1.Zoho CRMとZoho Campaignsの間で連絡先のデータが同期されません。なぜですか?
Zoho CRMとZoho Campaignsの間で連絡先のデータが同期されない問題には、いくつかの原因が考えられます。
連絡先のデータにメールアドレスが登録されていない
Zoho CRMとZoho Campaignsの両方で連絡先のメールアドレスが登録されていることを確認してください。連絡先のメールアドレスが登録されていない場合、該当の連絡先のデータはシステムによって同期対象から除外されます。
また、連絡先のデータが同期されない場合、配信対象外(オプトアウト)の設定が原因となっている場合もあります。同期の設定で[配信対象外の連絡先を除外する]の設定が有効になっていると、Zoho CRMで配信対象外(オプトアウト)として設定されている連絡先のデータは同期されません。
同期対象の項目が正しく関連付けられていない
Zoho CRMとZoho Campaignsの間で同期対象となる項目が正しく関連付けられていない場合や、同期の設定に問題がある場合に、同期に失敗する場合があります。
同期対象の項目が関連付けられていないことで同期に失敗する場合、対象の項目を関連付けなおすことでエラーを解決することができます。同期対象の項目やタブの関連付けに問題がないかどうかを確認しながら、必要に応じて修正します。
また、同期の設定の問題が原因となっている場合もあります。同期の設定時に同期対象として設定できるデータには、すべてのデータと、指定の日時以降に追加されたデータの2種類があります。指定の日時以降に追加されたデータを同期対象として指定した場合において、指定の日時以降に追加されたデータがない場合は、同期は行われません。この場合、データの復元機能を使用する([データを復元する]の項目にチェックを入れる)と、Zoho CRMのすべてのデータをZoho Campaignsに同期できます。
データ保護とプライバシーポリシーによる制限が適用されている
Zohoでは、プライバシーとセキュリティの保護を非常に重視しています。その一環として、EUの一般データ保護規則(GDPR)や、米国における医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)に準拠しています。
一部のデータが同期されない場合、データ保護とプライバシーポリシーによる制限が原因となっている可能性もあります。
顧客の同意がないことによる制限が適用されている
製品のリリース情報/イベント情報、マーケティングメール、広告メールなどのZoho Campaignsからの情報配信に対して、顧客が配信メールへの登録を解除していて同意がない場合、連絡先として登録されているこれらの顧客のデータは同期されません。同意の有無の情報は、Zoho Campaignsの[連絡先]タブから確認できます。
データが重複している
Zoho CRMの連絡先のデータが重複している場合、該当のデータはZoho Campaignsとの同期対象から除外されます。また、Zoho CRMのデータを、条件に基づくデータ一覧(ビュー)からZoho Campaignsに同期することはできません。
2.
キャンペーンメールの配信直後に、Zoho CRMのセールスシグナルに恒久的な不達(ハードバウンス)のメッセージが表示されます。なぜですか?
恒久的な不達(ハードバウンス)に関するエラーメッセージが表示される原因として、メールアドレスの問題、パラメーターに関するエラー、システム側の問題などが考えられます。
恒久的な不達(ハードバウンス)の原因は、Zoho Campaignsから確認できます。確認するには、画面左側のメニューから
[レポート]→[配信済みキャンペーン]
の順に移動し、対象のキャンペーンをクリックして
[不達と自動返信]
タブに移動します。不達の原因に応じて、受信者が利用しているメールサービスまたはZohoのサポート窓口にお問い合わせください。
3.Zoho CampaignsではZoho CRMとの連携が完了していると表示されているのに、Zoho CRMアカウントで連携に関するエラーが表示されます。なぜですか?
同期対象の項目の関連付け、同期設定、カスタマイズに関する問題などが原因で、Zoho CRMとZoho Campaignsの連携に関するエラーが発生する場合があります。
このエラーメッセージが表示される主な原因として、同期対象の項目が正しく関連付けられていないことが挙げられます。対象の項目を関連付けなおすことで、エラーを解決することができます。Zoho CRMとZoho Campaignsの間で項目を関連付ける際の注意点として、同じデータの種類の項目同士を関連付ける必要があります。
たとえば、Zoho CRMの[取引先名]の項目は、同じ種類のデータであるZoho Campaignsの[取引先名]の項目と関連付ける必要があります。また、設定を再確認し、必要に応じて修正することで、連携の問題が解消される場合があります。
項目の関連付けや設定を再確認しても問題が解消されない場合、連携の設定を削除してから、連携を再設定します。ただし、連携の再設定は、上記のいずれの解決策も有効でない場合にのみ実行するようにしてください。
4.Zoho CampaignsをZoho CRMと連携しようとすると、権限がない旨のエラーメッセージが表示されます。なぜですか?
このエラーメッセージは、Zoho CRMで連携機能を設定する権限がない場合に表示されます。
利用中のZoho CRMアカウントで連携機能を設定する権限については、組織の管理者にお問い合わせください。
初期設定では、標準の権限を持つユーザーに連携機能を設定する権限はありません。連携機能を設定するには、管理者権限が必要です。
5.
Zoho CRMとZoho Campaignsの連携設定を削除したのに、Zoho Campaigns用に作成したレイアウトが残っています。なぜですか?
この問題は、Zoho CRMでZoho Campaigns用に作成したレイアウトが[ごみ箱]に残っているために発生します。通常、Zoho CRMで削除した内容は、[ごみ箱]に移動します。[ごみ箱]に移動した内容を完全に削除するには、[ごみ箱]から削除する必要があります。
該当のレイアウトを
[ごみ箱]
から削除すると、Zoho CRMに表示されなくなります。
6.
Zoho CRMアカウントでZoho Campaignsとの連携を設定しようとすると、組織で連携済みとのエラーメッセージが表示されます。なぜですか?
このエラーメッセージは、Zoho CRMとZoho Campaignsを、すでに連携済みのアカウントで連携しようとした際に表示されます。
過去に連携したかどうかが分からない場合は、まずZoho CRMとZoho Campaignsが連携済みかどうかを確認します。もし連携済みなら、過去の連携設定を削除します。
Zoho Campaignsとの連携を設定したことがないのに該当のエラーが表示される場合は、Zoho CRMのサポート窓口(
support@zohocrm.com
)にお問い合わせください。
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Zoho Campaignsのデータの画像をプレビューできるのに、実際のデータは表示できません。なぜですか?
この問題は、データを作成したユーザーとデータにアクセスするユーザーの権限が異なる場合に発生します。たとえば、管理者権限のあるユーザーが作成したデータを、標準権限のユーザーが表示しようとした場合などが該当します。管理者ユーザーと標準ユーザーでは、アクセスできる機能や実行できる操作が異なるためです。
この問題を解決するには、該当のユーザーに対して
カスタム項目に関する権限を有効にするか、管理者権限を設定します
。これらの権限を設定するには、Zoho Campaignsで
[設定]→[役割と権限]
の順に移動し、該当のユーザーの権限を編集します。
8.
Zoho CRMとZoho Campaignsとの連携設定を削除した後、設定のコピー機能を利用できません。なぜですか?
Zoho CRMのアカウントで設定のコピー機能を利用するには、Zoho CRMとZoho Campaignsの間の連携設定を完全に無効にする(削除する)のではなく、一時的に無効にする必要があります。連携設定を完全に無効にする(削除する)と、Zoho CRMとZoho Campaignsの間でデータの関連付けがすべて解除されます。すべての同期設定は削除され、最新のデータを同期することはできなくなります。
そのため、この問題を解決するには、連携設定を削除したり、完全に無効にしたりしないようにしてください。連携機能を利用せずに設定のコピー機能を引き続き利用するには、連携機能を一時的に無効にする必要があります。
連携機能を無効にするにあたって、以下の画像のように
完全に無効
にする処理と
一時的に無効
にする処理の2つがあります。設定のコピー機能を利用するには、
一時的に無効
にする処理を選択します。
9.Zoho CRMの[キャンペーン]タブでキャンペーンに対する反応状況が更新されません。なぜですか?
該当のキャンペーンの
詳細設定
で、
キャンペーンに対する反応状況を更新する設定
が有効になっているかどうかを確認してください。
設定が無効になっている場合、Zoho CRMの[キャンペーン]タブでキャンペーンに対する反応状況は更新されません。