Zoho Oneの組織の管理者は、モバイルデバイスでZoho Oneアプリにサインインして利用を開始できます(新規ユーザーの場合、モバイルアプリを利用する前にまずWeb版でZoho Oneに登録する必要があります)。Zoho Oneのモバイルアプリには、管理者にとってさまざまな便利な機能が用意されています。たとえば、管理画面では、各アプリに対するユーザーのアクセス権限を設定できます。また、ユーザーに対してセキュリティポリシーを適用したり、アプリへのアクセス権限の設定などを行うこともできます。
さらに、Zohoアプリ全体でデータを一括で検索することもできます。
なお、モバイルアプリでは、Web版で可能な設定や管理機能をすべて利用することはできません。よく行われる管理や設定の操作のみが可能です。その他の操作については、Web版から行う必要があります。
Zoho Oneのモバイルアプリの利用開始方法
2.
[取得]をタップします。Zoho Oneの既存ユーザーの場合、自身の認証情報でサインインします。新規ユーザーの場合、
Zoho Oneに登録します。
サインインすると、Zoho Oneアプリのプライバシー設定を確認するよう求められます。その場で確認するか、後で確認するかを選択します。Zoho Oneアプリを簡単に紹介する画面が表示されます。
かんたん操作アイコンをタップすると、管理者がよく使用する操作をすぐに実行できます。
かんたん操作
かんたん操作アイコンをタップすると、ユーザーの追加、管理者の追加、グループの作成など、管理者がよく使用する操作メニューに簡単にアクセスできます。また、組織内のユーザーを検索することもできます。
[Add User](ユーザーを追加する)をタップすると、組織にユーザーを追加できます。なお、インポートなどの操作によりユーザーを一括で追加することはできません。手動で1件ずつ追加することのみ可能です。ユーザーを追加後、アプリを割り当てることができます。
[Create Group](グループを作成する)をタップすると、部署やグループを作成できます。作成したグループには、ユーザーを追加できます。グループを削除することも可能です。
[Add Admin](管理者を追加する)をタップすると、組織に管理者を追加できます。[Add S.Admin](アプリ管理者を追加する)をタップすると、Zoho Oneアカウントで管理している各アプリケーションごとにアプリ管理者を設定できます。
その他、画面下部には、ワンタッチ起動、ダッシュボード、全体検索、管理画面の4つのアイコンが表示されます。
ワンタッチ起動
Zoho Oneアプリでは、ホーム画面に[Personal](個人)と[Organization](組織)の2つのタブが表示されます。こちらの2つのタブからすべてのZohoアプリケーションにアクセスできます。自分(個人)用のアプリケーション一覧と管理者(組織)用のアプリケーションの一覧を、タブで切り替えることができます。また、アプリ名を変更したり、アプリを名前順に並べ替えたり、不要なアプリを削除したりすることもできます。
ダッシュボード
管理者は、[Dashboard](ダッシュボード)画面で各ユーザーの活動を把握できます。具体的には、さまざまなアプリの利用状況、サインイン状況、あまり使われていないアプリの特定、ユーザーがどこからサインインしているか、サインイン状況、不正アクセスの可能性の有無などの確認が可能です。
[Users](ユーザー)画面には、ユーザーの追加日時、外部ユーザー数、無効なユーザー数、未招待のユーザー数などに関するデータが表示されます。「Apps](アプリケーション)画面には、Zoho Oneに追加したアプリケーション数が表示されます。[Groups](グループ)画面には、組織内のグループの一覧が表示されます。
全体検索アイコン
Zohoで利用しているアプリケーションのすべてのデータをまとめて検索して、必要な情報をすばやく見つけることができます。また、フィルター機能を使用して、目的のデータをすばやく抽出できます。[View feeds](フィードを表示する)をタップすると、Zoho CliqとZoho Connectに投稿された情報を確認することもできます。また、この画面からは、Zoho Oneのヘルプページも参照できます。
管理画面
Zoho Oneの組織の管理者は、Web版における管理機能([Directory]メニュー)に相当する機能に、モバイルアプリからアクセスすることが可能です。モバイルアプリから、Zoho Oneのアカウントの管理や設定を行うことができます。たとえば、ユーザーの管理やアプリケーションへのアクセス権限の設定などが可能です。
また、セキュリティポリシーなど、組織全体に関する設定を行うこともできます。
具体的には、[Users](ユーザー)、[Groups](グループ)、[ Applications](アプリケーション)、[Admins](管理者)、[Security Policies](セキュリティポリシー)、[Device Management](デバイス管理)などのメニューにアクセスできます。
[Users](ユーザー)タブでは、組織のユーザーの一覧が表示されます。フィルター機能を使用して、条件に一致するユーザーを抽出することも可能です。ユーザーを追加したり、アプリやグループを割り当てたりすることができます。Web版と同じく、セキュリティポリシーを有効にすることもできます。
[Groups]タブには、グループと部署が表示されます。グループや部署を作成後、グループにユーザーを追加することもできます。また、グループのメンバーやフォロワーを追加したり編集したりすることもできます。その他、管理者は、セキュリティポリシーをグループに設定することができます。
[Applications](アプリケーション)タブでは、組織で利用できるアプリケーションの一覧が表示されます。モバイルアプリからこれらのアプリケーションを追加/削除することはできませんが、ユーザーまたは管理者を追加/変更することはできます。
[Admins](管理者)タブでは、Zoho Oneの管理者と組織の管理者が一覧表示されます。管理者を設定したり、設定を解除したりできます。
[Security policies](セキュリティポリシー)タブでは、組織に設定されているセキュリティポリシーの一覧が表示されます。ポリシーの適用対象から特定のユーザーを除外することもできます。
[Device Management](デバイス管理)タブには、[Devices](デバイス)と[Profiles](プロファイル)の2つのタブがあります。[Devices](デバイス)タブには、有効なデバイス、登録保留中のデバイスなどの数が一覧表示されます。
組織情報や通知を確認することも可能です。
名前やポータルURLなどの組織設定は、組織情報から確認/変更できます。アプリや通知を有効化/無効化することも可能です。[About](情報)欄では、モバイルアプリに関する最新情報が表示されます。[Privacy settings](プライバシー設定)、[Feedback](フィードバック)、[Tour](ツアー)などのメニューも表示されます。
[Notifications](通知)タブでは、管理者が、すべての操作や申請に関する通知を表示して対応することができます。重要度の高い情報のみを通知するように設定することも可能です。