評価管理とは
[評価]タブには、画面左側のメニューからアクセスできます。ここでは、評価項目/資格・スキル/目標/コンピテンシーといった評価管理に関する情報を一元管理できます。
評価管理メニューへのアクセス
画面左側のメニューで、[評価]タブをクリックします。
評価管理に関する用語集
目標とは
[目標]タブには、業務を合理化し、業績を向上するため、達成が求められる組織の目標が表示されています。目標を設定する際は、「SMART」の法則に則り、Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Related(関連性あり)、Time-bound(期限が明確)の5つの基準を満たしていることが望ましいとされています。また、上司はあなたの目標を設定することもできます。
評価項目とは
評価項目は、職務および組織の目標を達成するために不可欠な業務内容やタスクを示したものです。また、明確かつ具体的で、測定可能であり、継続的に取り組めるものである必要があります。目標は、評価項目に関連付けることができます。
フィードバックとは
この機能を利用すると、自分の意見やフィードバックを共有できます。フィードバックには、同僚同士の評価、上司から部下への評価、360度評価といったさまざまな評価方法があります(組織の設定に基づきます)。
資格・スキルとは
資格・スキルとは、従業員が業務を行うために必要な特定の能力を表します。たとえば、会計資格やプログラミング言語です。資格・スキルは、さまざまな分野に分類され、業績の評価に利用されます。
コンピテンシーとは
コンピテンシーは、知識、スキル、能力、個人属性を組み合わせたものです。従業員の能力を向上させるのに役立ちます。
要旨とは
要旨とは、最終評価を行うにあたって評価者が従業員の業績を把握するための質問表です。
従業員が利用できる機能や、各組織で使用される評価手法は異なる場合があります。たとえば、従業員が自分で目標を追加できる組織もあれば、そうではない組織もあります。
評価管理の機能へのアクセス
評価管理の機能は、[評価]タブから利用できます。
評価項目の表示
[評価]→[自分のデータ]→[評価項目]の順に移動します。
評価項目の情報を確認できます。組織によっては、各評価項目に対して異なる重み付けが設定されていることがあります。また、[…](その他)アイコンをクリックすると、評価項目の履歴をエクスポートおよび表示する機能を利用できます。
評価項目にカーソルを合わせると、コメントを追加する画面が表示されます。この機能を使用して評価項目に関する所感を共有できます。
一部の組織では、従業員が自分に対して評価項目を関連付けることを許可している場合があります。この機能が利用可能な場合、[評価]→[自分のデータ]→[評価項目]に移動し、[評価項目のタグ付け]をクリックして、新しい評価項目を自分自身に関連付けることができます。
資格・スキルの表示と関連付け
[評価]→[自分のデータ]→[資格・スキル]の順に移動します。また、[資格・スキルのタグ付け]をクリックすると、新しい資格・スキルを自分に関連付けることができます。[…](その他)アイコンをクリックし、[資格・スキルをエクスポートする]をクリックすると、資格・スキルをエクスポートすることが可能です。
資格・スキルは、業務を行うために必要な特定の能力を表します。 資格・スキルは、上司が追加することもできます。各資格・スキルにはレベルが関連付けられています。各資格・スキルのレベルは、上司が手動で上げるか、Zoho Peopleの学習管理でスキルを完了することで上げることができます。
一部の組織では、スキルのレベルアップを申請できるレベルアップ申請の機能を利用できます。レベルアップ申請は、上司によって承認される必要があります。また、コース修了証明書などの関連書類が必要になる場合もあります。
資格・スキルの関連付け
資格・スキルを関連付けるには、[評価]→[自分のデータ]→[資格・スキル]→[資格・スキルのタグ付け]をクリックします。ドロップダウンを使用して分野を選択し、関連付ける資格・スキルのチェックボックスにチェックを入れます。最後に、[保存する]をクリックします。
目標の表示と追加
目標は、測定可能な指標です。業績評価上のターゲットとして識別され、従業員の働きを評価する際に使用されます。
目標を表示するには、[評価]→[自分のデータ]→[目標]に移動します。
表示される目標を変更したり、フィルターを適用して表示される目標をさらに絞り込んだりすることもできます。
[…](その他)アイコンをクリックすると、エクスポート、評価目標の履歴の表示、印刷、アーカイブ済みの一覧の表示などのメニューを選択できます。
新しい目標の追加
新しい目標を追加するには、[評価]→[自分のデータ]→[目標]に移動し、[目標を追加する]をクリックします。
目標名を入力し、開始日と終了日、優先度、重み、完了率を選択する必要があります。
管理者は、評価プロセスにおいて、該当する期間内に目標を設定し業績を評価できます。
目標を業務に関連付けることができます。
この操作を行うには、
[評価]→
[自分のデータ]→
[目標]の順に移動し、目標一覧にカーソルを合わせて
[業務を追加する]をクリックします。業務についての詳細は、
こちらをご参照ください。
業務とは
業務とは、従業員が自分自身に割り当てた、または組織によって従業員に割り当てられたタスクを指します。目標は、
業務に関連付けることができます。また、業務は
プロジェクトに関連付けることが可能です。
コンピテンシーの表示
コンピテンシーとは
コンピテンシーは、知識、スキル、能力、個人属性を組み合わせたもので、従業員の能力を向上させるのに使用する行動特性です。コンピテンシー評価の具体例としては、分析力、人脈、コミュニケーション能力、人材管理能力などが挙げられます。上司は、従業員のスキルに基づいて、従業員に対してコンピテンシーを関連付けることがあります。
コンピテンシーを表示するには、[評価]→[自分のデータ]→[コンピテンシー]の順に移動します。
[…](その他)アイコンをクリックすると、[エクスポートする]および[評価コンピテンシー]が表示されます。
フィードバックの依頼、送信、表示
従業員フィードバックシステムでは、従業員は、自身の業績、強み、改善点を確認できます。従業員に対して、成績や成果に応じたポイントを付与できます。
フィードバックを依頼したり、送信したりできます。また、受領済みフィードバックや入力済みフィードバックを表示できます。
Zoho Peopleにはさまざまなフィードバックの方法や機能があり、組織の設定によって異なります。
フィードバックの依頼
フィードバック依頼システムを使用すると、組織内の従業員から、自分または部下についてフィードバックを依頼できます。
フィードバックを依頼するには、以下の手順を実行します。
- [評価]→[自分のデータ]→[フィードバック]に移動し、[申請]をクリックします。

- フィードバックを依頼する相手を[自分]または[部下]から選択します。
- フィードバックが必要な従業員を選択します。
- フィードバック依頼の理由を入力します(任意)。
- [申請を送信する]をクリックします。
該当する従業員には、フィードバックを提供するよう通知が送信されます。
フィードバック依頼への対応
ホームページから、[評価]→[フィードバック]に移動し、[表示する]をクリックして、回答待ちの依頼を表示し、[入力する]をクリックして、その従業員に関するフィードバックを送信します。
また、通知アイコンをクリックして、回答待ちのフィードバック依頼を確認し、フィードバックを提供することもできます。
フィードバックの提供
部署の同僚に対するフィードバック(同僚同士のフィードバック)
組織で同僚同士のフィードバックを有効にした場合、従業員は、上司以外の同じ部署のメンバーにフィードバックを送信できます。同僚に対するフィードバックやコミュニケーションは、組織の成長に役立ちます。
部署のメンバーに関するフィードバックを共有するには、検索バーで該当のメンバーの名前を検索し、[フィードバック]タブに移動して[フィードバックを入力する]をクリックします(匿名でフィードバックを送信するには、[匿名]チェックボックスをオンにします)。
上司や従業員に関するフィードバックの提供(360度フィードバック)
360度フィードバックが組織内で実施されると、従業員は他の従業員に対してフィードバックを送信することが可能になります。このようなフィードバックでは、従業員が上司に対しても意見を提供できるため、組織内に健全な環境が育まれます。360度フィードバックを共有する手順は、部署の同僚にフィードバックを共有する場合と同じです。
検索バーを使用して、フィードバックを共有する従業員の名前を検索し、[フィードバック]タブに移動して[フィードバックを入力する]をクリックします。
また、[評価]→[自分のデータ]→[フィードバック]に移動し、[フィードバックを入力する]をクリックして、組織内の従業員に関するフィードバックを提供することもできます。
受領済みフィードバックと入力済みフィードバックの表示
受領済みフィードバックと入力済みフィードバックを表示するには、[評価]→[自分のデータ]→[フィードバック]タブに移動します。[受領済みフィードバック]または[入力済みフィードバック]をクリックします。
また、[フィードバック]タブの下の従業員のプロフィール画面で、その従業員に対する他の従業員からのフィードバックも確認できます。
多面的評価のフィードバック
多面的評価のフィードバックを使用すると、チーム外の従業員にフィードバックを提供できます。通常、従業員が組織内の他のチームと密接に連携している場合、そのフィードバックは全体的な業績を評価する上で重要になります。
多面的評価のフィードバック機能は、評価プロセスの一部として多面的評価のフィードバックが有効になっている場合にのみ利用可能です。
多面的評価者を選択するには、以下の手順を実行します。
- 多面的評価者を選択するには、[評価]→[自分のデータ]→[多面的評価者の選択]タブに移動します。
- 該当する評価期間において、ドロップダウンから組織内の従業員を選択し、評価の種類を指定し、コメント欄にこの従業員を選択した理由を追加します。
- 最後に[承認用に送信する]をクリックします。
評価者が承諾すると、選択した多面的評価者がフィードバックや評価を共有できるようになります。
評価に関するフィードバックの共有
評価が完了し、上司が評価を公開した後、[フィードバックを共有する]を使用して、その評価について自分の意見を伝えることができます。 評価に関するフィードバックを共有するには、以下の手順を実行します。
- [評価]→[自分のデータ]→[評価データ]に移動します。
- [評価の履歴]タブに移動します。
- [フィードバックを共有する]をクリックします(このメニューは、組織がフィードバックを許可している場合にのみ表示されます。評価の履歴の一覧にカーソルを合わせると、この機能が利用可能かどうかを確認できます)。
自己評価の送信
組織では、自己評価は総合評価プロセスの重要な側面のひとつです。従業員が自分の業績をどのように評価しているかの入力は、従業員を評価し、総合的な業績評価を行う際に記録され、考慮されます。
自己評価の機能は、組織の評価サイクルに自己評価が含められている場合にのみ利用可能です。自己評価は、自己評価期間中にのみ実行できます。
自己評価を送信するには、以下の手順を実行します。
- [評価]→[自分のデータ]→[評価データ]→[自己評価]タブに移動します。
- 現在適用されている評価プロセスに対して、[自己評価を追加する]をクリックします。
- 組織が評価プロセスを設定した方法に応じて、各評価項目、目標、コンピテンシーなどに対して評価/スコアを送信する必要があります。
- コメントを追加し、該当しない内容には、[該当なし]を選択します。
- 左側にあるメニューを使用して、各評価ページ間を移動できます。
表示される最終スコアを確認します(最終スコアは、重み付けにも依存します)。
- [送信する]をクリックします。
継続的評価の自己評価を送信するには、[評価]→[継続的評価]→[自己]タブに移動します(該当する従業員に対して、該当する期間に継続的評価機能を使用している組織でのみ表示されます)。
継続的評価とは
継続的評価は、評価プロセスと連動して繰り返し実施する評価です。年間を通した評価を行うことができます。継続的評価は、目標、評価項目の詳細、コンピテンシー、評価の問題の機能と合わせて設定することも可能です。この方法は、リアルタイムでの改善、目標の整合、継続的な成長を促進します。継続的評価には、自己評価も含めることができます。
送信した自己評価は、評価者が業績を評価する際に使用され、同じ指標に対する評価者の評価に影響を与える場合があります。
資格・スキルのマトリクス表
Zoho Peopleの資格・スキルのマトリクス表とは?
Zoho Peopleの資格・スキルのマトリクス表を使用すると、職務要件に関連するスキルを追跡および評価し、スキル開発や業績向上が必要な分野を特定できます。
Zoho Peopleのスキルのマトリクス表の目的は、従業員のスキルを職務上の役割と照らし合わせて評価し、業績評価やスキル開発が必要な部分を特定することです。
資格・スキルのマトリクス表でのスコアを確認するには
[評価]→[資格・スキルのマトリクス表]→[部下]タブに移動します。
数字は、表示されているスキルに対する従業員のスコアを示しています。
スコアをクリックすると、選択したスコアのスキルのみを表示できます。たとえば、得意なスキルを知りたい場合は、大きい数字をクリックします。逆に、苦手なスキルを知りたい場合は、小さい数字をクリックします。
自分のスキルと他の従業員のスキルとの比較
[評価]→[資格・スキルのマトリクス表]→[組織]タブに移動します。
たとえば、特定のスキルについて、同じスキルを持つ他のすべての従業員と自分を比較するには、[スキルを選択する]をクリックしてスキルを選択し、従業員は未選択のままにして、[検索する]をクリックします。
評価管理レポートの表示
目標、資格・スキル、受領済みフィードバックレポート、評価レポートなどの業績レポートを表示するには、[レポート](画面左下の円グラフアイコン)に移動し、対応するレポートを選択します。一部のレポートでは、表示方法を切り替えたり、レポートをエクスポートしたりするためのメニューを利用できます。