Zapierは、さまざまなWebアプリケーション同士の連携を可能にするサービスです。活用すると、Slack、Gmail、MailChimp、Shopifyなどのサービスと、Zoho Deskを連携させることができます。Zoho Deskと他のオンラインアプリケーション間でデータをやりとりし、業務を自動化できます。Zoho DeskのZapier連携機能を活用すると、Zoho Deskを外部のアプリと簡単にすばやく連携させることができます。
連携する前に、以下の3つの用語をご確認ください。
- 2つのアプリ間の連携は、Zapと呼ばれます。
- Triggerとは、起点となるアプリ内での操作やタイミングのことです。
- Actionとは、Triggerに応じて別のアプリでZapierによって自動で実行される処理です。
Zapierの詳細については、 以下の動画をご参照ください:
Zoho Deskで対応しているTriggerとAction
Zoho DeskのTriggerとActionを設定することで、Zapを作成できます。たとえば、Zoho Deskで新しい問い合わせを作成すること(Trigger)を起点に、別のアプリやサービスで行われる処理(Action)を設定できます。この2つの組み合わせがZapです。Zoho Deskで対応しているTriggerとActionは以下のとおりです。
対応しているTrigger:
- 新しい問い合わせ - 新しい問い合わせが作成された時
- 新しいメッセージ - 選択した部門の問い合わせに新しいメッセージが追加された時
- 新しいステータスの変更 - 問い合わせのステータスが変更された時
- 新しい取引先 - 新しい取引先が作成された時
- 新しい連絡先 - 新しい連絡先が作成された時
- 新しい担当者 - 新しい担当者が追加された時
- 新しいコメント - 選択した部門の問い合わせに新しいコメントが追加された時
対応しているAction:
- メール返信の送信 - 問い合わせに対する返信がメールで送信されます
- 問い合わせの作成 - 新しい問い合わせが作成されます
- コメントの追加 - 問い合わせに新しいコメントが追加されます
- 連絡先の作成 - Zoho Deskで新しい連絡先が作成されます
Zapの作成
Zoho Deskで新しい問い合わせが作成されるたびに、Slackチャネルにメッセージを送信するようにZapを作成する例を挙げて説明します。以下の手順でZapを作成できます:
手順2:[Make a Zap!](Zapの作成)をクリックします。TriggerアプリとしてZoho Deskを選択し、Triggerとして[New Ticket](新しい問い合わせ)を選択します。
手順3:ZapierにZoho Deskアカウントを追加して、Zapierを通じて利用できるサービスに接続します。[Connect an Account](アカウントの接続)をクリックします。
次回Zoho Deskを使用してZapを作成する際に、同じアカウントを利用できます。もう一度接続する必要はありません。
手順4:Zohoアカウントのドメインを選択します。
Zoho Deskアカウントに「desk.zoho.com」でアクセスする場合は、ドメイン名を「zoho.com」と指定します。
手順5:Zoho Deskアカウントの認証情報を入力します。
サインイン後、このZapに使用する「組織」と「部門」を指定します。
手順6:接続アプリケーション(この例ではSlack)でActionを選択します。
この例では、選択するActionはSlackの[Send Channel Message](チャンネルにメッセージを送信)です。
手順7:Slackアカウントと接続し、必要に応じてフィルター条件を追加します。
手順8:最後に、[Connect Zoho Desk and Slack](Zoho DeskとSlackを接続)をクリックして、接続を有効にします。Zapをテストし、準備ができたら有効にします。
これで、Zoho Deskで問い合わせが作成されるたびに、Slackのチャンネルにメッセージが投稿されます。