Zoho Appticsの基本設定

Zoho Appticsの基本設定

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はじめに

Zoho Appticsへようこそ!アプリのための最適なプラットフォームです。

Zoho Appticsは、モバイル、Web、デスクトップ向けアプリのアプリ内での使用状況、エンゲージメント、パフォーマンス、成長を1つのコンソールで確認できる、プライバシーに配慮した製品分析ソリューションです。アプリをZoho Appticsと連携すると、複数のプラットフォームにわたるアプリの分析情報を取得し、ユーザー体験の改善に役立てることができます。

Zoho Appticsは、アプリの所有者、開発者、マーケティング担当者が、アプリ内のあらゆる接点でデータに基づく意思決定を行えるよう支援します。次のことが可能です。
  1. アプリの開発者は、アプリの健全性とパフォーマンスを確認できます。
  2. アプリのマーケティング担当者は、アプリ内での利用状況やエンゲージメントに加え、各段階での離脱状況を把握できます。
  3. アプリの所有者は、1つのダッシュボードで全体像を把握できます。

機能

Appticsのすべての機能は、コンソール上のデータを把握しやすいよう、目的別にまとめられています。関連する機能は、開発者、マーケティング担当者、ASOの各フォルダーに分類されています。
  1. アプリの安定性とパフォーマンス:デバッグビュー、リアルタイムダッシュボード、クラッシュとエラーのレポート、アプリ内フィードバックとバグ報告、ストアのレビュー、API、アプリのバージョン、リモートロガー
  2. アプリの成長:アプリ内更新、アプリ内評価、リモート設定
  3. アプリの使用状況とエンゲージメント:ユーザー、ユーザーグループ、新規デバイス、アクティブなデバイス、イベント、画面、セッション、カスタム属性、地理情報
  4. ユーザーの行動:フロー、ファネル、ヒートマップ、利用継続率、セグメント
  5. チャネル:プッシュ通知
  6. ASO(App Store最適化):ストアのレビューと評価、レビューのタグ、カテゴリー、パフォーマンスの指標(iOSアプリ向け)
上記の機能に加えて、Appticsには、役割ベースのアクセス制御、監査ログ、ユーザーの同意管理モジュール、ユーザーグループの追跡管理など、世界各地のさまざまなプライバシー規制への準拠に役立つ、プライバシーを重視した機能が用意されています。

アーキテクチャ

Appticsのアーキテクチャは、ユーザーのデバイスからAppticsコンソールへのデータの流れに基づいています。

対応SDK

Zoho Appticsは、次の各種フレームワークに対応しています。
  1. Android
  2. iOS
  3. iPadOS
  4. macOS
  5. tvOS
  6. watchOS
  7. React Native
  8. Flutter
  9. Unity(visionOS)
  10. Windows
  11. JavaScript
  12. Linux
  13. Kotlin Multiplatform(KMP)
連携手順の詳細については、SDK連携ガイドを参照してください。

Appticsの利用を開始する手順

次の3つの簡単な手順でAppticsの利用を開始できます。
  1. Zoho Appticsアカウントに[ログイン]するか、アカウントを[登録]します。
  2. Zoho Appticsで組織とプロジェクトを作成します。
  3. SDK連携を完了し、Appticsコンソールでデータの受信を開始します。
各手順の詳細は以下のとおりです。

Appticsアカウントの設定

  1. Webブラウザーでwww.zoho.com/apptics/を開きます。
  2. 登録に必要な詳細を入力し、サービス規約とプライバシーポリシーに同意して、[利用を開始する]をクリックします。

  1. すでにアカウントをお持ちの場合は、[サインイン]をクリックします。

  1. サインインすると、[組織の管理]ページに移動します。[組織を新しく作成する]をクリックします。
  2. 組織名、タイムゾーン、電話番号、アプリが動作するプラットフォーム、アプリID、本番環境などの詳細を追加します。
  3. Zoho Appticsで組織を作成し、ユーザーのアプリデータをZoho Appticsが収集することに同意すると、データ収集についてアプリのユーザーに同意を求めるかどうかを選択できます。

  1. [次]をクリックすると、組織が作成されます。入力した詳細に基づいてプロジェクトが自動的に作成され、そのプロジェクトにアプリが登録されます。
Info

ユーザーの同意モジュールを使用する場合、ユーザーがアプリを初めて操作したときに、アプリの設定でプライバシー設定の確認を求められます。Apple iPhoneでのサンプル画面を以下に示します。


  1. ユーザーが[ユーザーIDを含める]を選択し、その他のすべての項目が有効になっている場合、ユーザーのデバイスから収集されたデータはユーザーIDに関連付けられます。
  2. ユーザーが[ユーザーIDを含める]を無効にし、その他のすべての項目が有効になっている場合、ユーザーのデバイスからデータは収集されますが、Appticsでは匿名のままになります。ランダムに生成されたIDがデータに関連付けられます。
  3. ユーザーがすべての項目を無効にした場合、データは追跡されません。

プロジェクトの作成とアプリの追加

組織を作成済みでも、その組織にプロジェクトがない場合は、次の手順を実行します。


  1. [プロジェクトを作成する]をクリックします。
  2. プロジェクトの詳細を入力します。プロジェクト名を入力します。
  3. アプリが動作するプラットフォーム(iOS、tvOS、macOS、watchOS、visionOS、Android、Windows、Web、Linux)を選択してください。
  4. アプリIDを追加します。Apple(iOS/iPadOS/macOS/tvOS/watchOS/visionOS))アプリの場合はバンドルID、Androidアプリの場合はパッケージ名、Webアプリの場合はドメインのURLを入力する必要があります。
  5. データに開発環境または本番環境のどちらのタグを付けるか、環境を選択します。

  1. 必要な詳細を入力したら、[次]をクリックします。プロジェクトが作成され、そのプロジェクトにアプリが登録されます。
  2. アプリを登録したら、画面に表示される連携手順を完了し、コンソールでアプリデータの受信を開始できます。

Info
連携はすぐに完了することも、いったんスキップして後からコンソールのクイックスタートページで完了することもできます。プロジェクトを作成してアプリを追加する方法については、こちらをご参照ください。
Notesメモ:Appticsで組織を作成したユーザーは、その組織の特権管理者となり、すべての権限を持ちます。各組織に設定できる特権管理者は1人のみです。1つの組織に`N`人の管理者を設定できます。管理者も組織内のすべての権限を持ちます。ただし、管理者は既存の組織を更新または削除できません。詳細については、Appticsの管理者ガイドをご参照ください。

Appticsダッシュボードでのデータ分析

Appticsコンソールのダッシュボードでは、選択した日付の範囲におけるクラッシュ、セッション、新規デバイス、アクティブなデバイス、上位のイベント、上位の画面など、アプリの主要な指標の概要を確認できます。


SDK連携とデータフローの検証

SDK連携が完了したら、データポイントがコンソールに正しく記録されているかどうかを確認して検証できます。開発者フォルダー内のデバッグビューモジュールでは、開発環境で開発者のデバイスまたはシミュレーターからAppticsに記録されるデータポイントをリアルタイムで確認できます。



たとえば、デバッグ用デバイスのアプリ内で実行されたイベントを、デバッグビューコンソールで正確に確認できます。これにより、意図したイベントが正しく記録されていることを確認し、関連するすべてのデータが正しく送信されていることを検証できます。正しく記録されていない場合は、データの記録に関する問題をすぐに特定し、必要な変更を行えます。

組織へのユーザーの招待

組織にメンバーを招待し、プロジェクトに追加できます。Zoho Appticsでは役割に基づくアクセス制御が可能で、組織の管理者またはプロジェクト管理者が、プロジェクト内の各ページにアクセスできるユーザーを決定します。ユーザーが複数のプロジェクトに異なる権限レベルで参加している場合でも管理しやすくなるため、役割を明確に定義することが重要です。

新しいメンバーを、プラットフォーム開発責任者、プラットフォーム開発者、マーケティング担当者、プラットフォームデザイン責任者、プラットフォームデザイナー、テスト責任者、テスター、フォロワー、クライアントのいずれかの役割で追加または招待できます。
Notesメモ:メールアドレスをコンマで区切ることで、複数のユーザーを招待できます。
  • 右上にあるプロフィール画像をクリックします。

  • [組織のメンバー]に移動し、[ユーザーを招待する]をクリックするか、[組織の新しいメンバーを招待する]を直接クリックします。

  • 組織に招待するユーザーのメールアドレスを追加します。
  • ユーザーの種類として、メンバーまたは管理者を選択します。
  • ユーザーがアクセスできるプロジェクトと、そのユーザーの役割を選択します。(任意です)
  • [招待する]をクリックすると、ユーザーに招待メールが送信されます。Appticsにアクセスするには、ユーザーがメールでの招待を承諾する必要があります。

組織のメンバーのプロジェクトへの追加

  1. [設定]→[プロジェクトのメンバー]に移動します。
  2. 対象の役割の下にある[+]アイコンをクリックします。
  3. 組織のすべてのメンバーがポップアップに表示されます。組織のメンバーを選択し、[完了]をクリックします。
    ユーザーがプロジェクトに追加されます。

Notesメモ:ポップアップには、組織のメンバーのみが表示されます。追加するユーザーがリストに表示されない場合は、組織の管理者に連絡し、そのユーザーを組織に追加するよう依頼してください。組織の管理者は、組織のメンバーページで確認できます。

デバイス、ユーザー、データ

用語の定義

  1. 新しいデバイス:アプリがダウンロードされ、インストールされたデバイスの合計です。デバイスが工場出荷時の設定にリセットされた場合や、アプリを削除して再インストールした場合、そのデバイスはAppticsで新しいデバイスとして登録されます。
  2. アクティブなデバイス(累計):アクティブなセッションが1回以上発生したデバイスの合計です。
  3. アクティブなデバイス(重複を除いた実件数):過去30日間にアクティブなセッションが1回以上発生したデバイスの実件数です。
  4. アプリに登録したユーザー:すべてのプラットフォームとデバイスにおいて、アプリに登録したユーザーの人数の合計です。
  5. 新規ユーザー:選択した期間において、すべてのプラットフォームとデバイスでアプリに登録した新規ユーザーの人数の合計です。
Idea
例:
1日目-デバイスA、B、C、D(デバイスの実件数:4)
2日目-デバイスA、C、E、F、G(デバイス数:5、実件数:3)
3日目-デバイスA、C、H、I(デバイス数:4、実件数:2)
3日間のアクティブなデバイス(重複を除いた実件数)の合計=4+3+2

コンソールの新しいデバイスとアクティブなデバイス

アプリでユーザー同意管理モジュールを使用している場合、ユーザーの同意に基づいて収集されたデータは、コンソールにオプトインしたデバイス、匿名のデバイス、オプトアウトしたデバイスとして表示されます。オプトアウトしたデバイスについては、該当するデバイスの合計と同意の状態のみがAppticsサーバーに保持されます。ユーザーがマーケットプレイスからアプリをダウンロードすると、そのデバイスはデバイスIDとランダムに生成されたUUIDを使用して、Appticsに`新しいデバイス`として登録されます。


アプリ内でSDKが初期化されると、標準では匿名で追跡が開始されます。setuser()メソッドを使用するまで、データはどのIDにも関連付けられません。setuser()メソッドでは、任意のIDを使用できます。詳細はSDKガイドを参照してください。
setuser()メソッドで使用するユーザーIDは、開発者側でも保持する必要があります。このユーザーIDは、後でAppticsコンソールのデータを検索する際に使用できます。
Warning
警告:setuser()メソッドでは、個人を直接特定できる情報を使用しないでください。個人を直接特定できる情報を使用する必要がある場合は、その旨をアプリのユーザーに必ず伝えてください。

一般に、Appticsの新しいデバイス数は、マーケットプレイスからのダウンロード数と同等とみなすことができます。ただし、このデータをApp StoreやPlay ストアのインストール数と比較しないでください。これは、各デバイスの同意設定と、開発者が設定した追跡のステータスに基づいてデータが収集されるためです。

重要な測定指標は、アクティブなデバイスの累計と実件数です。アクティブなデバイスは、設定された期間中にアクティブなセッションが1回以上発生したデバイスを示します。30暦日まではアクティブなデバイス(重複を除いた実件数)を確認でき、30日を超える期間では累計を確認できます。



Notes
メモ:Zoho Appticsを分析ソリューションとして使用する場合、AppleのApp Tracking Transparency(ATT)フレームワークを実装する必要はありません。

データ収集とデータ共有の設定

このセクションでは、デバイスのデータ共有状態が変更されるさまざまなケースと、その変更がAppticsで収集されるデータに与える影響について説明します。
  1. ケースA:ユーザーが今日オプトインし、後で次の状態に変更した場合
    匿名でのオプトイン
    -新規ユーザーとして扱われます。ユーザーAと、この新しい匿名ユーザーは関連付けられません。
    オプトアウト-状態をオプトアウトに設定すると、データ収集は直ちに停止します。
  2. ケースB:ユーザーが匿名でオプトインし、後で次の状態に変更した場合
    IDを使用したオプトイン-新規ユーザーとして扱われます。ユーザーAと、この新しいユーザーは関連付けられません。
    オプトアウト-状態をオプトアウトに設定すると、データ収集は直ちに停止します。
  3. ケースC:ユーザーがオプトアウトし、後で次の状態に変更した場合
    IDを使用したオプトイン-状態をIDを使用したオプトインに変更すると、ユーザーのIDに関連付けてデータが収集されます。
    匿名でのオプトイン-データは収集されますが、ユーザーのIDには関連付けられません。
Notesメモ:ユーザー同意モジュールの使用は必須ではありません。上記のケースは、Appticsのユーザー同意モジュールを使用する場合にのみ適用されます。同意モジュールを使用せず、アプリ内データに個人を直接特定できる情報が含まれている場合は、その旨をアプリのユーザーに必ず伝えてください。