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Zoho Directoryの概要
Zoho Directoryとは
Zoho Directoryは、ユーザー、アプリ、セキュリティを一元管理するための、組織向けIDおよびアクセス管理プラットフォームです。従業員の入社、役割変更、退職に伴うアクセス管理に課題を抱えるIT管理者や成長中のチームに適しています。
管理者は、アプリごとにアクセス権を個別に設定・削除する代わりに、Zoho Directoryを使用してユーザーの追加、グループ分け、アプリの割り当て、サインイン方法の管理、セキュリティポリシーの適用、活動の監視を行えます。これにより、各ユーザーに必要なアクセス権を必要なタイミングで付与し、退職時には速やかに削除できます。
Zoho Directoryでできること
Zoho Directoryでは、次の操作を行えます。
- ユーザーの追加、インポート、同期
- ユーザーの部門やグループへの分類
- 業務用アプリ(Zohoおよびサードパーティ製)の追加とアクセス管理
- 対応アプリでのシングルサインオン(SSO)の有効化
- 多要素認証(MFA)の適用
- パスワードポリシーとセッションポリシーの設定
- ユーザーまたはグループへのアプリの割り当て
- ユーザーのプロビジョニングとプロビジョニング解除の自動化
- 管理業務の委任
- レポート、監査ログ、セキュリティ関連のアクティビティの確認
これにより、管理者の手作業を減らし、従業員が必要なアプリへよりスムーズにアクセスできるようになります。
Zoho Directoryの主なメリット
ユーザー管理の一元化
複数のアプリでユーザーアカウントを個別に更新することなく、ユーザーを一元管理できます。
組織における従業員情報の管理方法に応じて、ユーザーを手動で追加したり、一括インポートしたり、既存のディレクトリから同期したりできます。
アプリへのアクセスの簡素化
Zoho Directoryでは、アプリを追加し、適切なユーザーやグループに割り当てることができます。
たとえば、営業グループには営業アプリ、財務グループには財務アプリ、人事グループには人事アプリを割り当てることができます。
これにより、従業員が担当業務に必要なツールへアクセスできるようにしやすくなります。
シングルサインオン
シングルサインオンを使用すると、ユーザーは1回の安全なサインインで対応アプリにアクセスできます。
従業員が複数のパスワードを覚える必要がなくなり、管理者もアクセス権をより一貫して管理できます。
アカウントセキュリティの強化
Zoho Directoryには、ユーザーアカウントと組織のデータを保護するためのセキュリティ管理機能が用意されています。
管理者は、組織の要件に応じて、パスワードルール、多要素認証、セッション設定、その他のアクセス制御を設定できます。
ユーザーのプロビジョニングとプロビジョニング解除
プロビジョニングではユーザーにアプリへのアクセス権を付与し、プロビジョニング解除ではそのアクセス権を削除します。従業員の入社、チーム変更、退職時には、Zoho Directoryからアクセス権を更新できます。必要なときに適切なアクセス権が付与され、不要になった時点で削除されます。
管理者の可視性向上
Zoho Directoryでは、管理者がユーザー、アプリ、アクセス権、活動を把握できます。
レポート、監査ログ、セキュリティ関連の分析情報を使用して、ユーザーによるアプリへのアクセス状況を把握し、対応が必要な箇所を特定できます。
Zoho Directoryの構成
Zoho Directoryは、いくつかの主要な領域で構成されています。
ユーザー
ユーザーとは、アプリやリソースへのアクセスが必要な組織内のメンバーです。
ユーザーは手動で追加するほか、ファイルからインポートしたり、既存のディレクトリから同期したりできます。
グループと部門
グループと部門を使用すると、組織構造に基づいてユーザーを分類できます。
チーム、役割、所在地、部門、業務分野などに基づいてユーザーを分類できます。これにより、アプリの割り当てとアクセス管理が容易になります。
アプリ
アプリとは、従業員が使用する業務用ツールです。
対応アプリを追加し、サインイン設定を行って、ユーザーまたはグループにアクセス権を割り当てることができます。
セキュリティ
セキュリティ設定では、ユーザーのサインイン方法とアカウントの保護方法を定義できます。
パスワードポリシー、MFA、セッションルール、その他のアクセス関連の制御を設定できます。
管理者の役割
管理者の役割を使用すると、管理業務を分担できます。
たとえば、ユーザーを管理する管理者、アプリを管理する管理者、レポートやセキュリティ設定を確認する管理者をそれぞれ指定できます。
Zoho Directoryの利用対象
Zoho Directoryは、ユーザー、アプリ、アクセス権をより体系的に管理したい組織に適しています。
特に、次のような場合に役立ちます。
- 従業員のIDを管理するIT管理者
- 複数の業務用アプリを使用する組織
- シングルサインオンとアクセス管理を導入したいチーム、または入社・退職手続きを自動化したい企業
- アカウントセキュリティを強化する必要がある組織、またはユーザーやアプリの活動を把握したい管理者。
簡単な例
Zoho Directoryの活用例:従業員のライフサイクル
こちらでは、従業員の入社初日から退職日まで、Zoho Directoryでアクセス権を管理する流れを説明します。
- 入社:新しい従業員が営業チームに加わります。管理者は、手動、インポート、または同期によって、そのユーザーをZoho Directoryに追加します。
- オンボーディング:管理者はユーザーを営業グループに追加します。グループのアプリアクセス、セキュリティポリシー、その他の設定が自動的に適用されるため、従業員は必要な営業アプリをすぐに使い始めることができます。
- 役割の変更:従業員がヘルスケアチームに異動します。管理者はその従業員をヘルスケアグループに移動します。設定は新しいグループに合わせて更新され、代わりにヘルスケアグループのアプリへアクセスできるようになります。
- オフボーディング:従業員の退職時に、管理者はオフボーディング手続きの一環としてアクセス権を削除します。これにより、どのアプリにもアクセス権が残りません。
管理者がアプリごとに個別に更新する必要はなく、これらの操作をすべて一元的に行えます。
Zoho Directoryの利用開始
Zoho Directoryを初めて設定する場合は、次の手順を実行します。
- 組織情報を設定する
- ドメインを追加して認証する
- ユーザーを追加、インポート、または同期する
- グループと部門を作成する
- アプリを追加する
- ユーザーまたはグループにアプリを割り当てる
- 基本的なセキュリティ設定を行う(パスワードポリシー、MFA、セッションルール)
組織の成長に応じて、SSO、プロビジョニング、管理者の役割などの詳細な機能も後から利用できます。