、時間を指定した一括メールの送信予約の件数には、上限があります。また、一括メールの送信対象は、次の3通りの方法で設定できます。
I)標準のデータ一覧(ビュー)を選択して、一括メールを送信/予約する
II)独自に作成したデータ一覧(カスタムビュー)を選択して、一括メールを送信/予約する
III)宛先の抽出条件を設定して、一括メールを送信/予約する
一括で送信したメールが開封された場合、メール内のリンクがクリックされた場合、メールが不達になった場合に、自動処理(項目の更新/タスクの追加/通話の予約)を設定できます。
たとえば、受信者がメール内のリンクをクリックしたときに、関連商品のカタログ送付のタスクを自動で追加するように設定できます。同様に、メールが不達になった場合に、[メール対象外(オプトアウト)]項目を有効として更新するように設定できます。
自動処理の実行条件と設定可能な処理の内容は、次のとおりです。
自動処理を設定するには
一括メールの送信後、同じ対象者に続けて送信するフォローアップメールを予約することが可能です(ステップメールとしても設定できます)。たとえば、訪問のお礼メールを顧客に送信した場合、一括メールを受信または開封した受信者のみに対して、状況伺いのフォローアップメールを自動で送信するように設定できます。フォローアップメールの送信タイミングとしては、特定の日付を指定するか、一括メール送信日からの経過日数を指定することが可能です。
また、条件を設定することで、一括メールの受信者のうち、フォローアップメールを送信しない(除外する)対象者を設定することもできます。たとえば、商品に対する関心がなくなった顧客にはフォローアップメールを送信しないという条件を設定できます。さらに、フォローアップメールの送信時に実行する自動処理を設定することも可能です。
フォローアップメールを追加するには
一括メール送信の概要ページで、設定済み(予約済み)/送信済み/停止中のそれぞれの一括メールの一覧を確認できます。停止中/設定済み(予約済み)の一括メールは、編集することも可能です。それぞれの一括メール送信に対して実行可能な操作は、次のとおりです。
一括メール送信の概要ページで、送信済みの一括メールの統計(送信結果の内訳)を確認できます。メールの統計には、送信済み/不達/到達/開封/未開封/クリック/未クリックのメール数が表示されます。また、統計の各カテゴリーをクリックすると、該当する受信者の一覧を確認できます。
メールの統計を表示するには
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