評価プロセス

評価プロセス

Zoho Peopleの評価プロセス機能を使用すると、一定期間における従業員の業績を評価できます。評価項目、目標、コンピテンシー、評価の質問といった評価パラメーターに基づいて、従業員の貢献度を評価できます。また、従業員のスキルレベルを評価したり、評価期間中に完了した学習管理コースの実績を把握したり、継続的評価の評点を評価に反映させたりすることもできます。
メモ
  1. 評価プロセスを作成する前に、組織の評価管理サービスが設定されていることをご確認ください。評価管理には、[評価項目][目標][資格・スキル][コンピテンシー]といった評価方法の設定が含まれます。さらに、[給与][評価テンプレート][評価]、[総合学習]、[継続的評価]などの評価方法も、必要に応じて設定/有効化できます。設定の詳細については、「評価管理の設定(概要)」をご参照ください。
  2. 評価を実施する際、評価項目、目標、コンピテンシー、資格・スキル、評価の質問など、該当する業績評価パラメーターが従業員に関連付けられていることをご確認ください。評価パラメーターを関連付けるには、[処理]→[評価]→[メソッド]の順に移動します。詳細については、「評価管理の処理(概要)」のヘルプ記事をご参照ください。
評価プロセスの管理に関するヘルプ動画:

評価プロセス

評価プロセスとは、特定の期間における従業員の業績を組織が評価することを意味します。自己評価、上司による評価、フィードバックのセッション最終評価が含まれます。Zoho Peopleでは、従業員の業績を評価する期間を自由に設定できます。
メモ
年次評価に対応した継続的評価
  1. 従業員の評価を年に1回だけでなく、毎月、四半期ごと、半年ごとなど、定期的に実施できます。これにより、フィードバックの品質と年次評価の精度が向上します。
  2. 継続的評価を有効にすると、定期的な評価のスコアを最終評価の際に参照できます。評価期間内に実施された継続的評価は、評価ページに一覧表示されます。

評価プロセスの作成

Zoho Peopleで評価プロセスを作成する方法について説明します。この手順に従って評価プロセスを設定するため、すべての評価方法を事前に有効にしてあります。また、組織のニーズに応じて評価方法と評価の条件を選択して、評価プロセスを設定できます。

評価プロセスを実行するには
  1. [処理]→[評価]→[評価]→[評価プロセス]の順に移動して、[評価プロセスを追加する]をクリックします。
  2. 独自の評価プロセスを作成するには、[新しい評価プロセスを作成する]をクリックします。 
    メモ
    Zoho Peopleでは、評価プロセスを効率よく作成するために3つの評価テンプレートが用意されています。
    [自己評価][上司による評価]を含む年間評価(昇給)
    [自己評価]、[多面的評価][上司による評価]を含む年間評価(自己評価と多面的評価)
    [自己評価][上司による評価]のみを含む年間評価(自己評価と他己評価)
    必要なテンプレートの[適用する]をクリックすると、選択したテンプレートの評価方法に基づいて評価プロセスが作成されます。
    評価テンプレートを設定するには、「評価テンプレートの設定」をご参照ください。
  3. [新しい評価プロセスを作成する]セクションで、[自己評価]、[多面的評価]、[上司による評価]といった評価方法の中から、組織のニーズに応じて適切な方法を選択します。また、会社の規定に合わせて、[評価調整]や[昇給]などの評価後に実行するプロセスを有効化して設定することもできます。メモ評価プロセスの設定は、組織のニーズに応じてカスタマイズ可能です。本記事では、各セクションや機能の設定方法を順を追って説明します。 

  4. 必要な機能を選択したら、[作成する]をクリックします。
    [評価プロセスを追加する]画面が表示されます。こちらで評価プロセスを詳細に設定できます。以下では、各セクションの設定について順を追って説明します。

1.基本情報

[基本情報]のセクションで、以下の設定を行います。
  1. 評価プロセスの名前を入力します。例:「2024年の年間評価」。
  2. 従業員を評価する期間を選択します。
  3. 必要に応じて、評価プロセスに関するメモを入力します。
  4. この評価プロセス用のガイドラインの書類を参照用に添付します。
  5. 続けるには、[次へ]をクリックします。

2.適用条件

[適用条件]のセクションでは、この評価プロセスの適用条件を設定します。
  1. 入社日に基づいた評価対象者の選択:
    評価プロセスの対象者を、入社日に基づいて選択できます。たとえば、特定の日付までに入社した従業員や、特定の月に入社した従業員のみを含めることができます。
  2. 従業員の種類に基づいた評価対象者の選択:
    この評価の対象となる従業員の種類を選択します。組織の規定に応じて、正社員、契約社員、その他の雇用の種類から選択できます。

  3. 従業員の給与の通貨に基づいた評価対象者の選択:
    組織で複数の通貨の種類を使用している場合は、特定の通貨の種類で給与が支払われる従業員を選択できます。これにより、指定した通貨の種類で給与が支払われる従業員のみが評価対象となります。
  4. 役職に基づいた評価対象者の選択:
    評価プロセスの対象となる役職や職位を選択します。これにより、組織内の該当する役割に合わせて評価プロセスを調整できます。
  5. 従業員の[場所]、[役割]、[部署]、[独自の日付の項目][勤続年数の合計]に基づいて適用条件を設定します。
  6. 適用条件の設定が終わったら、[次へ]をクリックします。

3.自己評価

自己評価とは、自分の業績を自分で評価するプロセスです。

[自己評価]セクションで、以下の設定を行います。
  1. 従業員による自己評価で必要な[量的パラメーター]と[質的パラメーター]を有効にします。[量的パラメーター]を有効にした場合、[評価]と[コメント]は初期設定で有効になっています。無効化するには、チェックを外します。必要に応じて、評価やコメントを必須項目として設定することもできます。

  2. [自己評価テンプレート]セクションでは、評価対象者が記入する必要がある自己評価の問題や、その他の関連内容を含むファイルをアップロードできます。対応しているファイル形式は.PDF、.DOCX、.XLSです。

    メモ
    評価対象者は、ファイルをダウンロードし、回答を記入した後、自己評価ページでファイルを再度アップロードする必要があります。


  3. [プレビュー]アイコンをクリックすると、従業員による自己評価を確認できます。

  4. [フォームを編集する]アイコンをクリックすると、自己評価フォームを組織のニーズに合わせてカスタマイズできます。

  5. 続けるには、[次へ]をクリックします。

4.多面的評価

多面的評価とは、一緒に勤務する他のチームメンバーから受け取ったフィードバックです。 
  1. 多面的評価に必要な[量的パラメーター]と[質的パラメーター]を有効にします。[量的パラメーター]を有効にした場合、[評価]と[コメント]は初期設定で有効になっています。無効化するには、チェックを外します。必要に応じて、評価やコメントを必須項目として設定することもできます。
  2. 画面右上にある目のアイコンをクリックすると、評価者の視点から多面的評価をプレビューしたり、組織のニーズに合わせて多面的評価のフォームをカスタマイズしたりできます。


  3. [多面的評価の種類に関して評価要素の選択を有効にする]を有効にし、必要な評価要素を選択します。多面的評価のフィードバック中は、上記で選択した評価要素のみ利用可能です。


  4. [標準で部下を評価者として追加する]の設定を有効にすると、部下が多面的評価者として自動的に追加されます。
  5. [マネージャー]、[上級担当者]、[下級担当者]、[同僚]などの役割から、部下の多面的評価者の種類を選択します。
  6. 評価者を選択可能なユーザーを選択します。
    ・従業員と直属の上司が評価者を選択できます。
    ・直属の上司のみが評価者を選択できます。
  7. 多面的評価者の選択に承認が必要な場合は、その承認プロセスを設定します。承認の設定の詳細については、「承認の概要と利用例」をご参照ください。
  8. [評価者に自己評価の表示を許可する]の設定を有効にすると、評価者が従業員の自己評価データを表示できるようになり、より適切なフィードバックを提供できます。 
  9. 続けるには、[次へ]をクリックします。

5.上司による評価

上司による評価とは、この評価プロセスに対して選択した評価者によるフィードバックの最後の段階を表します。 
  1. 上司による評価に必要な[量的パラメーター]と[質的パラメーター]を有効にします。[量的パラメーター]を有効にした場合、[評価]と[コメント]は初期設定で有効になっています。無効化するには、チェックを外します。必要に応じて、評価やコメントを必須項目として設定することもできます。
  2. 画面右上にある目のアイコンをクリックすると、評価者の視点から上司による評価をプレビューしたり、組織のニーズに合わせて業績評価フォームをカスタマイズしたりできます。
  3. [評価者]セクションで、評価者を追加します。
  4. 必要に応じて、[最終段階の評価においてのみ、評価の承認を有効にする]を有効にします。詳細については、「承認の概要と利用例」をご参照ください。
  5. 続けるには、[次へ]をクリックします。

6.コース

業績評価プロセスに含まれる学習管理システム(LMS)コースは、評価基準とともに、従業員の学習の進捗状況を包括的に表示します。有効にすると、評価期間内に従業員に割り当てられたコースとその完了状況が、評価ページ内に表示されます。さらに、評価者は、スキルギャップを解消するコースや、キャリア開発を支援するコースを推薦できます。

必要に応じて、以下の機能を選択します。
  1. コースと進捗状況を表示する
  2. コースの提案を許可する
  3. 続けるには、[次へ]をクリックします。

7.評価

[評価]セクションで、以下の設定を行います。
  1. この評価プロセスにおける評価の種類と値を定義します。[星]/[数字]/[テキスト]/[個別指定]を設定します。また、「適用対象外」の設定を含めるかどうかを指定したり、コメントの文字数を設定したりできます。


  2. 評価の範囲の最大値/最小値を設定し、必要に応じて評価の変更権限に関する設定を選択します。
  3. [評価要素の重み]を有効にして全体の評価に対する相対的な重要度を設定し、[詳細設定]セクションで必要な詳細設定を選択します。
  4. 続けるには、[次へ]をクリックします。

8.評価調整

組織全体の評価分布に応じて、従業員の評価を調整するプロセスです。ベルカーブ(正規分布)に当てはめるこのプロセスでは、組織全体の評価を標準化します。理想的な評価分布を定義することで、業績評価の一貫性と公平性を高め、従業員の成果をレベル(上位、平均、下位)別に効率よく識別できます。

[評価調整]セクションで、以下の設定を行います。 
  1. この評価プロセスに適用する、従業員の業績評価の配分を設定します。たとえば、次のように評価を配分します。
    大変良い:10%:評価対象の従業員のうち、10%のみが「大変良い」と評価されます。
    良い:20%:評価対象の従業員のうち、20%のみが[良い]と評価されます。
    普通:40%:評価対象の従業員のうち、40%のみが「普通」と評価されます。
    あまり良くない:20%:評価対象の従業員のうち、20%のみが「あまり良くない」と評価されます。
    良くない:10%:評価対象の従業員のうち、10%のみが「良くない」と評価されます。

  2. 続けるには、[次へ]をクリックします。

9.昇給

昇給とは、従業員の給与を引き上げることを指し、通常は業績評価プロセスの過程で決定されますが、別途実施することもできます。このプロセスでは、一定期間における従業員の業績、貢献、成績を評価します。この評価に基づいて、給与調整に関する決定が行われます。

[昇給]セクションで、以下の設定を行います。
  1. 昇給の評価者を選択します。
  2. 必要に応じて昇給の承認プロセスを設定します。
  3. [評価者によって提案された役職の変更内容を含める]を有効にします。
  4. 昇給の対象となる従業員の合計と給与総額を確認できます。
  5. [すべての従業員に共通の昇給率]/[独自のルールに基づく昇給]のいずれかを選択します。
    ・共通の昇給率を適用する場合、この評価プロセスにおける従業員共通の昇給率を定義します。
    ・独自のルールに基づく昇給を適用する場合、ルールに必要なパラメーターを選択し、設定します。たとえば、評価に基づく昇給ルールを作成し、評価の内容に応じて昇給率を定義できます。また、いずれのルールにも該当しない従業員に対しては、標準の昇給率を設定できます。
  6.  この評価プロセスにおける昇給の合計額と昇給後の給与の予定額を確認できます。
  7. この評価プロセスでは、昇給の最大偏差の制限を有効にできます。昇給の合計最大偏差率(%)は、この上限以下にする必要があります。
  8. 昇給の設定が終わったら、[次へ]をクリックして次に進みます。

10.公開設定

[公開設定]セクションで、以下の設定を行います。 
  1. [評価の公開方法]で[手動]または[自動]のいずれかを選択します。
    手動[公開する]ボタンをクリックすると、評価が公開されます。
    自動:評価は、設定した日時に自動的に公開されます。公開日時は[期間の設定]セクションで設定できます。
  2. 評価の公開時に評価対象者と共有する必要がある業績評価の項目を選択します。

  3. 結果を共有できるユーザーを選択します。標準では管理者が評価結果を公開し、従業員に共有できますが、必要に応じて最終評価者直属の上司を選択することもできます。
  4. また、フィードバックの共有機能を選択することで、評価プロセスに関するフィードバックの共有を従業員に許可することもできます。
  5. 評価の公開の設定が終わったら、[次へ]をクリックして次に進みます。

11.評価通知書と電子署名

[評価通知書と電子署名]タブでは、最終評価の公開時に評価対象者に評価通知書を送信するプロセスを設定できます。
情報
電子署名用の評価通知書を送信するには、評価の設定で電子署名を有効にしてください。 「電子署名:評価通知書」をご参照ください。
[評価通知書]セクションで、以下の設定を行います。
  1. [評価通知書を有効にする]を有効にして、評価対象者に評価通知書を送信するための設定を行います。
  2. 必要な設定を選択します。
    1. 評価が公開されたら自動的に評価通知書を送信する
    2. 評価が公開されたら手動で評価通知書を送信する

      情報
      評価通知書は、最終評価が公開された時点で送信され、従業員用ファイルに自動的に保存されます。
  3. [電子署名の設定]を有効にすると、最終評価が公開され次第、電子署名用に評価通知書が送信されます。
  4. 文書名を入力します(例:「2024年の評価通知書」)。
  5. 差し込み文書テンプレートで作成済みの評価通知書テンプレートを選択します。
  6. 画面上の[こちらをクリック]をクリックして[差し込み文書テンプレート]のページに移動し、組織用に評価通知書テンプレートを設定できます。
    情報
    差し込み文書テンプレートの設定については、「Zoho Peopleにおける差し込み文書テンプレート機能」をご参照ください。
  7. 電子署名の受信者を選択します。受信者は3人まで選択できます。電子署名は、選択した順番に開始されます。

12.期間の設定

[期間の設定]セクションでは、評価プロセス期間全体と、評価プロセスの各段階の期間を指定することで、タイムリーな評価プロセスが可能になります。
メモ
  1. 自己評価、多面的評価、上司による評価、昇給、評価の公開の各期間は、評価プロセスの期間内に収まるように設定してください。
  2. 昇給データの反映日は、昇給期間よりも後にしてください。
  1. 評価の実施期間を選択します。これは、評価プロセスを開始してから完了するまでの総期間です。決められた期間内で評価プロセス全体が行われるようにします。
  2. 自己評価の期間を選択します。 これは、従業員が自己評価を完了すべき期間です。 
  3. 多面的評価者の選択期間とフィードバック期間を選択します。これは、多面的評価者を選択する期間と、多面的評価者によるフィードバックの期間です。

  4. 上司による評価期間を選択します。従業員に対する上司による評価を完了するための期間です。
  5. 評価調整の期間を選択します。これは、組織の標準的な評価分布に合わせて従業員の業績評価を調整するための期間です。
  6. 昇給期間を選択します。これは、給与の増額が提案、評価、最終決定されるまでの期間です。

  7. 昇給データの反映日を選択します。これは、承認された昇給の詳細が従業員の給与データに反映される日付です。 
  8. 評価の公開期間を選択します。これは、最終的な業績評価が公開され、従業員に正式に公開されるまでの期間です。
メモ
以下の画像では、2024年の年次評価プロセスの日付を入力しました。2024年1月1日から2024年12月31日までの期間([基本情報]タブの評価期間に基づく)における従業員の業績パラメーターを評価の対象とします。評価プロセスは2025年1月から2月にかけて行われ、2024年の業績が評価されます。
評価プロセスの設定が終わったら、[送信する]をクリックします。これで評価プロセスが作成され、[有効なプロセス]タブで利用できるようになります。

有効なプロセス

評価プロセスを作成したら、[処理]→[評価]→[評価]の順に移動し、[有効なプロセス]タブを選択することで、評価プロセスを管理できます。こちらでは、すべての有効な評価プロセスを表示できます。継続的評価に基づく評価プロセスは、バナーで強調表示されます。さらに、各プロセスの評価対象者の総数を確認したり、ユーザーを追加/除外して管理したり、評価の設定を編集したりできます。

プロセスの開始

継続的評価に基づく評価プロセスを開始するには、[プロセスを開始する]をクリックします。この操作により、評価プロセスが正式に開始され、設定どおりに評価が進められるようになります。


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                                    [評価]タブで電子署名機能を有効にすると、評価プロセスの評価を公開後、電子署名のために評価対象者に評価通知書を送信できます。これにより、評価および昇給の詳細(該当プロセスに組み込まれている場合)を正式に通知できます。 評価通知書の電子署名の有効化 [評価]タブで電子署名機能を有効にするには、Zoho Peopleで少なくとも1つの電子署名連携を設定する必要があります。電子署名連携の詳細については、「電子署名サービスとの連携」をご参照ください。 評価通知書の電子署名を有効にするには ...
                                  • 継続的評価メニュー

                                    継続的評価を使用することで、組織は、従業員の成果を定期的に評価し、役割や担当業務における進捗状況を追跡できます。従来の年次評価/半期ごとの評価とは異なり、継続的評価はより動的かつ頻繁に行われるため、適切なタイミングでのフィードバック、軌道修正、成果の確認が可能になります。 Zoho Peopleにおける継続的評価メニューでは、従業員とその評価者が、評価プロセス中の従業員に適用される評価パラメーター(評価項目、目標、コンピテンシー、評価の質問)に基づいて評価します。 ...

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