1. Zoho CRMで、［設定］→［カスタマイズ］→［テンプレート］→［メール］の順に移動します。
2. メールテンプレートの一覧ページで、［新しいテンプレート］をクリックします。
3. メールテンプレートの作成画面で、対象のタブを選択し、［次へ］をクリックします。
4. テーマ別やデザインのテンプレートを選択するか、空白のテンプレートを選択して、本文を作成します。
5. メールの編集画面で、上部メニューから［アンケートのリンク］アイコンをクリックします。 
   
   
   
   
   • アンケートのリンクの挿入設定の画面で、部門とアンケートを選択します。
     
     
     
   • 必要に応じて、アンケートのリンクとして表示されるテキストを入力します（任意）。
   • ［挿入する］をクリックします。
6. 画面右上の［保存する］をクリックして、メールテンプレートを保存します。

メモ：

• メールテンプレートの編集画面に［アンケートのリンクの挿入］ボタンが表示されるのは、メールアドレスの項目があるタブのみです（例：見込み客、連絡先、仕入先、商談、受注書、請求書、カスタムタブ）。
• メールテンプレートにアンケートのリンクを挿入できるのは、権限設定でメールテンプレートの管理権限が許可されているユーザーのみです。
  

アンケートのリンクを挿入したメールテンプレートを作成した後、対象データのメールアドレス宛てにメールを送信できます。メールの送信には、Zoho CRMのさまざまなメール送信機能や連携機能を利用できます。

• 自動メール送信
• 個別メール送信
• 一括メール送信

ワークフロールールを使用した自動メール送信

対象タブにワークフロールールを設定することで、アンケートのリンクを記載したメールを自動送信できます。たとえば、商談の受注時に、関連する連絡先に満足度アンケートを送信するとします。この場合、ワークフロールールを設定して、アンケートへの回答を依頼するメールの送信を自動化できます。具体的には、商談の［ステージ］項目を［受注］に更新した際に、関連する連絡先に対して、アンケートのリンクを記載したメールを自動的に送信できます（関連情報：ワークフロールールの作成）。

個別メール送信

連絡先ごとにアンケートを個別に送信することもできます。データの詳細ページ、またはデータの一覧ページの上部にある［メールを送信する］ボタンから、アンケートのリンクを挿入したメールを送信できます。

手順としては、メールの編集画面で、右上にあるテンプレートの挿入のドロップダウンをクリックし、アンケート送信用のテンプレートを選択して適用し、メールを送信します。

なお、メールテンプレートを適用しなくても、右上のドロップダウンから［アンケートのリンク］を本文に挿入して、メールを送信することも可能です。

一括メール送信

複数の宛先に対して、アンケートのリンクを挿入したメールを一括で送信するには、次の2通りの方法があります。

• Zoho CRMの一括メール送信機能を使用する
• Zoho Campaigns連携を設定し、Zoho Campaignsのメール配信機能を使用する

Zoho CRMでは、一括メール送信機能を使用して、複数の宛先にメールを一括で送信できます。ただし、1日あたりに送信可能なメールの数には上限があります（詳細は、メール送信数の上限に関するページをご参照ください）。1日に数千通を超えるなど、上限を超える数のメールを送信する必要がある場合は、Zoho Campaigns連携をご利用ください。Zoho Campaignsを使用したメール配信では配信結果をより詳細に確認できるため、メールマーケティング活動の改善に活かすことができます。

Zoho CRMで一括メール送信を実行するには

1. 対象のタブに移動します（例：［見込み客］／［連絡先］／［取引先］タブやその他のカスタムタブ）。
2. データの一覧ページで、画面の右上にある［処理］ボタンをクリックし、メニューから［一括メール送信］を選択します。
   
3. ［一括メール送信を作成する］をクリックし、設定画面でメールアンケート送信用のメールテンプレートを選択して、［送信する］をクリックします（関連情報：一括メール送信）。 
   
   

Zoho Campaignsでメール配信を実行するには

1. Zoho CRMでZoho Campaigns連携を設定します（関連情報：Zoho Campaigns連携の設定）。
2. Zoho Campaignsアカウントで、Zoho CRMの連絡先と、Zoho Campaignsの配信リストの同期を設定します。
   
   
3. アンケートのメール配信に関するキャンペーンを作成するには、［キャンペーン］→［メールキャンペーン］→［キャンペーンを作成する］→［Zoho Survey］→［新しく作成する］→［通常のキャンペーン］の順に移動します（必要に応じて、A/Bテストを実施することも可能です）。
   
   
4. ［基本情報］の設定画面で、［キャンペーン名］を入力し、［アンケート］のドロップダウンから送信対象のアンケートを選択して、その他の情報を入力します。
   
   
5. ［次へ］をクリックします。
6. 適用するメールテンプレートを選択するか、その他のメール本文の作成方法を選択します。
7. メールテンプレートの編集画面で、必要に応じてメールの本文を編集し、［続ける］をクリックします。
   なお、受信者がクリックしたときにアンケートに移動するためのボタンについても、デザインや表示テキストをカスタマイズできます。
8. メールの本文をプレビューで確認した後、［次へ］をクリックして、［受信者］として［リスト］を指定します。
9. 一覧から、アンケートの送信対象先とする配信リストを選択します。［次へ］をクリックします。
   
   
10. すべての処理を確認した後、アンケートのリンクを記載したメールをすぐに配信するか、後の日時に配信するように予約できます。
    配信後、Zoho CRMの該当する見込み客／連絡先データの詳細ページの［Zoho Survey］関連リストに回答状況や回答内容が表示されます。
    
    また、アンケートの回答内容を使用してZoho CRMの項目値を自動で更新する設定を有効にすることも可能です。有効にするには、配信する前に、Zoho CRMの項目とZoho Surveyの項目の関連付けを設定する必要があります（関連情報：アンケート回答を通じた項目値の追加／更新）。

アンケートの回答の表示

Zoho Survey連携を有効にすると、アンケートの回答を見込み客／連絡先の関連情報としてZoho CRM内で確認できます。これにより、収集したアンケート回答から、該当の見込み客／連絡先の回答を手作業で別々に見つける手間が省けます。たとえば、アンケート回答者を電話でフォローアップする場合に、連絡先の電話番号とアンケート回答を同じページで確認できます。

アンケートの回答を表示するには

1. 対象のタブをクリックします。
   カスタムタブを含め、メールアドレスの項目のあるタブのすべてが対象です。
2. 一覧から対象のデータをクリックし、データの詳細ページを開きます。
   ［Zoho Survey］の関連リストに、該当のデータのメールアドレス宛てにメールで送信したアンケートの詳細が一覧で表示されます。［送信者］と［経路］の列では、該当のアンケートを送信した人のメールアドレスと送信経路を確認できます（経路：Zoho CRMでの個別メール／一括メール／ワークフローのメール通知、または、Zoho Campaignsでの一括配信など）。
   
   
3. ［回答を表示する］リンクをクリックすると、アンケート回答の概要と、個々の回答の詳細を確認できます。
   ただし、アンケートが未回答の場合は［回答を表示する］リンクは表示されません。代わりに、［返信］列には［未回答］と表示されます。
4. アンケート回答の表示画面では、それぞれのタブでアンケート回答に関するレポートを確認できます。
   
   • ［個々の回答］：回答者ごとの回答の詳細を確認できます。
     
     回答者が実際に入力した回答内容、回答日時、IPアドレスなどの詳細を確認できます。
     
     
     
     
     
   • ［回答の概要］：該当のアンケートの回答全体の統計が表示されます。
     
     該当アンケートへのアクセス数の合計、回答数の合計、選択肢ごとの回答の割合などの統計を確認できます。
     
     
     
     

メモ：

• アンケートが回答済みの場合であっても、Zoho CRM以外のメールサービスを使用してアンケートを送信した場合には、［回答を表示する］リンクが表示されないことがあります。
  

アンケート回答の代理入力

アンケートへの回答を別の方法で取得している場合は、回答者（顧客など）の代わりに回答を入力することも可能です。たとえば、通話中に顧客がアンケートの質問に回答する場合、担当者が顧客の代わりにアンケートにアクセスし、回答を代理入力できます。

アンケート回答を代理入力するには

Zoho CRMユーザー（自社の担当者）の代理入力による回答も、顧客による回答と同様に処理され、関連リストに表示されます。ただし、代理入力による回答かどうかは識別可能です。代理入力の場合、［Zoho Survey］関連リストの［送信者］と［経路］の列に、代理入力したユーザーのメールアドレスと、ユーザーによって回答済み（代理入力済み）である旨を表すテキストが表示されます。

アンケート回答を通じた項目値の追加／更新

Zoho SurveyとZoho CRMの連携により、アンケート回答をもとにZoho CRMのデータの項目値を追加／更新（自動登録）できます。これにより、アンケート実施後のデータ更新作業の手間を省けます。アンケートによって取得した顧客情報を、すぐに営業活動に活かすことが可能です。

たとえば、営業担当者の対応に関する満足度調査アンケートを顧客に送信したとします。アンケートの質問として、営業担当者の対応に関する満足度を5段階で回答する項目があるとします（大満足／まあ満足／ふつう／やや不満／不満）。該当の項目に［大満足］と回答した回答者データを抽出する必要がある場合、対象データのタブにカスタム項目として［担当者の対応への満足度］という項目をあらかじめ追加し、アンケートの質問との関連付けを設定しておくことで、該当の項目にアンケート回答を自動で登録できます。また、項目を使用した抽出条件を設定することで、項目の値が［大満足］であるデータをあとで簡単に抽出できます。

アンケート回答をもとにZoho CRMのデータの項目値を追加／更新するには、アンケートの質問とZoho CRMの項目の関連付けをあらかじめ設定しておく必要があります。関連付けを設定するには、次の手順を実行します。

1. Zoho Survey（https://survey.zoho.com/）にアクセスして、アンケートを作成します。
2. 対象アンケートの設定画面で、［連携］タブをクリックして、［Zoho CRM］を選択します。
3. ［Zoho CRMとの連携］画面で、［連携する］をクリックします。
4. 対象のタブを選択します。
   
   
5. 必要な項目をアンケートの質問に関連付けます。
   例：Zoho CRMの［担当者の対応の評価］の項目に対して、Zoho Surveyのアンケートの［担当者の対応はいかがでしたか？］の質問を関連付ける。
   
   適切な項目がない場合は、Zoho CRMにカスタム項目を作成してから、アンケートの質問を関連付けます。
6. ［同期の種類］で［データを更新する］を選択すると、アンケート回答を使用して、Zoho CRM内の既存データの項目値が更新されます。
   既存データの有無に関わらず、アンケート回答を使用して新しいデータを追加する場合は、［データを追加する］を選択します。
   または、既存データを確認した上でデータの更新と追加の処理を振り分ける（既存データがある場合は既存データを更新し、既存データがない場合は新しいデータを追加する）には、［データを追加／更新する］を選択します。
7. なお、Zoho CRMの項目に登録されている値をアンケートの回答として事前入力することも可能です。その場合、［Zoho CRMの情報を使用してアンケートの回答をあらかじめ入力する］のチェックボックスを選択します。
   たとえば、Zoho CRMで該当の回答者（見込み客／連絡先）データの氏名の項目の値がすでに登録されている場合、アンケートの回答画面を、回答者の氏名が事前入力された状態で表示することが可能です。
8. ［保存する］をクリックします。
   これで、Zoho CRMの項目とZoho Surveyのアンケートの質問の関連付けが設定されます。

アンケートを見込み客／連絡先に送信するには

1. 新しいメールテンプレートを作成します。
2. テンプレートの作成画面で、上部メニューの［アンケートのリンク］アイコンをクリックします。
   
   アンケートのリンクには、送信先の見込み客／連絡先のIDが自動で追加されます。IDは、アンケート回答を自動登録する対象のZoho CRMのデータの識別のために使用されます。
   
   アンケートのリンクに見込み客／連絡先IDを追加しない場合は、編集して削除できます。ただし、見込み客／連絡先IDを削除または編集した場合、アンケートが回答されても該当の回答内容はZoho CRMの項目値に反映されませんのでご注意ください。
   
   
3. テンプレートを保存します。
4. 見込み客／連絡先に対してアンケートをメールで送信するときに、該当のテンプレートを選択します。

アンケート回答を使用して更新されたデータを確認するには

1. 対象の見込み客／連絡先データをクリックします。
2. データの詳細ページで、対象の項目（アンケートの質問に関連付けられている項目）の欄に移動します。
   
   

上記により、アンケート回答がZoho CRMのデータの項目値として登録されていることを確認できます。また、対象の項目値を使用して条件を設定することで、条件に一致するデータを抽出できます。たとえば、営業担当者の対応への満足度を［大満足］と回答した見込み客／連絡先を表示するには、［見込み客］／［連絡先］タブのデータの一覧で［担当者の対応への満足度］項目が［大満足］である条件でデータ一覧を作成します。

条件に一致するデータが一覧に表示されます。