許可に基づくメールマーケティングは、連絡先が実際に配信リストへの追加とメールの受信を希望することを確認するためのプロセスです。許可に基づくメールマーケティングにより、確実にメールマガジンの受信を選択した連絡先のみが、配信リストに含まれるようにできます。

利点

高い開封率とクリック率

配信リストへの追加に同意していない連絡先は、メールキャンペーンに興味がない可能性があります。そのような連絡先にメールを配信すると、迷惑メールに設定され、ドメインの信頼性に悪影響を及ぼします。メールの開封率とクリック率は、メール受信者の関心度に、完全に依存します。連絡先のエンゲージメントと反応を高めるために、オプトイン（同意）の連絡先にのみメールを配信しましょう。 

到達率の問題の回避

オプトイン（同意）した連絡先を追加する健全なリストを使用すれば、存在しないメールアドレスが含まれる可能性は低くなります。そうすると、バウンス（不達）、迷惑メールの苦情、登録解除、迷惑メールトラップなどの、メール到達率の問題を回避できます。

優れたドメインの信頼性とメール到達率

迷惑メールフィルターは、すべてのキャンペーンに対する連絡先の反応を観察し、ドメインの信頼性スコアを管理します。適切な同意オプションに基づく健全なリストを使用すれば、迷惑メールに設定される可能性が低くなります。その結果、迷惑メールフィルターにおける高いドメインの信頼性と、良好なメール到達率を実現できます。

Zoho Campaignsを通じた同意の取得

配信リストは、登録フォームを使用しなくても、簡単に作成できます。登録フォームツールからフォームを選択し、Webサイトに設置するか、ソーシャルメディアで共有します。登録フォームについての詳細はこちらをご参照ください。

6か月以上メールに反応していない連絡先は、セグメントから除外して、再エンゲージメントメールを配信してください。興味があることを確認した連絡先のみ、残します。未回答の連絡先をセグメント化する方法については、こちらをクリックしてご参照ください。

6か月以上連絡していなかった連絡先には、Zohoの同意機能を使用して、同意を得てからメールを配信してください。同意の管理方法については、こちらをクリックしてご参照ください。

メールを配信すべきではない連絡先

Zoho Campaignsの利用規約には、メールを配信すべきではない連絡先が明確に記載されています。 

Zoho Campaignsでは、ソースがどこであろうと、購入したメールアドレスを使用することを禁止しています。購入したリストはパーミッション（許可）に基づくリストではないため、多くの国で法的な問題が発生し、重大な法定刑罰が課せられる可能性があります。Zoho Campaignsで、購入したメールアドレスを使用しているアカウントが発見された場合、そのアカウントはブロックされます。

インターネットから収集したリストを使用したり、Webスクレイピングでメールアドレスを抽出したりすることは違法であり、Zohoの迷惑メール防止規定に反します。  

Zoho Campaignsチームが、購入または収集したメールアドレスの使用を発見した場合、そのアカウントは直ちにブロックされます。リストを健全に保ちつつ、事業利益を増大させる最適な方法は、有機的にリストを拡大することです。

メールを配信できる相手

• Webサイトのフォームに入力して、メールマガジンの購読に登録している場合。
  
• Webサイトからファイルをダウンロードしたり、商品やサービスを注文したりする時に、メールアドレスを提供している場合。
  
• あなたが実施したコンテスト、イベント、アンケートに参加した際にメールアドレスを提供しており、そのアドレスがマーケティングメールの配信に使用されることを知らされている場合。
  
• 初期設定ではチェックが入っていないオプトイン（同意）チェックボックスにチェックを入れて、メールでのアプローチを希望することを示し、メールの性質が商業的なものであることを知らされている場合。
  

登録フォームにチェックボックスを追加する方法については、こちらをクリックしてご参照ください。

配信リストを拡大する15の方法についてはこちらをご参照ください。 

メール配信に最適なタイミング

メールが連絡先の受信トレイに届く時間は、連絡先のエンゲージメントに大きな影響を与えます。メール配信は、連絡先のタイムゾーンと最適な開封時間を考慮して予約できます。そうすることで、連絡先の興味を持続させることができます。メールの予約方法については、こちらをクリックしてご参照ください。 

連絡先の受信トレイに多数のメールを届けると、迷惑をかけてしまいます。メールの配信頻度を設定して、そのような事態を回避しましょう。メール制限の設定方法については、こちらをクリックしてご参照ください。

オプトアウト（登録解除）

許可に基づくメールマーケティングには、配信リストに追加する前に連絡先の同意を取得するだけでなく、いつでもオプトアウト（登録解除）できるオプションを提供することも含まれています。登録解除オプションは常に明確にし、すべてのメールでアクセスしやすい位置に配置します。

健全なリストは、メールマーケティングの強力な基盤となります。リストにおける同意が強化されれば、それだけメールの到達率も向上します。