ワンタイムパスワードのSMS送信

Zohoアカウントで多要素認証を行う方法の1つとしてワンタイムパスワードのSMS送信を設定している場合、アカウントへのサインイン時に、登録済みの携帯電話番号でワンタイムパスワードを受信し、認証を行います。

多要素認証におけるワンタイムパスワードのSMS送信の設定方法

ワンタイムパスワードのSMS送信による認証方法を有効にするには、SMSの送信先の携帯電話番号を設定します。多要素認証用の携帯電話番号として設定できるのは、新しい携帯番号か、アカウントの復元用として登録済みの電話番号です。

ただし、復元用の携帯電話番号が、多要素認証用の携帯電話番号に変更された場合、アカウントの復元用には使用できなくなります。その場合、新たに復元用の携帯電話番号を追加してください。

メモ：2024年1月1日以降に登録したユーザーのアカウントでは、SMSを利用したワンタイムパスワードによる多要素認証は利用できません。SMSを利用したワンタイムパスワードによる認証では、フィッシング、なりすまし、ワンタイムパスワード傍受などのセキュリティ上の脅威にさらされやすいためです。

多要素認証に使用する携帯電話番号の設定手順：

accounts.zoho.comにサインインします。
画面左側のメニューで［多要素認証］をクリックします。
［ワンタイムパスワード（モバイル）］の［設定する］をクリックします。
多要素認証に使用する携帯電話番号として新しい番号を設定するには：

携帯電話番号を入力して、［次へ］をクリックします。入力した携帯電話番号にワンタイムパスワードが送信されます。
ワンタイムパスワードを入力して、［認証する］をクリックします。

アカウントの復元用として登録済みの電話番号を、多要素認証に使用する携帯電話番号として設定するには：

［登録済みの電話番号から選択する］をクリックします。
一覧から対象の電話番号を選択します。
［追加する］をクリックします。

メモ：アカウントに多要素認証を設定後、バックアップ認証コードを必ず生成してください。バックアップ認証コードは、モバイルデバイス（端末）を紛失した場合やデバイスを一時的に利用できない場合などに、アカウントにアクセスするのに役立ちます。

ワンタイムパスワードのSMS送信を多要素認証のメインの方法として設定するには

アカウントに複数の多要素認証の方法を設定している場合は、そのうちの1つをメインの方法として設定できます。サインイン時には、メインとして設定した方法が標準で適用されます。

ワンタイムパスワードのSMS送信を多要素認証におけるメインの認証方法として設定するには：

accounts.zoho.comにサインインします。
画面左側のメニューで［多要素認証］をクリックします。
［ワンタイムパスワード（モバイル）］の欄で、［メインに設定する］をクリックします。
［確定する］をクリックします。

ワンタイムパスワードのSMS送信を使用してサインインする方法

ワンタイムパスワードのSMS送信が、多要素認証のメインの方法として設定されている場合、次の方法でサインインします：

Zohoのサインインページに移動します。
メールアドレスを入力して、［次へ］をクリックします。
パスワードを入力して、［サインイン］をクリックします。
携帯電話番号に送信されたワンタイムパスワードを入力し、［認証する］をクリックします。

別の多要素認証方法をメインに設定している場合の手順については、こちらのページをご参照ください。

メモ：Gmail、Outlook、Thunderbirdなどのメールサービスを使用している場合、多要素認証を有効にすると、サインイン時に問題が発生する可能性があります（ほとんどの場合、「パスワードが正しくありません」といった内容のエラーが表示されます）。これは、該当のメールサービスが多要素認証に対応していないためです。そのような場合、アプリ専用パスワードを生成し、それらを使用してメールサービスに設定することで、問題を回避できます。