上司による評価

上司による評価

上司による評価とは

この機能を使用すると、上司は受講者の成績を評価できます。上司は簡易的なスコアに基づく評定のほか、高度な評価基準に基づく評定によって評価を行えます。

こちらで得られる得点には、従来の採点方法とは異なり、学習者が正解したか否かに基づくのではなく、答案の質や思考プロセスなど、あらゆる要素を反映できます。 

メモ1:割り当てられた上司がいない従業員は、上司による評価が省略されます。
メモ2:受講者がすべての必須コースを修了し、コース終了後の活動がある場合は、その活動が終了した後に上司による評価が開始されます。
メモ3:上司による評価の公開後は、評価を変更できません。

上司による評価の設定:スコア(簡易)

設定するには、以下の手順に従ってください。
  1. 画面左側の[LMS][自分のデータ]→[コース]の順に移動します。上司による評価を有効にするコースを開きます。右上にある[…](その他)アイコンをクリックして、[設定]に移動します。
  2. [上司による評価]タブに移動します。
  3. [スコア]または[評価基準]を選択します。標準では、[評価しない]が選択されています。 



  4. [評価を開始する時期]を指定します。
  5. 上司による評価における得点の最大値を入力します。必要に応じて[受講者に評価を表示する]のチェックボックスにチェックを入れて有効にします。 
  6. 必要に応じて、達成度に応じた成績を設定します。これらは、上司が受講者に与えた評価に基づいて、成績のページに表示されます。 
  7. [保存する]をクリックします。

上司による評価の設定:評価基準(高度)  

評価基準とは、コースにおける受講者の解答や成績を評価するための指標です。これは、設定した評価基準とそれに対応する評価により構成されています。評価基準は、表形式で表示され、上司が受講者を評価するのに役立ちます。高得点を得た場合、受講者が質の高い学習をしたことを意味します。

評価基準を設定するには、以下の手順に従ってください。
  1. 任意のコースで、画面右上の[…](その他)アイコン→「設定][上司による評価]の順に移動します。
  2. [評価基準]を選択します。[評価を開始する時期]を指定します。必要に応じて[受講者に評価を表示する]のチェックボックスにチェックを入れて有効にします。
  3. 必要に応じて、全体の成績を設定します。
  4. 評価基準を設定するには、[+評価基準を追加する]をクリックします。



  5. 「上司による評価」で評価基準を設定するには2つの方法があります。
    i. 固定の配点
    ii.個別指定した配点
    これらの違いについては、以下のスクリーンショットをご覧ください。また、以下のメモもご参照ください。

    メモ1:評価基準には、最大10段階のレベルと基準を追加できます。

    メモ2:同じ評価/コースに対して複数の評価基準を追加することが可能です。評価基準を設定するには、[+評価基準を追加する]をクリックします。これにより、同じコース内で異なる解答の種類を評価できるようになります。たとえば、プログラミングの出力に適した評価基準を設定したり、口述試験のような記述型のコース項目に適した評価基準を設定したりすることが可能です。

    メモ3:「固定の配点」では、すべての評価基準に同じ配点(たとえば「優=5点」、「良=3点」など)を使います。このとき、一番高い得点(5点)がその評価基準で獲得できる最高得点として扱われます。
    そのため、「合計得点=最高得点×評価基準の数」で計算されます。

    メモ4:「個別指定の配点」では、評価基準ごとに得点の上限を決めることができます。したがって、合計得点は、「評価基準で獲得できる最高得点をすべて足した点数」となります。
  6. 「評価基準」についての理解を深めるために、評価基準の設定方法を2パターン紹介します。
    i.プログラミングの出力の評価用(固定の配点)
    ii.記述式解答の評価用(個別指定した配点)

    レベル名を解答の質を表す名前にします(例:優、良、可など)。
    評価基準を評価対象を表す名前にします(例:文章力、専門知識、実行力など)。

    縦軸(評価基準)と横軸(レベル)が交差する各マスには、その位置に対応する典型的な解答の特徴を記載します。

    評価基準のグループ名は、設定された評価基準を識別するための名前です。

    (コース内に内容の異なる複数の評価対象がある場合、それぞれに合った評価表が必要になるため、複数の評価基準を設定できます)。
    評価基準を設定後、[保存する][公開する]の順に移動します。
評価基準の例1:プログラミングの出力の評価用(固定の配点)



上記の例では、受講者はプログラミングのコースを受講しました。コースの一環としてテストを受けて、最終的なオフラインのテストの解答としてコンピュータープログラムを提出しました。上記画像は、受講者のコード、実行結果、知識を評価するために管理者が用いる評価基準を示しています。

評価基準の例2:記述式解答の評価用(個別指定した配点)



上記の例では、受講者は倫理コースを受講しました。オンラインのテストを受けて、記述式の解答を提出しました。上記の画像は、受講者のテーマに関する知識、創造性、内容に対する積極的な関与を評価するために管理者が用いる評価基準を示しています。

受講者の評価:スコア

評価を開始するためには、受講者はまずコースを修了する必要があります。受講者がすべての必須の「コースの項目」およびすべての「コース受講後の活動」を完了すると、上司は受講者を評価できるようになります。 

上司は、自動で送信される通知メールに含まれるリンクから評価を開始できます。以下の手順で[チーム]のページから評価を開始することも可能です。
  1. 画面左側の[LMS][チーム]→[部下]の順に移動して、部下を選択します。
  2. 完了したコースにカーソルを合わせ、[上司による評価]のアイコンをクリックします。



  3. 得点を入力すると、入力した得点に応じて、対応する成績が緑色でハイライトされます。
  4. 必要に応じて、コメント入力します。受講者の優れた点や改善すべき点についてのコメントが望ましいでしょう。
  5. [保存する][公開する]の順に移動します。


上司がスコアを公開すると、受講者にメールが送信されます。また、コースの[概要]ページで[評価を表示する]をクリックしてスコアを確認することもできます。




評価基準に基づく「上司による評価」も同様の要領で行います。各評価基準の配点と説明が記載されたグレーのマスをクリックして、受講者を評価します(選択したマスは緑色に変わります)。複数の評価基準がある場合は、円形の下矢印アイコンを使用して展開してください。





上記の画像は、このページで前述した評価基準の例1と例2 の「上司による評価」のスクリーンショットです。

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