概要
アプリケーションバックアップでは、アプリケーションのデータ、設定、コードのコピーを保存し、システム障害や更新時の損失を防止できます。自動かつクラウドベースのバックアップにより、迅速な復旧と事業継続を実現し、アプリケーションの整合性を保護します。
利用条件
- アプリケーションバックアップは、Creatorの有料プランでのみ利用できます。
- アプリケーションバックアップは、特権管理者と管理者が作成、管理できます。
1. 概要
Creatorのアプリケーションバックアップでは、アプリケーションのスキーマ、データ、ファイルのコピーを作成して、アプリケーションを保護できます。この機能を使用すると、アプリケーションを以前の状態に簡単に復元でき、事業継続性とデータの安全性を確保できます。バックアップは自動化することも、手動で実行することもでき、柔軟に管理できます。これにより、データ損失や予期しない問題が発生した場合でも、アプリケーションを迅速かつ効率的に復旧し、ダウンタイムを最小限に抑えられます。
1.1 使用例
ロールバック機能
顧客の連絡先情報がアプリケーションのレポートに保存されている場合、誤って削除するとデータ損失につながる可能性があります。ただし、定期的なバックアップがあれば、効率的なロールバック機能として利用でき、データを前日の状態に復元して、重要な情報を保持したまま意図しない変更を取り消せます。これにより、スムーズな復旧が可能になり、業務への影響を最小限に抑えられます。
1.2 操作手順
Zoho Creatorダッシュボードの左パネルで、[管理]内の[操作]にある[アプリケーション]セクションから[バックアップ]にアクセスします。
2. Zoho Creatorでのバックアップ
アプリケーションバックアップには、バックアップの管理と表示に使用する3つのタブがあります。
- [バックアップ]:各アプリケーションで成功したバックアップが表示されます。参照や復元に必要な詳細情報も含まれます。
- [予約バックアップ]:要件に応じて実行される自動バックアップシステムを作成するために、バックアップを予約できます。予約済みのすべてのバックアップが表示され、必要に応じて各バックアップを有効または無効にできるため、柔軟に管理できます。
- [バックアップログ]:各バックアップの詳細なログが表示されます。ステータス(成功または失敗)や、監査とトラブルシューティングに必要な関連情報が含まれます。
2.1 バックアップ
[バックアップ]タブには、各バックアップに関する主な情報が次のように表示されます。
- [アプリケーション]:バックアップ対象のアプリケーション名です。
- [バックアップ日時]:使用中のタイムゾーンに基づく最新バックアップの日時が表示されます。タイムゾーンを変更するには、[組織]タブに移動します。詳細はこちら
- [含まれる内容]:バックアップに含まれるコンポーネントを示します。
- [スキーマのみ]:データを含めずにアプリケーションをバックアップし、アプリケーションの.DSファイルを保存します。.DSファイルの詳細はこちら
- [スキーマ+データ]:アプリケーションのスキーマと関連データの両方をバックアップします。
- [スキーマ+データ+ファイル]:データと添付ファイルを含むアプリケーション全体をバックアップします。
メモ:このオプションは、バックアップ頻度が[今すぐ]に設定されている場合にのみ適用されます。
- [バージョン]:バックアップのバージョンを示します。最も大きい番号が最新です。
- [有効期限]:バックアップの有効期限が表示されます。バックアップは、作成時に選択した保存期間が過ぎると自動的に削除されますが、いつでも手動で削除できます。バックアップを無期限に保持するには、ローカルストレージにダウンロードしてください。バックアップをダウンロードする方法はこちら
- [ファイルサイズ]:バックアップファイルのサイズを示します。
2.2 バックアップの管理
バックアップを管理するには、バックアップにカーソルを合わせ、三点(ミートボール)メニューをクリックします。こちらから、バックアップを効率的に管理するための追加オプションを確認できます。
- [ダウンロード]:保管やオフラインアクセスのために、バックアップファイルのコピーをローカルストレージに取得します。
- [復元]:バックアップからアプリケーションを以前のバージョンに戻し、データと設定を目的の状態に復元します。
- [削除]:不要になったバックアップを完全に削除します。これにより、ストレージ容量を確保し、バックアップシステムを整理できます。
メモ:アプリケーションを復元した後、ユーザーが使い慣れたリンクと一致するようにリンクを編集することで、ユーザーがURLから新しいアプリケーションにアクセスできるようにできます。2つのアプリケーションで同じリンクを共有することはできないため、古いアプリケーションのリンクを変更または削除すると、この手順を進めやすくなります。
アプリケーションのURLを変更する方法はこちら
2.3 バックアップの絞り込み
次の条件を適用してバックアップを絞り込めます。各フィルターオプションは個別に機能します。
- [アプリケーション]:特定のアプリケーションを選択し、対応するバックアップのみを表示します。
- [バックアップ日時]:特定の日付または指定した期間で絞り込み、バックアップ履歴を絞り込みます。
- [有効期限]:保存期間に基づいてバックアップを選択し、有効期限が近いバックアップを簡単に見つけられます。
2.4 バックアップのサイズ制限
ダウンロードしたZIP形式のバックアップファイルサイズには、次の制限があります。
- スキーマのみ(ウィジェットなし):50MB
- スキーマのみ(ウィジェットあり):100MB
- スキーマとアプリケーションデータ:1GB
- スキーマ、アプリケーションデータ、ファイル:4GB
2.5 予約バックアップ
要件に応じて実行される自動バックアップシステムを作成するために、バックアップを予約できます。これにより、手動操作なしでデータを継続的にバックアップできます。
[予約バックアップ]セクションには、各バックアップ予約に関する重要な詳細が表示されます。
- [アプリケーション]:バックアップが予約されているアプリケーション名です。
- [頻度]:バックアップの実行頻度を示します。次のオプションがあります。
- [今すぐ]:バックアップがただちに開始されます。
- [毎日]:バックアップが毎日実行されるように予約されます。
- [毎週]:バックアップが毎週実行されるように予約されます。
- [毎月]:バックアップが月に1回実行されるように予約されます。
- [予約時刻]:バックアップが実行される特定の時刻(インド標準時)が表示されます。業務時間中の影響を抑えるための夜間バックアップなど、バックアップを実行する都合のよい時刻を選択できます。
- [期限]:予約バックアップの保存期間が表示され、自動的に削除される時期を示します。
- [増分バックアップ]:選択した予約で増分バックアップを有効にできます。有効にすると、前回の完全バックアップ以降に行われたデータの変更(新しく作成されたデータや既存データの更新など)のみがバックアップされるため、バックアップ時間とストレージ使用量を削減できます。
- [ステータス]:バックアップ予約が現在有効または無効かを示し、バックアップ操作を簡単に管理できます。
2.5.1 増分バックアップ
メモ:アカウントで増分バックアップを有効にするには、サポートにお問い合わせください。
予約バックアップの作成時に増分バックアップを有効にすると、データを最新の状態に保ちながら、バックアップ時間とストレージ使用量を最適化できます。増分バックアップでは、前回成功した完全バックアップ以降の変更のみを取得するため、バックアップ全体を繰り返さずに最新の更新を保持できます。これにより、次のことが可能になります。
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バックアップ時間の短縮
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ストレージ使用量の最適化
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頻繁なバックアップの実行
予約バックアップを作成または編集する際、頻度が[毎日]または[毎週]で、コンポーネントが[スキーマ+データ]の場合、[増分バックアップ]を有効にできます。有効にすると、完全バックアップの間に増分バックアップを実行する頻度を、1時間、2時間、3時間、4時間、6時間、12時間、24時間ごとなどから選択できます。増分バックアップを作成、管理する方法
増分バックアップの仕組み
スケジュール設定された完全バックアップとあわせて増分バックアップを有効にすると、Creatorでは次の2種類のバックアップ処理が実行されます。
各増分バックアップの実行結果は個別のバージョンとして保存され、アプリケーションの完全なデータは含まれません。
2.6 バックアップログ
[バックアップログ]セクションでは、各バックアップ処理に関する詳細情報を確認できます。内容は次のとおりです。
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アプリケーション:バックアップに関連付けられているアプリケーションの名前です。
- 時刻(IST):バックアップ処理が行われた日時を示すタイムスタンプです。インド標準時で表示されます。
- ステータス:バックアップ処理の結果を示します。表示される可能性のあるステータスは次のとおりです。
- 開始済み:バックアップ処理が開始されました。
- 完了:バックアップが正常に完了しました。
- 失敗:バックアップでエラーが発生し、正常に完了しませんでした。
- メッセージ:バックアップ処理のステータスに関する詳細情報が表示されます。バックアップまたは復元処理が失敗した場合は、たとえば次のような具体的な失敗理由が表示されます。
- アプリケーションは暗号化のためロックされています
- 最大サイズ制限を超過しました
- アプリケーションは本番環境に公開中です
- DS エクスポート中にエラーが発生しました
- 予期しないエラーが発生しました(一般的なケース)

問題を解決すると、バックアップを再度実行できます。失敗した場合は、エラーに関する追加情報を含むメールもアカウント宛てに送信されます。
バックアップをダウンロードすると、アプリケーションの関連ファイルが圧縮され、ZIPファイルとして保存されます。このZIPファイルを開くと、アプリケーションのスキーマのDSスクリプトを含むメタファイルが入ったフォルダーがあります。また、アプリケーション内で収集されたすべてのデータを含むフォルダーと、収集されたドキュメント、画像、動画などの関連ファイルをすべて含む別のフォルダーもあります。
バックアップのダウンロードに含まれる各ZIPファイルの上限は256MBです。内容がこの上限を超える場合は、複数のZIPファイルに分割されます。
3. 注意点
- 現在、バックアップと復元では、連携項目のデータ処理はサポートされていません。
- スケジュールバックアップの場合、Creatorアプリケーション内のファイルはバックアップされません。
- 環境が有効になっているアプリケーションでは、本番環境のみバックアップできます。開発環境とステージング環境のバックアップは利用できません。詳しくは、環境をご参照ください。
- ポータルユーザーはバックアップに含まれません。ただし、必要に応じてポータルユーザーを手動でエクスポートできます。詳しくは、ポータルユーザーのエクスポートをご参照ください。
- アプリケーションバックアップの設定
- 更新前のアプリケーションのバックアップ