Zoho CRMのソーシャルタブが新しくなりました。組織で行われたソーシャルメディアでの活動や顧客からの反応などのデータがより確認しやすくなりました。このページでは、新しくなった機能を詳しく説明します。
ブランドの設定
これまでは、ソーシャルメディア(TwitterとFacebook)はソーシャルの設定ページ([設定]→[チャネル]→[ソーシャル])で別々のタブに表示されていました。それぞれのタブで、組織で管理しているソーシャルメディア情報を別々に追加する必要がありました。
今回の更新により、[ブランドの設定]タブからソーシャルチャネルを一元管理できるようになりました。利用しているプランに応じて、複数のブランドを作成したり、組織のTwitterやFacebookのアカウントをブランドに追加したりすることができます。複数のブランドの設定は、異なる製品やサービスの販促活動を行うために、組織で複数のソーシャルメディアのアカウントを管理する場合に役立ちます。
管理者の設定とソーシャルの権限
これまでは、ユーザーに対するソーシャルの権限を管理するには、セキュリティ設定([設定]→[ユーザーと権限]→[セキュリティ設定])から設定する必要がありました。
今回の更新により、[管理者の設定]タブ([設定]→[チャネル]→[ソーシャル]の順に移動)から権限を設定できるようになりました。ソーシャルの権限には、ソーシャルの管理者、ソーシャルタブ、ソーシャルプロフィールの3種類が用意されています。ソーシャルメディアの活動を管理するユーザーに基づいて、それぞれの権限を個別に追加する必要があります。
ソーシャルタブ
これまで、ソーシャルタブで表示されていた項目は、作成、フィルター、キーワード追跡、カスタムストリーム、最新情報、CRMの設定の6種類でした。
今回の更新により、これらをダッシュボード、モニター、投稿、活動履歴の4種類のタブに整理しました。
作成:以前の操作画面で表示されていた作成アイコンは、[投稿]タブ内に移動しました。
フィルター:ソーシャルメディアのフィルター機能は、[ダッシュボード]タブで利用することができます。
カスタムストリーム:カスタムストリームは[モニター]タブに移行しました。[+]アイコンをクリックして[列の種類の選択]で対象の列を選択し、[検索列の保存]をクリックします。
キーワード追跡:キーワード追跡オプションは[モニター]タブに移行しました。[+]アイコンをクリックしてキーワードを入力し、[検索列の保存]をクリックします。
最新情報:最新情報は[活動履歴]に変更され、ソーシャルタブ内のカテゴリーの1つとなりました。[活動履歴]では、ソーシャルタブで最近行われた活動を確認することができます。投稿は時系列順に表示され、最新の投稿が一番上に表示されます。こちらでは、次の項目を確認することができます:
- Facebookでの公開ステータス
- 公開中のツイート
- ツイートへの返信
- 投稿へのコメント
- TwitterのダイレクトメッセージやFacebookのメッセージへの返信
CRMの設定:設定アイコンには、パネル上部にあるダッシュボード、モニター、投稿、活動履歴の各タブの隣からアクセスすることができます。
CRMビュー:これまで、ソーシャルタブのCRMビューでは未完了の商談、見込み客や連絡先、不明の訪問者、顧客からの反応に関する情報を確認することができました。これらの反応に関する情報は、各項目で別々に表示されていました。
今回の更新により、ダッシュボードの[会話]と[メッセージ]タブで確認できるようになりました。[会話]タブでは、投稿、コメント、メンション、いいね、ツイート、ツイートへの返信などを確認することができます。[メッセージ]タブでは、TwitterやFacebookで顧客から受け取った非公開メッセージを確認することができます。
[モニター]タブでは、TwitterやFacebookで行われる反応に関する情報を表示するための列を追加することができます。たとえば、Twitterのタイムラインに関する列を作成し、対象となる詳細情報を表示することができます。同様に、Facebookのページに対するメンションに関するビューを作成することができます。これにより、タイムラインやメンションに関連する詳細情報をすべて1か所で確認することができます。
[投稿]タブでは、TwitterやFacebookでの顧客からの投稿を確認することができます。このタブから記事を投稿できます。組織で複数のブランドを管理している場合は、投稿するブランドを選択することもできます。
会話やメッセージへのフィルターの適用
これまでは、各ソーシャルメディアでの反応に対してフィルターを適用できる箇所にフィルターのアイコンが表示されていました。
今回の更新により、[ソーシャル]タブの[ダッシュボード]で会話とメッセージにフィルターを適用できるようになりました。適用できるフィルターは次のとおりです:
- ネットワークフィルター:ソーシャルメディアに基づいて投稿を抽出できます。FacebookとTwitterのいずれか1つ、またはすべての投稿が表示されます。
- ブランドフィルター:複数のブランドを管理している場合、このフィルターを使用すると、特定のブランドの投稿のみを表示することができます。ブランドフィルターはモニター、投稿、ダッシュボードで使用することができます。
- タブフィルター:見込み客、連絡先、取引先、未完了の商談や受注した商談別に投稿を表示することができます。標準タブとカスタムタブの両方から投稿を表示できます。
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