Zoho CRMとZoho Projectsの連携の概要は?
Zoho CRMとZoho Projectsを連携すると、顧客情報と、
プロジェクトやタスクに関する情報を一元管理できます。作業の効率や質が上がり、売上や顧客満足度の向上につながります。
連携設定の完了後、Zoho CRMの画面から顧客に関するプロジェクトの情報を追加できます。追加した情報は、Zoho Projectsにも反映されます。
その逆も同様です。
顧客とプロジェクトを関連付けることができるため、顧客ごとのプロジェクト進捗状況を一目で把握できます。
連携の設定が完了すると、Zoho CRMに[プロジェクト]タブが作成されます。プロジェクトの進捗状況を確認するのにアプリを切り替える必要はありません。
顧客に関する営業情報とプロジェクト情報を同じ画面で確認できます。たとえば、営業担当者が新しい商談を受注したときに、顧客に関連付けたプロジェクトをZoho CRM内で作成し、顧客や商談情報とあわせて確認できます。
そうすることで営業担当者は、顧客に関連付けられたプロジェクトの数や詳細を確認し、今後の顧客対応に役立てることができます。
Zoho CRMとZoho Projectsの連携のメリットは何ですか?
Zoho CRMとZoho Projectsを連携することで、顧客情報とプロジェクト情報が関連付けられるため、さまざまなメリットがあります。
連携のメリットは以下の通りです。
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1つのプロジェクトを複数の顧客に関連付けたり、ある顧客を複数のプロジェクトに関連付けたりすることができます。Zoho CRM内で、顧客に関連付けられているプロジェクトをすべて確認でき、プロジェクトごとの進行に合わせた顧客対応ができます。
Zoho CRMとZoho Projectsの連携方法は?
管理者権限でZoho CRMにログイン後、次の手順に従ってください。
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画面右上の[設定]アイコン→[マーケットプレイス]→[Zoho]→[Zoho Projects]→[設定する]
をクリックします。
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Zoho Projects連携のページで、
[利用を開始する]
をクリックします。
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[ポータル設定]で、ポータル名を選択します。
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[項目の関連付け]の欄で、[関連付ける]をクリックし、Zoho ProjectsからZoho CRMに関連付ける項目を選択します。
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[CRMユーザーの権限]の欄で、権限を選択します。
-
[保存する]
をクリックします。
Zoho CRMの関連リストからいったん削除したプロジェクトをZoho CRMと同期させることはできますか?
はい、Zoho CRMの関連リストから削除された(Zoho CRMのデータとの関連付けが解除された)プロジェクトは、あらためてZoho CRMに関連付けることができます。
プロジェクトを再度関連付けるには、次の手順に従ってください。
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[見込み客]
、
[連絡先]
、
[商談]
タブで、プロジェクトを関連付ける対象のデータを選択します。
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データの詳細
ページで、
[プロジェクトを関連付ける]
をクリックします。
プロジェクトを関連付ける権限がない場合、その旨のメッセージが表示されます。
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[プロジェクトを関連付ける]
画面で、以下を実行します。
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プロジェクトの詳細を確認したり編集したりする場合、右上の
[プロジェクトの詳細を編集する]
をクリックします。
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[プロジェクトの詳細を編集する]
画面で、プロジェクトの担当者やグループ名などを選択して割り当てます。
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[クライアントの詳細]で、
クライアントユーザー
を選択します。
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選択したユーザーがプロジェクトに関連付けられます。
Zoho Projectsで作成されたタスクは、Zoho CRMと自動で同期されますか?
いいえ、Zoho Projectsで作成されたタスクは、Zoho CRMと自動で同期されません。タスクを同期するには、プロジェクトのタスクを作成する際、
[Zoho CRMに追加する]
設定を有効にします。これにより、Zoho CRMの
[タスク]
タブで、プロジェクトのタスクを確認できるようになります。
メモ:
-
繰り返しのタスクは、Zoho CRMに登録されません。
連携の設定において、Zoho CRMのカスタム項目を関連付けることはできますか?
はい、
[商談]
と
[取引先]
の標準レイアウトのカスタム項目を関連付けることができます。
Zoho CRMでZoho Projects連携を無効にするとどうなりますか?
Zoho CRMでZoho Projects連携を無効にすると、利用できなくなる機能があります。
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[取引先]および[連絡先]タブのデータに関連付けられたプロジェクトは、
Zoho CRMで参照できなくなります。
-
なお、作成されたプロジェクトは、Zoho Projectsからは引き続き参照できます。また、プロジェクトに関連付けられたユーザーは、引き続き該当のプロジェクトにアクセスできます。
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タスクの同期は解除されます。また、同じポータルを再度設定しても、自動では同期されません。
Zoho ProjectsとZoho CRMの試用版を連携することはできますか?
はい、Zoho ProjectsとZoho CRMの試用版/無料版は連携できます。
Zoho CRMでプロジェクトのグループを作成するにはどうすればよいですか?
プロジェクトのグループは、新しいプロジェクトの作成時、または、既存のプロジェクトの編集時に作成できます。プロジェクトのグループを作成するには、次の手順に従ってください。
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Zoho CRMの
[プロジェクト]
タブに移動します。
-
画面左側のメニューから
[プロジェクト]
をクリックして、
[新しい
プロジェクト]
をクリックします。
-
[グループ名]
の欄で、
[新しいグループを追加する]
をクリックします。
-
新しいグループ名を入力します。
-
[グループを
作成する]
をクリックします。
新しいグループが作成され、プロジェクトに関連付けることができます。
Zoho Projectsで完了した親タスクのサブタスク(子タスク)をZoho CRMで再開するとどうなりますか?
Zoho Projectsで完了した親タスクのサブタスクをZoho CRMで再開しても、その親タスクがZoho Projectsで完了しているため、サブタスクを更新できなかったことを通知するメールが送信されます。
期間固定プロジェクトのタスクの期限を変更できますか?
いいえ、できません。期間固定プロジェクト (固定されたスケジュールで実行されるプロジェクト) の期限を更新しようとすると、期限の更新が失敗したことを通知するメールが送信されます。
Zoho CRMで作成したタスクをZoho Projectsと同期することはできますか?
はい、できます。[連絡先]、[取引先]、[商談]のデータと連携したプロジェクトに新しいタスクを作成することもできます。
なお、Zoho CRMでタスクを作成/同期できるのは、Zoho Projectsでタスクを追加する権限のあるユーザーのみです。
メモ:
[
Zoho Projectsに保存して追加する]
ボタンが表示されない場合は、選択したデータにプロジェクトがない可能性があります。
Zoho CRMの[取引先]と[連絡先]は、Zoho Projectsのどのデータと同期されますか?
Zoho CRMの
[取引先]
は
[クライアント組織]
として同期され、
[連絡先]
は
[クライアントユーザー]
として同期されます。
Zoho CRMからのプロジェクトの作成を自動化できますか?
はい。プロジェクトの作成を自動化するには、Zoho CRMの
設定アイコン→[自動化]→[処理]→[カスタム関数]→[関数の設定]→[ギャラリー]に移動し、関数を設定します(関数名:Create Projects while winning Potentials)
。この設定により、Zoho CRMで商談を受注するたびにプロジェクトを自動で作成できます。
メモ:
関数を適切に動作させるために、項目の関連付けを設定する必要があります。
Zoho CRMの[プロジェクト]タブでは、どのような機能を利用できますか?
Zoho Projects
で利用可能なすべての機能を、Zoho CRMの[プロジェクト]タブから利用できます。Zoho Projectsにアクセスするために、別のウィンドウに切り替える必要はありません。
複数のプロジェクトを1つの取引先に関連付けることはできますか? また、複数の取引先に1つのプロジェクトを関連付けることはできますか?
はい。1つのプロジェクトに複数の取引先、または、1つの取引先に複数のプロジェクトを関連付けることができます。
Zoho Projectsと連携できないのはなぜですか?
Zoho ProjectsとZoho CRMの連携には、
Zoho Projects
の有料プランが必要です。
Zoho CRMからZoho Projectsにユーザーをインポートできますか?
はい、できます。Zoho CRMからユーザーをインポートするには、次の手順に従ってください。
取引先の詳細ページからZoho Projectsのプロジェクトを作成する際、同じメールアドレスが設定された連絡先をクライアントユーザーとして登録することができない場合、どうすればよいですか?
Zoho CRMでは、取引先に関連付けられている複数の連絡先に同じメールアドレスが登録されている場合があります。ですが、Zoho Projectsでは、同じメールアドレスのクライアントユーザーを複数登録することはできません。Zoho CRMの連絡先はZoho Projectsのクライアントユーザーに関連付けられるため、このような取引先からプロジェクトを作成する際、エラーが発生します。
解決方法するには、関連付けられているZoho CRMの連絡先のメールアドレスを、他で使用されていないメールアドレスとなるよう変更してください。
Zoho CRMに関連付けられているZoho Projectsのポータルを変更するには?
Zoho CRMに関連付けられているポータルを変更するには、まず、現在のポータルを無効化して、Zoho Projectsのポータルを新しく関連付けなおす必要があります。
以前のポータルのプロジェクトとの関連付けは無効化時に解除され、新しいポータルのプロジェクトが取引先と連絡先に関連付けられます。
Zoho CRMの取引先に関連付けられていないZoho Projectsのクライアントがあります。なぜですか?
Zoho ProjectsのクライアントがZoho CRMで該当する取引先に関連付けられていない理由として考えられる主な原因は2つあります。
-
該当する取引先が見つからない
-
サーバーでエラーが発生した
なお、クライアントと取引先の関連付けの処理が終わると、関連付けられたデータと、関連付けられなかったデータおよび関連付けできなかった理由がExcel形式で管理者にメール送信されます。必要に応じてそちらの内容を確認して対応を行ってください。
取引先とクライアントの関連付けとは?
連携においては、Zoho CRMの取引先をZoho Projectsのクライアントに関連付けることができます。連携の設定を有効にする際、Zoho CRMの取引先に対応するZoho Projectsのクライアントのデータがあるかどうかが確認されます。その結果、対応するクライアントが見つかった場合、該当のクライアントに関連するプロジェクトが、Zoho CRMの取引先に自動で関連付けられます。これにより、時間と労力を節約できます。
Zoho ProjectsにおけるZoho CRMユーザーの権限を変更できますか?
はい。Zoho CRMユーザーに設定されたZoho Projectsの権限は以下の手順で変更できます。
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[設定]→[マーケットプレイス]→[Zoho]→[Zoho Projects]
をクリックします。
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Zoho Projectsの連携ページの[CRMユーザーの権限]欄で、
[設定を編集する]
をクリックします。
-
必要な権限のチェックボックスにチェックを入れ、
[完了する]→[保存する]
をクリックします。
ZSCキーとは何ですか? どこで確認できますか?
ZSC
キーとは、Zohoサービスコミュニケーションキー(
Z
oho
S
ervice
C
ommunication Key)の略です。
ZSCキーを使用すると、Zoho CRMに保存されているデータを他のZohoサービスから取得できます。
ZSCキーを取得するには
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管理者権限でZoho CRMにログインします。
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[設定]
→
[開発者向け情報]→[API]→[Zohoサービスコミュニケーション(ZSC)キー]
をクリックします。
-
[今すぐ作成する]をクリックします。
ZSCキーをすでに作成済みの場合は、表示されているキー(コード)をコピーするか、
キーを新しく生成
することができます。
新しいキーを生成すると、既存のキーは無効になります。
Zoho CRMとZoho Projectsの連携に関するよくある質問への回答は以上です。その他ご不明な点がございましたら、サポート窓口にお問い合わせください。こちらのページがお役に立った場合、以下の評価アイコンをクリックしていただければ幸いです。