Webサイトにフォームを設置したものの、期待通りの成果をあげていないこともあります。
そのような場合は見直しが必要です。成果(送信される割合)を向上させるためのポイントはたくさんあります。項目を減らしたり、送信ボタンの色やテキストを変更したりするような単純な変更でも、成果を改善できる可能性があります。このような変更の有効性を確認したい場合、A/Bテストが役立ちます。
WebフォームのA/Bテスト機能を利用すると、フォームの要素をどのように変更すると効果的かを実験できます。具体的には、フォームの要素の一部を変更したバリエーションを作成して、元のフォームを表示したときとどちらが効果的かを比較します。実際にフォームを出し分けてみた結果のデータにもとづいてフォームを効果的に見直し、成果を向上させることが可能になります。
元のフォームの要素を変更して、さまざまなバリエーションを作成できます(例:項目の追加、項目情報の変更、ボタンの表示名の変更、フォントの変更、フォームの背景色の変更)。元のフォームからの変更内容は、変更一覧から確認できます。必要に応じて、変更内容を元に戻すこともできます。
A/Bテストの設定では、A/Bテストの対象とする訪問者の割合(%)を設定します。さらに、元のフォームを表示する訪問者と、バリエーションのフォームを表示する訪問者の割合(%)をそれぞれ設定します。A/Bテストの終了日時、または、終了までの訪問者数を設定することで、A/Bテストの期間を設定できます。A/Bテストの設定を下書きとして保存することも可能です。
A/Bテストを作成するには
A/Bテストの一覧ページで、対象のA/Bテスト名にカーソルを合わせると表示される[結果を表示する]リンクをクリックすると、A/Bテストの結果を確認できます。結果の表示画面には、[プレビュー]と[アナリティクス]の2種類のタブがあります。
[プレビュー]タブでは、元のフォームと、テスト用に作成したバリエーションのフォームの表示内容を同時に確認できます。画面の右上にある全画面表示(矢印)アイコンをクリックすると、全画面でプレビューできます。また、バリエーションのフォームの下部にある[変更点を表示する]リンクをクリックすると、元のフォームに対して行った変更内容(元のフォームとバリエーションのフォームとの相違点)を確認できます。
[アナリティクス]タブでは、A/Bテストの結果に関する以下の詳細を確認できます。
グラフには、元のフォームとバリエーションのフォームとの比較情報が表示されます。次の内容を確認できます。
A/Bテストを一時停止した場合、一時停止中はすべての訪問者に対して元のフォームが表示されます。テストを再開すると、バリエーションのフォームが再び表示されるようになります。
A/Bテストを一時停止するには
A/Bテストが完了して勝者が決定すると、Webサイトに勝者のバリエーションを適用して、元のフォームと置き換えることができます。勝者は、コンバージョン率(送信率)に基づいて決まります。つまり、フォームを表示したすべての訪問者数のうち、フォームを送信した訪問者数の割合が最も高いフォームが勝者となります。A/Bテストの期間が終了した後、手動または自動のいずれかで勝者のバリエーションを適用できます。
A/Bテストの設定画面で、[テスト終了後、成果の高い方を自動的に適用する]のチェックボックスを選択します。
特定のコンバージョン率を達成した場合にのみ勝者のバリエーションを適用するには、[適用条件]のチェックボックスを選択し、コンバージョン率の数値を入力します。
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