環境の概要と理解

環境の概要と理解

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概要
Zoho Creator の環境は、運用中のアプリケーションに対する変更の開発・テスト・デプロイを効率的に行うための、体系的なプラットフォームです。Creator 内の SDLC フレームワークとして機能し、アプリケーションのバージョンを作成して、段階的にテストおよびデプロイできるため、フェーズごとのソフトウェア開発が可能になります。これらのバージョンは、本番公開前に専用の制御されたスペースでテストできるため、変更管理を効果的に行えます。このアプローチは特に複雑なアプリケーションに有効で、未完成の機能や拡張機能にユーザーがアクセスしてしまうことを防ぎます。
提供状況
  1. Creator 6 バージョンでのみ利用可能
  2. 環境の権限を管理者から付与されたスーパー管理者、管理者および開発者のみがアクセスできます。

1. 概要

Zoho Creator でアプリケーションを作成すると、加えた変更はすべて即座に本番バージョンに反映され、ユーザーは常にリアルタイムの更新内容にアクセスできます。ただしこの場合、ユーザーが作業中の変更内容を閲覧できてしまう可能性があります。環境を有効にすることで、開発とデプロイを段階的に行えるようになり、変更管理を効率化できます。
Zoho Creator の環境は、Creator 内の SDLC(ソフトウェア開発ライフサイクル)フレームワークとして機能し、アプリケーションの変更を体系的に開発・テスト・デプロイするための仕組みを提供します。継続的な開発を実装・テスト・検証できる専用スペースを用意し、本番環境にロールアウトする前に検証することで、安定性を確保し、業務への影響を最小限に抑えます。

本番アプリケーションに対して段階的な変更を直接適用するのではなく、環境を利用することで、更新内容を分離された状態で開発・テストできます。アプリケーションを開発し、その変更をテスト用のバージョンとして公開します。検証が完了したら、その変更を本番環境に公開できます。各環境への公開は順序に従って行われるため、更新は開発・テスト・本番という流れで、制御された構造的なプロセスを経て進みます。このバージョン管理と追跡の仕組みにより、ユーザー体験を損なうことなくアプリケーションを更新でき、変更が十分にテストされてから本番にデプロイされるようになります。
Zoho Creator では、次の 3 つの環境を提供しています:

  1. 開発(Development): アプリケーションの編集や変更を行える唯一の環境です。初期設定では、すべての変更はこの環境で行われるため、アプリケーションの構築や更新のための主な作業スペースとなります。本番相当のプレビューアクセスも利用できますが、この環境は主に開発目的で使用します。開発が完了したら、開発環境の本番プレビューを使用して単体テストや社内レビューを実施できます。
  2. ステージ(Stage): 本番環境に移行する前に変更内容をテストするための環境です。開発環境で変更を行った後、それらをステージ環境に公開し、機能が正しく動作するかをテストできます。
  3. 本番(Production): エンドユーザーがアプリケーションを利用する本番環境です。変更は、ステージ環境でのテストが成功した後に本番環境へ公開されます。本番環境のデータは、開発およびステージ環境とは独立しており、データの整合性を保ち、意図しない影響を防ぎます。
Notes
メモ: 各環境に保存されるデータは、その環境内に限定されます。公開プロセス中に移動したり、他の環境からアクセスしたりすることはできません。
例:アプリケーションに新しいフォームを追加した場合、作成途中であってもユーザーがそのフォームにアクセスできてしまい、不完全な機能が提供される可能性があります。環境を有効にすることで、こうした変更を適切に制御できます。すべての編集や変更は開発環境に限定され、本番ユーザーに影響を与えることなく作業できます。フォームが完成したら、まずステージ環境に公開してテストを行い、その後本番環境にデプロイすることで、エンドユーザーが利用できるのは完成版のみとなるようにできます。

さらに、開発環境とステージ環境の両方でデモユーザーを追加できます。これらのユーザーはあらかじめ定義されており、さまざまな権限やロールを割り当てて、設定した権限セットごとにアプリケーションがどのように動作するかを、現在の環境で検証できます。この機能は、ユーザー視点でアプリケーションをテストするのに特に有用です。実際のユーザー操作をシミュレートすることで、特定のロールやアクセスレベルを持つユーザーに対してアプリケーションがどのように動作するかを確認できます。

1。1. ビジネス利用例

組織内で広く利用されている Zoho Creator アプリケーションがあり、複数のフォームやレポートが含まれているとします。この組織は、新しいタブを追加し、その中にフォームやレポートを追加するとともに、フォーム送信時にメール通知を送信するワークフローを設定しようとしています。
ユーザーへの影響を最小限に抑え、シームレスに更新を行うために、Zoho Creator の環境を使って次のような手順を取ることができます:
  1. 複数の開発者が同時に作業できる開発環境で、変更を実装・調整します。新規開発は、現在本番にデプロイされているバージョンに影響を与えることなく、この環境で継続できるため、チームは並行して作業し、安定したリリースパイプラインを維持できます。
  2. 変更をステージ環境に公開し、新しいタブの動作やメール通知をテスト・検証します。
  3. ステージ環境でのテストが完了したら、更新内容を本番環境に公開し、ユーザーへのスムーズな切り替えを実現します。
このエラーのないアプローチにより、ユーザーが未完成の機能にアクセスしてしまうことを防ぎつつ、アプリケーションの安定性を維持できます。

1。2. 環境へのナビゲーションガイド

環境にアクセスするには、Creator ダッシュボード左側ペインの Environments を、DEPLOY セクションの下からクリックします。

1。3. Environments ダッシュボード

Environments ダッシュボードは、Zoho Creator におけるアプリケーションライフサイクルを管理するための一元的なスペースです。すべての環境対応アプリケーションが一覧表示され、それぞれのステータスや設定、全体的な進捗状況を詳細に追跡できます。このダッシュボードにより、環境管理が簡素化され、アプリケーション変更のデプロイと監視を効率的に行えます。

 

1. 環境内のアプリケーション: このセクションには、環境に追加されたすべてのアプリケーションとそのステータスが一覧表示され、アプリケーションの進捗状況を把握し、開発・ステージ・本番間の遷移を確認できます。表示されるステータスメッセージの詳細については、こちらをクリックして参照してください。
  1. 各アプリケーションの横にある三点リーダー(…)メニューから、3 つの各環境ごとにアプリ固有の設定を管理できます(下図参照)。


環境
編集/ 作成&編集
アクセス
設定
ログ
環境の削除
Development
編集: アプリの編集および変更ができます。

(または)

作成 & 編集:ここで説明している条件によりアプリケーションが自動作成されない場合、開発環境でアプリケーションを手動で作成・編集できます。
開発環境でアプリケーションにアクセスし、開発モードを使用して、作成や変更を行いながらリアルタイムでアプリケーションを操作できます。
各環境で、次の機能を設定できます。

デモユーザー:あらかじめ定義されたデモユーザーを追加し、さまざまな権限や役割を割り当てて、特定のアクセスレベルを持つユーザーに対するアプリケーションの動作をテストできます。 詳細はこちら

通知: 開発環境およびステージ環境はテストに使用されるため、意図しない通知を防ぐ目的で、通知を無効化したり、別の宛先に転送したりできます。 詳細はこちら

変数: 選択した環境における変数とその値を表示します。 詳細はこちら

ワークフロー スケジュール: 開発環境およびステージ環境でのテスト後に継続的に実行されないよう、特定の環境におけるアプリケーション固有のスケジュールを一時停止できます。詳細はこちら
各環境で、フォーム処理、スケジュール、メール、連携の実行履歴をタイムスタンプ付きで追跡します。 詳細はこちら
アプリケーションを環境から削除します。 クリックして、アプリケーションから環境を削除した際に発生する変更の詳細を確認してください。
Stage
-
テスト目的でステージ環境のアプリケーションにアクセスします。
Production
-
有効な本番バージョンのアプリケーションにアクセスします。
変数: 選択した環境における変数とその値を表示します。 詳細はこちら


2. ステージパネル: アプリケーションがステージ環境に公開されている場合、最新の公開バージョン番号と公開日が表示されます。
3. 本番パネル: アプリケーションが本番環境に公開されている場合、最新の公開バージョン番号と公開日が表示されます。このバージョンは有効で、ユーザーがアクセスできます。
4. バージョン履歴: アプリケーションのすべての過去バージョンのログを表示します。詳細はこちら
5. アプリケーションの追加: 環境に新しいアプリケーションを追加できます。
6. 公開: アプリケーションのバージョンを他の環境に公開できます。
  1. Stage: アプリケーションに変更がある場合、開発環境の変更内容をステージ環境に公開します。
  2. Production: ステージ環境のアプリケーションバージョンを本番環境に公開し、ユーザーがアクセスできるように有効化します。

2. 注意点

  1. 次の場合、環境を有効にすることはできません。
    1. 他のアプリケーションと循環参照の依存関係を持ち、ループを形成するアプリケーション(例: App A --> App B --> App C --> App A)
  2. アプリケーションが環境に追加または環境から削除されると、そのアプリケーションから開発者役割のユーザーは削除されます。環境にアプリケーションを追加した後、または環境から削除した後に、開発およびステージ環境で再度追加するか、アプリケーション側で再度追加できます。アプリケーションに開発者を追加する方法の詳細は、こちらをクリックして確認してください。
  3. 一度に環境へ追加できるアプリケーションは最大10件です。
  4. 開発環境が正常に作成された後でのみ、環境内のアプリケーションを編集できます。
  5. 開発環境のアプリケーションに変更を加えた後でのみ、環境内のアプリケーションを公開できます。
  1. 環境へのアプリケーションの追加
  2. アプリケーションのステージ/本番環境への公開
  3. 環境内のアプリケーションの管理
  4. 環境からのアプリケーションの削除
  5. 環境におけるアプリケーションのステータス
  6. 環境の制限事項
次のステップは?
次のステップは?
環境について理解した後の次の手順は、環境にアプリケーションを追加する方法を確認することです。

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