Zoho Deskの生成AI機能では、2種類の生成AIによるサービスを提供しています。組織の要件に応じていずれかのサービスを有効にすることができます。
Zia(ジア)は、Zohoが提供するAIアシスタント機能です。ZiaをAIモデルとした生成AI機能には、言語モデルとしてオープンソースのLlama 3.1とQwen 2.5が使用されています。Zohoでは、以下の事柄を担保する目的でZiaによる生成AI機能の開発を行うことにしました。
Zoho Deskは、EUの定める一般データ保護規則(GDPR)のガイドラインに準拠しています。GDPRで定められているデータ処理者に該当するZoho Deskでは、データ主体の同意を得ずにデータを記録、処理することはありません。Zoho Deskを通じて顧客サポート業務を行うデータ管理者は、Zoho DeskのGDPRの設定を管理できます。データ処理の停止、データの削除申請、データへのAPIによるアクセスの制限など、さまざまな内容を設定することが可能です。Zoho DeskのGDPRへの対応に関する詳細については、こちらをご参照ください。
機能 | Ziaの生成AI | ChatGPT |
APIキー | 必要ありません。 | OpenAIのAPIキーが必要です。 |
返信の生成 | ナレッジベースの記事の情報のみが使用されます。 | 設定に応じて、ナレッジベースの記事やインターネット上での公開情報が使用されます。 |
データのプライバシーとセキュリティ | データの処理や生成は、すべて、対象のデータセンターにあるZohoのサーバー内で行われます。 返信の生成やAIモデルの学習を行うにあたって、顧客の情報や問い合わせの内容などのデータは使用されません。ナレッジベースの記事のみが学習されます。 | 返信を生成するにあたって、ZohoのサーバーからChatGPTにデータが転送されます。ChatGPTは、受信したデータを処理します。これらのデータは、ChatGPTのモデルの学習には使用されません。データの処理は、OpenAIのデータセンターで行われます。 |
料金 | 料金は発生しません。 | APIトークンの使用量に応じて、従量制の料金が発生します。 |
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
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