テスト環境(サンドボックス)でのキャンバス機能の利用
キャンバス機能を利用すると、データの一覧ページや詳細ページのデザインを、見やすく、使いやすいようにカスタマイズできます。カスタマイズにあたっては、各ページにどの項目の情報を、どのようなスタイル(色、サイズ、形状、配置)で表示するかを詳細に指定することが可能です。組織内の業務の現状に合わせて、最適なデザインを設定することにより、ユーザーの業務効率をアップできます。
しかし、本番環境でいきなりページのデザインを変更すると、後で何度も修正が必要となる場合もあり、結果的にユーザーの混乱を招く可能性があります。そのため、変更の際には、問題がないかどうかを事前に少数のユーザーで検証する必要があります。
Zoho CRMでは、テスト環境(サンドボックス)を利用して、デザインしたページが実際にどのように表示されるかを事前に確認できます。これにより、一部のユーザーのみで検証を行い、必要な修正を行った上で、変更内容を本番環境に適用できます。これにより、組織のユーザーは新しいデザインにスムーズに移行することが可能です。
関連情報:
キャンバスを使用したデータ詳細ページのカスタマイズ
キャンバスを使用したデータ一覧ページのカスタマイズ
サンドボックス(テスト環境)の概要
活用例
ある企業では、営業活動の効率化のためにZoho CRMを利用しています。最近、特定のチームに属するユーザーから、Zoho CRMのデータの一覧ページや詳細ページで、業務に必要な情報をすばやく確認するのが難しいという悩みが聞かれるようになりました。
このような悩みの背景には、タブに保存されているデータの量の増加や、項目の種類の増加がありました。あらゆる種類の情報が無造作に表示されると、業務に必要な情報を取得するのに時間がかかります。そのため、Zoho CRMの組織の管理者は、各チーム(営業、マーケティング、顧客サポート、財務、法務)の代表者から要望を聞き出した上で、キャンバス機能を利用してデータの一覧ページと詳細ページをカスタマイズすることにしました。
管理者は、テスト環境(サンドボックス)を作成し、キャンバス機能を利用して、各ページのデザインの編集作業を行いました。その後、編集作業が完了したら、テスト環境を通じて、該当のページの使いやすさや性能を各チームの代表者に確認してもらいました。そして、代表者から得たフィードバックを参考に、さらに改善を重ねました。
幾度にもわたる修正の後、ついに、これで間違いないと言えるようなデザインが出来上がりました。管理者は、完成したデザインを、テスト環境から本番環境に適用しました。本番環境への適用の前に、テスト環境で検証を行っていたおかげで、ユーザーからのその後の修正依頼は最小限に留めることができました。
利用条件
キャンバス機能を利用してページをカスタマイズするには、
[タブのカスタマイズ]
の権限が必要です。
また、テスト環境での変更内容を本番環境に適用するには、
[サンドボックスの管理]
の権限が必要です。
テスト環境でキャンバスのテンプレートを作成、編集するには:
テスト環境(サンドボックス)の作成時に必要な設定は以下のとおりです。
-
画面右上
の
設定アイコン→[データ管理]→[サンドボックス]
の順に移動し、[新しいサンドボックスを作成する]をクリックします。
-
[新しいサンドボックスの作成画面]
で、[サンドボックスで利用する機能/設定]として
特定の機能/設定のみを選択した場合は、
サンドボックスで利用する機能/設定の選択画面で
[キャンバス]
を選択します([サンドボックスで利用する機能/設定]として[すべて]を選択した場合は、この設定を行わなくてもキャンバス機能を利用できます)。
-
サンドボックス作成後、新しく作成した
サンドボックス
にアクセスし、画面右上の
設定アイコン→[カスタマイズ]→[キャンバス]
の順に移動します。
メモ
サンドボックスの作成時にアカウントに登録されているテンプレート、スタイルの設定集、再利用する要素、画像、キャンバスの割り当て、キャンバスルールは、テスト環境(サンドボックス)でも利用可能です。
テスト環境(サンドボックス)の作成に関する詳細は、
こちら
をご参照ください。
キャンバスの活用に関する詳細は、
こちら
(英語)をご参照ください。
キャンバスに関する変更内容を本番環境に適用するには:
テスト環境(サンドボックス)での変更が完了したら、変更内容を本番環境に適用します。本番環境への適用手順は以下のとおりです。
-
画面右上の
設定アイコン→[データ管理]→[サンドボックス]
の順に移動します。
-
該当の
テスト環境(サンドボックス)
を選択します。
-
[変更内容の一覧]
でキャンバスに関する変更内容を選択します(例:
[キャンバスの一覧表示]
、
[キャンバスの割り当て]
など)。
-
[変更を本番環境に適用する]
をクリックします。
-
適用の開始に関する画面
で
[続ける]
をクリックします。
参考情報
キャンバスに関する変更を本番環境に適用する前に、テスト環境と本番環境の間で表示内容の差異を確認できます。手順は以下のとおりです。
-
画面右上の
設定アイコン→[データ管理]→[サンドボックス]
の順に移動します。
-
該当の
テスト環境(サンドボックス)
を選択します。
-
[変更内容の一覧]
で該当の変更内容にカーソルを重ね、
[差異を確認する]
をクリックします。
メモ:
-
[変更内容の一覧]において変更内容が表示される対象は以下のとおりです。
-
データの詳細ページ
-
データの一覧ページ
-
独自の一覧表示
-
タイル表示
-
表形式表示
-
キャンバスの割り当て
-
キャンバスルール
-
再利用する要素
-
設定集
-
画像
-
テスト環境(サンドボックス)を再構築すると、未適用の変更内容は消去されます。
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テスト環境から本番環境へ変更内容を適用する際に、以下の不整合が生じ、変更を適用できない場合があります。
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本番環境での機能の利用上限に達した
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本番環境に同じ名前のデータが登録されている
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本番環境で該当の設定を利用できない