かんばん表示では、データをかんばん(カード)形式で整理して見やすく表示できます。これにより、データの概要や進捗状況を簡単に確認できます。たとえば、見込み客をステータスごとに分けて表示したり、商談をステージごとに分けて表示したりできます。どこにボトルネックがあるのかを、視覚的に把握するのにも役立ちます。
次の例では、見込み客のデータが現在のステータスに基づいて分類され、売上見込み金額とともに表示されています。一覧表示(ビュー)とかんばん表示の2つの表示方法を比較して見てみましょう。
一覧表示(ビュー)では、すべてのデータが同じ一覧に表示されています。かんばん表示では、見込み客のステータスごとにデータが分類されて表示されています。また、売上見込み金額も、ステータスごとに合計金額が集計されています。このように、かんばん表示では、CRMの情報を分類してひと目でわかりやすく表示できるため、分類ごとの集計情報や問題点を簡単に把握できます。Zoho CRMのかんばん表示には、標準とカスタムの2種類があります。
すべてのタブでかんばん表示を作成できます。かんばん表示を作成するには、次の詳細情報を入力する必要があります:
タブ内では、複数のかんばん表示を作成できます(作成できるかんばん表示の件数は、利用中のプランによって異なります)。
作成時に[分類基準]として指定した選択リスト項目の値に応じて、かんばんの各列にデータが分類されて表示されます。複数のかんばん表示を作成することにより、複数の切り口でデータを分類して表示することが可能です。
かんばん表示 | 列 |
広告宣伝 | イベント用Webサイト、Facebookページのイベント、ソーシャルメディアのグループ、インフルエンサーマーケティング、ランディングページ |
運営管理 | 会場、搬出入、備品管理、参加者の交通手段、予算 |
会場手配 | イベントの要件、イベントの予算、参加者数、場所、会場候補 |
また、[商談]タブでは、たとえば、以下の各項目を分類基準とするかんばん表示を作成できます。
かんばん表示 | 列 |
事業規模 | 大企業、中小企業 |
データ元 | 広告紹介、パートナー経由 |
ステータス | 要件の確認、提案、交渉、受注、失注 |
かんばん表示を作成することで、CRMの情報を分類してひと目でわかりやすく表示できます。かんばん表示は、さまざまなタブで作成できます。
かんばん表示を作成するには
なお、かんばん表示の並べ替えは、操作を行ったユーザーの画面にのみ反映されます。たとえば、かんばん表示「1」、「2」、「3」があり、ユーザーAが「3」→「2」→「1」の表示順に並べ替えた場合でも、ユーザーBの画面には反映されません。ユーザーBは、ユーザーAとは異なり、「2」→「1」→「3」などの表示順に並べ替えることが可能です。
タブにかんばん表示を作成した後、要件に応じて、設定を編集できます。
かんばん表示の設定を編集するには
かんばん表示では、データを分類/整理して表示できるだけでなく、データに対して操作や処理を実行することも可能です。それぞれについて見てみましょう:
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
日々の営業活動を効率的に管理し、導入効果を高めるための方法を学びましょう。