Zoho Lensは拡張技術(AR)を通じて遠隔でサポートを行うことができるサービスです。技術者は、スマートフォンのカメラやスマートグラスを通じて、リモートから顧客にサービスを提供することができます。リモートからリアルタイムで接続してメンテナンスの確認を行ったり、技術的な障害を解決したりできます。Zoho Lensでは、現場の状況を詳細に把握し、やりとりできます。高解像度ストリーミング、画面上の注釈、空間マッピング、チャットなどの高度な機能が用意されています。Zoho Lensを用いることで、対面での作業や出張回数を減らし、顧客満足度を向上させ、サービスコストを削減することができます。
Zoho Lensアドオンを使用すると、Zoho Desk内の問い合わせ画面から拡張技術(AR)を用いて、リモートによるサポート(画面共有)を開始できます。これにより、顧客のスマートフォンのカメラやスマートグラスを通じて問題を確認し、対応することができます。工場の機械やサーバーなどの問題に対処する際に非常に役立ちます。Windows、Mac、LinuxなどのOSで使用しているWebブラウザーから、リモートでサポートを行うことができます。
Zoho Desk内でZoho Lensライセンス(スタンダードプラン、プロフェッショナルプラン)を購入すると、20%割引になります。さらに、年間ライセンスを購入する場合、2か月分が割引になります。
アドオンのメリット:
顧客の視点からリアルタイムで問題を確認することができます。
Zoho Deskプラットフォームから直接拡張技術(AR)によるリモートサポートセッションを開始できるため、サポート範囲が広がります。
解決までの時間を短縮し、初回連絡時の解決率が向上します。例えば、メールを何度もやりとりして回答を待つのではなく、すぐに問題を修正したり、会話したりできます。
取引先への訪問の必要性を無くし、サポートコストを削減できます。
迅速で適切かつ正確なソリューションにより、顧客の満足度を高め、ロイヤルティの向上を図れます。
新しいZoho Deskアカウントの場合
Zoho Lensアドオンでは、Zoho Lensのプロフェッショナルプランで利用できる機能を15日間無料で試用できます。この試用は、拡張技術(AR)によるリモートサポートを行った日から始まり、リモートサポート技術者を無制限に追加することができます。Zoho Lensの試用期間における残りの日数も確認できます。
試用期間が終わると、ライセンスは自動で無料プランに移行します。登録できるリモートサポート技術者1人です(通常は管理者です)。引き続き拡張技術(AR)によるリモートサポートを行うには、Zoho Lensのプランをアップグレードする必要があります。
メモ:
既存のZoho Deskアカウントの場合
拡張技術(AR)によるリモートサポートを行うには、Zoho Lensのアドオンを有効にする必要があります。アドオンを有効にすると、Zoho Lensのプロフェッショナルプランで利用できる機能を90日間無料で試用できます。試用期間が終わると、ライセンスは自動で無料プランに移行します。登録できるリモートサポート技術者1人です(通常は管理者です)。 無料プランに移行中でも移行後でも、いつでも有料プランにアップグレードできます。
また、このアドオンを有効にする前に、すでに拡張技術(AR)によるリモートセッションを実行している担当者がいる場合があります。これらの担当者には、連携したZoho Lensアカウントへの参加を促す招待メールが送信されます。該当の担当者は、招待を受諾するまで、「保留中」としてタグ付けされます。
アドオンの有効化
アドオンを有効にしてユーザーを管理する方法について説明します。
アドオンを有効にするには:
- 上部のバーの設定アイコン()をクリックします。
- 設定画面から、[マーケットプレイス]内の[Zoho]をクリックします。
- Zoho画面で、[Zoho Lens]をクリックします。
- Zoho Lensのアドオン画面で、[有効にする]をクリックします。
- 確認画面で[続ける]をクリックして、Zoho Lensの組織を作成、または関連付けます。
Zoho Lensアドオンが有効になります。現在利用しているライセンス(無料または有料)の内容を確認することもできます。
リモートサポート技術者の管理
リモートサポート技術者とは、スマートフォンやスマートグラスを通じて顧客の環境にリモートで接続し、画面越しで顧客の問題に対応する担当者のことです。リモートサポート技術者のライセンスを購入後、担当者を技術者として追加する必要があります。追加した技術者に限り、問い合わせ内から拡張技術(AR)によるリモートサポートセッションを実行することができます。
技術者を管理するオプションは、Zoho Lensでライセンスを購入した場合にのみ利用できます。
初期設定では、Zoho Deskのメインの連絡先として登録しているユーザーがリモートサポート技術者として追加されます。このユーザーを削除することはできません。
Zoho Deskの担当者のみリモートサポート技術者として追加できます。
技術者を追加するには:
Zoho Lensアドオンの画面で、[技術者の管理]アイコン()をクリックします。
技術者の追加画面が右側に表示されます。
担当者の画像にマウスのカーソルを合わせて選択します。
注意: 追加している「保留中」の担当者は、Zoho Lensのライセンスの利用人数に加算されます。 [技術者の追加]をクリックします。
選択した担当者がリモートサポート技術者として追加されます。
技術者の削除
リモートサポート技術者として追加した担当者を削除できます。削除された担当者は、問い合わせ内から拡張技術(AR)によるリモートセッションを実行できなくなります。
技術者を削除するには:
Zoho Lensアドオンの画面で、[リモートサポート技術者]タブをクリックします。
対象の技術者にマウスのカーソルを合わせて、削除アイコン()をクリックします。 確認画面で、[削除]をクリックします。
選択した技術者が削除されます。必要に応じて、Zoho Lensのライセンスを別の技術者に割り当て直すことができます。
担当者の再招待
リモートサポート技術者が所属できるのは、一度に1つのZoho Lensの組織のみです。連携したZoho Lensアカウントから技術者の登録が解除された場合、該当の技術者を再招待する必要があります。再招待オプションを使用すると、対象の担当者を再度登録できます。再招待した担当者は「保留中」として設定されます。招待を承諾するまでリモートセッションを実行できませんのでご注意ください。
技術者を再招待するには:
Zoho Lensアドオンの画面で、[リモートサポート技術者]タブをクリックします。
対象の技術者にマウスのカーソルを合わせて、再招待アイコン()をクリックします。
技術者に再招待メールがすぐに送信されます。
アドオンの無効化
拡張技術(AR)によるリモートサポートを顧客に提供しない場合は、Zoho Deskでアドオンを無効にすることができます。アドオンを無効にしても、ダウングレードするまでZoho Lensのライセンスはキャンセルされませんのでご注意ください。
アドオンを無効にするには:
Zoho Lensアドオンの画面右上にあるその他アイコン()をクリックします。 メニューから[アドオンを無効にする]をクリックします。
確認画面で、[無効にする]をクリックします。
Zoho Lensアドオンが無効になります。