テキストブロック

テキストブロック

テキストブロックとは

この記事では、メッセージブロックのテキストブロックについて説明します(質問ブロックのテキストブロックではありません)。テキストブロックは、自動ガイドボットの回答として、顧客に対してメッセージや情報を表示するための、2種類のメッセージブロックのうちの1つです。テキストブロックは、顧客による情報の入力や選択を必要としない、定型メッセージを伝える場合に便利です。たとえば、顧客が自動ガイドボットとのチャットを開始する際に、挨拶メッセージを自動で表示できます。 

テキストブロックの利用メリット

テキストブロックを利用すると、自動ガイドボットによる顧客とのやりとりにおいて、適切なタイミングで明確かつ簡潔で関連性のあるメッセージを伝えることが可能です。たとえば、挨拶メッセージを表示することで、顧客に親近感や安心感を与えてやりとりをスムーズに進めることができます。また、顧客からの依頼や手続きに関する更新をリアルタイムに通知することで、信頼関係を強化しつつ、自己解決のスピードを向上させることが可能です。

Notesテキストブロックには、1,000文字まで入力できます。
Info
Facebook連携、Telegram連携による経路では、テキストのみを表示できます。テキストの装飾(太字、下線、斜体)、リンクの挿入、ファイルの添付はできません。

テキストブロックの作成

自動ガイドボットのフローの作成時に、テキストブロックを追加して設定できます(フローの作成方法についてはこちらをご参照ください)。

1.フローにテキストブロックを追加するには、[+](追加)アイコンをクリックします。

2.ブロックの追加画面が表示されるので、[応答ブロック][テキストブロック]の順に選択します。




3.[ブロック名]欄に、ブロックの名前を入力します。ブロック名には、重複しない名前を付ける必要があります。また、日本語は使用できませんのでご注意ください。
4.[メッセージ]欄に、顧客に表示するメッセージを入力します。


5.プレビュー画面で、テキストブロックがどのように動作するかを確認します(プレビュー画面が表示されていない場合は、[プレビュー]ボタンをクリックするとプレビューを確認できます)。
6.表示内容に問題がなければ、
[保存する]をクリックします。



7.フローの設定画面の右上にある[保存する]をクリックして、フローの下書きを保存します。
8.
フローの設定が完了したら、[公開する]をクリックして、フローを公開します。

Notesすでに登録されているブロック名を入力すると、以下の画像のようにエラーが表示されます。



Infoフローの終了ブロックとして設定する場合、ブロックの追加/編集画面で、[終了ブロック]の切り替えボタンをクリックして有効にします。

Notes
ブロックの設定内容を保存せずにフローの編集画面から移動した場合、確認メッセージが表示されます。そのまま移動すると、未保存の設定内容は完全に削除されますのでご注意ください。

テキストブロックの編集

ブロックの設定内容は、必要に応じていつでも編集できます。フローが公開中、または下書きであっても編集は可能です。編集するには、以下の手順を実施します。

1.フローの一覧画面で対象のフローをクリックし、フローの編集画面を開きます(フローにカーソルを合わせると表示される鉛筆アイコンをクリックすることでも編集画面を表示できます)。




2.対象のテキストブロックをクリックします。
3.表示された操作メニューの一覧から[ブロックを編集する]を選択します。




4.ブロックの編集画面が表示されるので、必要に応じてブロックを編集し、[保存する]をクリックします。




5.フローの設定画面の右上にある[保存する]をクリックして、フローの下書きを保存します。
6.フローの設定が完了したら、[公開する]をクリックして、フローを公開します。


Notes
  • ブロックを編集した際に、顧客と自動ガイドボットとのチャットのやりとりが進行中の場合、進行中のやりとりには以前のフロー(ブロック)の設定内容が適用されたままになります。以降で新しいチャットのやりとりを開始する際には、更新後のフロー(ブロック)の設定内容が適用されます。
  • ブロックの変更後に変更内容を反映させるには、フローを再度公開する必要があります。
  • 入力変数に変更を加えると、その変数が使用されているすべてのフローで自動的に更新されます。

テキストブロックのコピー

作成したブロックの設定情報を再利用する場合、ブロックのコピー(複製)機能を利用できます。対象のブロックをコピーして、新しいブロックとして貼り付けることでフローに追加できます。貼り付けたブロックの設定情報はそのまま適用するか、必要に応じて変更を加えることができます。

1.フローの一覧画面で対象のフローをクリックして、フローの編集画面を開きます。対象のテキストブロックをクリックします。
2.表示された操作メニューの一覧から[ブロックをコピーする]を選択します。ブロックの設定情報が、クリップボードにコピーされます。
3.フローの編集画面で、コピーしたブロックを貼り付けるには、[+](追加)アイコンをクリックします。  
Infoブロックの追加画面が表示されるので、[応答ブロック][クリップボードから]の順に選択します。
4.ブロックの設定情報が表示されるので、必要に応じて編集し、[貼り付ける]をクリックします。

 
Notes
  • クリップボードにコピーしたブロックの設定情報は、何度でも貼り付けることができます。コピーしたブロックが不要になった場合、クリップボードの内容を消去することが可能です。消去するには、[クリップボードから]の右側にある[x](クリアする)アイコンをクリックします。
  • 既存のブロックをコピーする際、変数を含む設定情報がすべてコピーされます。フローに追加する前に、設定情報を必要に応じて編集できます。ブロック名は重複しない名前にする必要があるため、コピーして貼り付けたブロックの名前には、既存のブロック名の後に「_copy」が自動で追加されます。このブロック名は、必要に応じて変更できます。
  • コピーしてフローに追加したブロックを削除すると、クリップボードに保存されていた設定情報も削除されます。

テキストブロックの削除

1.フローの一覧画面で対象のフローをクリックし、フローの編集画面を開きます(フローにカーソルを合わせると表示される鉛筆アイコンをクリックすることでも編集画面が表示されます)。




2.対象のテキストブロックをクリックします。
3.表示された操作メニューの一覧から
[ブロックを削除する]を選択します。



4.表示された確認メッセージで、[はい、削除します。]をクリックします。




Info

削除したブロックを復元したい場合は、この段階でフローの編集画面の左側にある[元に戻す]アイコンをクリックすることで復元可能です。ただし、以降の手順を行うと、復元できなくなりますのでご注意ください。




5.フローの設定画面の右上にある[保存する]をクリックして、フローの下書きを保存します。
6.フローの設定が完了したら、[公開する]をクリックして、フローを公開します。
Notes
  • ブロックを削除した際に、顧客と自動ガイドボットとのチャットのやりとりが進行中の場合、進行中のやりとりには以前のフロー(ブロック)の設定内容が適用されたままになります。以降で新しいチャットのやりとりを開始する際には、更新後のフロー(ブロック)の設定内容が適用されます。
  • ブロックの削除後に変更内容を反映させるには、フローを再度公開する必要があります。

他の内容に関連付けられているブロックを削除しようとすると、エラーメッセージが表示されます。以下の画像は、エラーの表示例です。

ブロックの後に続く経路が設定されている場合:




ブロックが別のフローへの移動処理に使用されている場合:



Idea

利用例

顧客がオンラインストアで携帯電話のケースを購入したとします。決済の手続きが完了するとすぐに、インスタントメッセージ連携の経路に設置している自動ガイドボットからテキストブロックを通じて通知メッセージが送信されます。これにより、顧客は決済が完了して商品の発送が準備中であることを即座に確認できます。

フローにおけるテキストブロックの例

通知メッセージ

以下の画像は、上記の利用例の内容をもとに自動ガイドボットのフローを作成したものです。

自動ガイドボットのメッセージ:「お知らせ:決済が完了しました。商品の発送準備中です。ご購入ありがとうございました」

設定内容:



自動ガイドボットでの表示内容:



ヒントと留意点

  • 表示するメッセージは、簡潔でわかりやすい内容にします。専門用語や複雑な表現は使用しないことをおすすめします。
  • 名前などの差し込み項目を使用することで、個々の顧客に応じた内容のメッセージを表示できます。顧客の関心を引くことが可能です。
  • 親しみやすく、かつ、組織のブランドに合った言い回しにします。顧客との信頼関係の構築に役立ち、よりスムーズにやりとりできます。
  • テキストの装飾や絵文字を使用することで、読みやすくすることが可能です。文字数が多い場合は、文や段落に分けたり、箇条書きを使用したりします。


対応している問い合わせ経路

テキストブロックは、以下のインスタントメッセージサービスとの連携による問い合わせ経路の自動ガイドボットで利用できます。

  1. WhatsApp
  2. Telegram
  3. Facebook Messenger
  4. LINE
  5. Instagram 
  6. ビジネスメッセンジャー
Notes

フローごとにブロックを500件まで追加できます。ブロック数の上限に達した場合にブロックをさらに追加するには、新しいフローを作成して移動ブロックで接続するか、既存のフローから不要なブロックを削除する必要があります。



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