lookup 項目を使用すると、フォーム間でリレーションシップを作成できます。このリレーションシップを活用することで、同じアプリケーション内の他のフォームや、Zoho Creator アカウント内の別のアプリケーションのフォームからデータを参照できます。データのマッピングはデータIDを用いて行われます。フォームからデータを追加するたびにデータIDが生成され、データ同期を実現するためのバックエンド参照として機能します。フォーム入力時、lookup 項目には関連フォームで追加された値やデータの一覧が表示されます。値を選択して現在のフォームを送信すると、両フォーム間でデータIDを用いたマッピングが確立されます。
たとえば、法律事務所が法人運営のためにリーガルケース管理アプリケーションを利用しているとします。このアプリには、弁護士、顧客、取扱中の案件、案件詳細、案件履歴、審理詳細、支払いの詳細、その他のデータを保存・表示するためのタブがあります。
このアプリの主要なタブは次の3つです:
Case 詳細フォームには、すでにLawyerフォームやClientフォームで登録済みの弁護士および顧客情報が含まれます。LawyerやClient用に新たに2つの項目を追加する代わりに、Case 詳細フォームにlookup 項目を追加することで、他の2つのフォームのデータにアクセスし、再利用できます。これによりデータや項目の重複を防げます。
Lookup 項目の主な利点は次の通りです:
フォームにlookup項目を追加する際は、以下の操作が必要です。詳細はlookup項目の追加方法をご参照ください。
ルックアップ項目で関連フォームのデータ表示方法をカスタマイズできます。ルックアップ項目データは、関連フォームの1つの項目、または複数の項目から表示することが可能です。複数の項目を選択した場合、項目間に区切り文字を表示するかどうかも指定できます。参照方法
ルックアップ項目では、以下の項目タイプからデータを表示できます:名前、住所、メール、電話番号、単一折れ線グラフ、番号、パーセント、通貨、小数、自動番号、ラジオ、ドロップダウン、日付、日付-時間、数式、ユーザー、ID、追加ユーザー、更新済みユーザー、追加日時、更新日時。
関連フォームに必要なデータが存在せず、ユーザーが探している値が見つからない場合でも、ユーザーが直接関連フォームにアクセスしてデータを追加し、再度検索する手間を省くことができます。lookup項目自体から関連フォームへデータの追加を許可することで、効率的に必要な情報の登録が可能となります。この設定方法についてはこちらをご参照ください
lookup項目の新規エントリーを許可プロパティを有効化すると、ユーザーがフォームにアクセスした際に次のような操作が可能になります。
初期設定では、ルックアップ項目にはルックアップされたフォームに存在するすべてのデータが表示されます。ただし、ルックアップフォーム内のデータに基づいてフィルターを適用することも可能です。方法はこちら
設定したフィルターは、ユーザーがルックアップ項目にアクセスするたびに、データの追加時と編集時の両方で適用されます。
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