このページでは、GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)の概要と、Zoho CRMを利用してGDPRに準拠した形で個人情報を管理する方法についてご紹介します。データを保護しながら適切に利用するのに役立ちます。
まず、GDPRの用語として、データ管理者、データ処理者、データ主体などの役割について見ていきましょう。それぞれの役割の違いを理解することが重要です。
データ処理者には、個人データを収集し、保存するための安全なシステム、ツール、手段が必要です。Zoho CRMは、データ処理者としての役割を適切に果たすことができるように設計されています。Zoho CRMには、顧客のデータを保護し、GDPRに定められたセキュリティーやプライバシーの基準を満たすための機能が用意されています。
データのセキュリティーとデータのプライバシーには、共通する要素があります。ただし、以下の点で異なります:
Zoho CRMのGDPRコンプライアンス機能には、次の2つの点で役立ちます:
GDPRコンプライアンス設定を有効にするには、[設定]→[セキュリティ管理]→[コンプライアンス設定]の順に移動します。
コンプライアンス設定の管理の権限を持つユーザーが、この設定を有効化できます。
GDPRコンプライアンス設定を有効にした後、どのタブにこの設定を適用するかを選択する必要があります。具体的には、保護対象となる個人(データ主体)の情報が保存されているタブを選択します。なお、チームタブは選択できませんのでご注意ください。選択したタブのデータの詳細ページでは、[概要]と[履歴]と共に[プライバシー]のの情報を参照できるようになります。こちらで、データ処理の法的根拠を管理することが可能です(どのような根拠に基づいて該当のデータを利用しているかを確認できます)。
初期設定では、[設定]→[セキュリティ管理]→[コンプライアンス設定]で[GDPRコンプライアンス]設定を有効にすると、選択したタブのすべてのデータの[データ処理の法的根拠]が[適用対象外]に設定されます。この設定を組織の要件や状況に基づいて変更し、データの法的根拠を管理できます。
[設定]→[セキュリティ管理]→[コンプライアンス設定]→[概要]タブに移動すると、次の詳細をダッシュボードで表示できます:
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
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