Zoho CRMにおける複数の通貨の設定は、国際的な取引や複数の通貨を使用する取引のデータを管理するのに役立ちます。海外の顧客や仕入先と定期的に取引する場合に、複数の通貨を使用して取引データを記録できます。Zoho CRMで複数の通貨を設定すると、次のことができます:
Zoho CRMにおける複数の通貨の設定は、国際的な取引や複数の通貨を使用する取引のデータを管理するのに役立ちます。海外の顧客や仕入先と定期的に取引する場合に、複数の通貨を使用して取引データを記録できます。Zoho CRMで複数の通貨を設定すると、次のことができます:
為替レートは、複数の通貨を追加する際に指定します。各データには、[為替レート]という名前の標準項目があり、データの通貨に換算された値が登録されます。この項目は、データ作成時の変換比率(レート)を記録するために追加されます。複数の通貨を追加すると、すべての既存データに対して、基準通貨がデータの通貨として設定されます。その結果、既存のデータの為替レートは「1」に設定されます。
組織で使用しなくなった通貨がある場合、CRMアカウントから無効にすることが可能です。通貨を無効にする場合の留意事項:
通貨を無効にするには
必要に応じて、CRMアカウントに追加した後、無効にした通貨を、再度有効にすることができます。最大10件の通貨を有効にすることが可能です。
通貨を有効にするには
影響を受けるデータや設定内の通貨 | 通貨を無効にした場合の処理 |
データの作成/編集画面で選択されている通貨 | エラー画面が表示されます。有効な通貨を手動で選択する必要があります。 |
Zoho CRMユーザーの個人設定で選択されている通貨 | 基準通貨に自動で変更されます。 |
ポータルユーザーの個人設定で選択されている通貨 | 基準通貨に自動で変更されます。 |
ワークフロールールやコマンドセンターによって作成されるデータの通貨 | 基準通貨に自動で変更されます。通貨項目の値(金額)も、為替レート換算によって、自動で変更されます。 |
見込み客の変換によって作成される連絡先データの通貨 見込み客の変換によって作成される商談データの通貨 | 基準通貨に自動で変更されます。また、通貨項目の値(金額)も、為替レートに従って変更されます。 商談データの作成画面に通貨項目がある場合、エラー画面が表示されます。有効な通貨を手動で選択する必要があります。それ以外の場合は、商談は自動的に基準通貨で作成されます。 |
複数の通貨の設定を使用するには、あらかじめ組織のZoho CRMアカウントの管理者が、組織の設定で、基準通貨とその他の通貨を複数設定しておく必要があります。設定が完了すると、他の権限のユーザーが、商談や見積書、請求書などの作成時に複数の通貨を使用できるようになります。
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
日々の営業活動を効率的に管理し、導入効果を高めるための方法を学びましょう。