連携項目

連携項目

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要点

Zoho Creatorの連携項目は、外部サービス(他のZohoアプリやサードパーティーツール)に保存されているデータを検索できる特別な項目です。選択したサービスとタブからデータを取得して表示するドロップダウンとして機能します。ユーザーは表示されたデータから1つの値を選択でき、Zoho Creatorのデータと外部サービスのデータを関連付けられます。


Creatorアプリにデータを重複して保存することなく、他のサービスにある既存のデータを参照するには、この項目を使用します。また、関連するデータのみが表示されるように絞り込むことで、エラーを減らし、データの一貫性を高め、目的の値を探すために長い一覧をスクロールする手間を省けます。

利用条件

  1. 連携項目は、すべてのプランで利用できます。
  2. 特権管理者、管理者、アプリ管理者、開発者は、編集モードで連携項目を追加、編集できます。ライブモードでは、すべてのユーザーが連携項目を利用できます。

1. 概要 

連携項目は、ユーザーがデータの送信時にCreatorフォームから外部サービスのデータを直接参照し、関連付けることができるフォーム項目です。外部連携先のサービスから情報をリアルタイムで取得する動的なルックアップとして機能します。連携項目を使用すると、データを手動で入力する代わりに、外部連携先のサービスにある既存のデータを検索してフォームの送信内容に関連付けることができます。これにより、システム間でデータの一貫性を維持し、Creatorアプリ内でのデータの重複を防げます。

メモ
メモ。

この項目は読み取り専用で、ユーザーはデータの一覧から選択することのみ可能です。


連携項目は、外部サービスで選択したタブからデータを取得し、フォーム内に表示します。この処理には、外部連携とデータソースが使用されます。項目の設定時に、既存の外部連携/データソースを選択するか、新しく作成できます。

 

連携項目の使用例

連携項目は、次の用途に使用できます。

  1. 外部サービスのデータを参照して、Creatorアプリのタブを拡張する
  2. 両方の製品に同じデータを重複して入力するのを防ぐ
  3. 外部連携先のサービスで選択された値に基づいて、ワークフローを実行する。
情報参考:Creator内のアプリにある関連データをリンクするには、ルックアップ項目を使用できます。

1.1 連携先サービスの対応項目

連携項目には、次の項目を除き、連携先サービスのあらゆる種類の項目のデータを表示できます。

  1. 複数行のテキスト、URL、メディア(画像、ファイルなど)を含む項目
  2. ドロップダウンメニュー、ラジオボタン、チェックボックスで選択肢を表示する項目

外部サービスでサポートされていない項目

チェックボックス

複数選択

ラジオボタン

セクション

決定ボックス

書式ありテキスト

URL

画像

署名

ファイルのアップロード

音声

動画

サブフォーム

AR

決定ボックス

メモの追加

 

サービスの一覧で、連携項目に対応しているサービスを確認してください。   

2. 利用例    

顧客からのサポート依頼を処理するために、Zoho Creatorでサービス管理アプリを構築している組織を例に説明します。この組織では、顧客情報をZoho Creatorではなく、CRM、ERP、HRMSプラットフォームなどの外部システム(Zoho CRMなど)で管理しています。


連携項目を使用しない場合。
  1. 両方のシステムで重複するデータを管理する必要がある
  2. サポート担当者がサポートチケットの作成時に顧客情報を手動で入力する必要がある
  3. 一方のシステムを更新すると、もう一方のシステムの情報が古くなる可能性がある

連携項目を使用する場合。

  1. これらの課題に対処するには、サポートチケットフォームに連携項目を追加して、外部連携先のサービスから顧客データを取得します。チケットの作成時に、担当者は顧客情報を手動で入力する代わりに、該当する顧客を検索して選択できます。連携項目には設定済みのフィルターに基づいて関連する顧客のみが表示されるため、各チケットを有効な顧客データに確実に関連付け、複数のシステム間でデータの一貫性を維持できます。

3. フォームへの連携項目の追加      

情報前提条件:フォームに連携項目を追加する前に、フォームを作成する必要があります。

  1. アプリの編集モードに移動し、左ペインで目的のフォームを選択します。
  2. [フォーム作成ツールを開く]ボタンをクリックします。
  3. 左ペインの[特殊項目]にある[連携]項目を中央にドラッグ&ドロップするか、ダブルクリックします。
  4. 連携ポップアップで、次の詳細を選択します。
    データソースを追加するポップアップ
    1. [サービス]:データの取得元となる外部サービスを選択します。
    2. [データソース]:既存のデータソースがある場合は、それを使用して手順cに進みます。ない場合は、[データソースを追加]をクリックして、新しいデータソースを作成します。
      データソースを追加ポップアップで、次の項目を選択します。
      1. [外部連携]:既存の外部連携から選択するか、新しい外部連携を作成します。

        メモ:新しい外部連携を作成する場合、または認証されていない既存の外部連携を選択する場合は、認証のために、選択したサービスのアカウントへのログイン画面に移動します。
        メモメモ:表示されるデータは、外部連携の種類によって異なります。管理者が認証した外部連携では、管理者の認証情報を使用して外部サービスからデータが取得されます。ログインユーザーの外部連携では、各ユーザーの認証情報を使用してデータが取得されます。
      2. [タブ]:データの取得元となるサービスの対象タブを選択します。
      3. [データソースの名前]:データソースの名前は自動的に入力されます。必要に応じて編集できます。[作成]をクリックします。
        外部連携を追加するか既存の外部連携を選択してデータソースを追加するポップアップ
    3. [連携]ポップアップで、目的の項目を選択します。
      タブの項目を連携項目に選択可能
  5. [完了]をクリックします。

    連携項目を追加した後は、項目名の設定、表示項目のカスタマイズ、必須項目への設定、フィルター条件の定義、説明の追加など、さまざまなプロパティを設定できます。
メモ
メモ:同じデータソースを複数の連携項目で使用できます。

4. 表示項目のカスタマイズ    

連携項目には、対象タブの複数の項目を一度に表示できます。表示できる項目は最大3項目です。

  1. 表示する項目値の間に区切り文字を追加できます。
  2. 区切り文字には書式なしテキストまたは特殊文字を使用でき、最大10文字まで入力できます。
  3. 初期設定の区切り文字はハイフン(-)です。
  4. 選択した項目は、1つに結合された値として表示されます。

たとえば、次の連携項目では、Zoho CRMの連絡先タブから名、姓、メールの3つの項目を取得します。項目値は区切り文字を使用してカスタマイズされ、レポートには次の形式で表示されます:名 姓/メール。

メモメモ:表示項目を変更すると、既存のデータにも新しい表示形式が反映されます。ただし、以前に保存された値自体は自動的に更新されません。更新するには、ライブモードで連携項目のデータ同期を実行します。 

連携項目で値を選択する方法を示すアプリのライブモード

 

表示項目をカスタマイズする手順 

  1. フォーム作成ツールで、目的の連携項目を選択します。右ペインに項目のプロパティが表示されます。
  2. 表示項目セクションで、目的の項目(連携サービスの対象タブにある項目)を選択します。
  3. 別の表示項目を追加するには、追加アイコンをクリックします。新しい表示項目が追加され、ドロップダウンから目的の項目を選択できます。
    連携項目用に選択した表示項目
  4. 必要に応じて、表示項目の前にあるテキストボックスに区切り文字を追加します。値が保存される形式は、[プレビュー]セクションで確認できます。区切り文字には、最大10文字の書式なしテキストまたは特殊文字を使用できます。
  5. 選択した表示項目を削除するには、削除アイコンをクリックします。選択した項目の順序を変更するには、並べ替えアイコンをクリックします。変更内容は自動的に保存されます。

5. 連携項目のデータの絞り込み     

連携項目にフィルター条件を設定し、表示するデータを制御できます。これにより、アプリのユーザーには、設定した条件を満たすデータのみが表示され、選択できるようになります。連携サービスのすべてのデータを表示する代わりに、指定した条件を満たすデータのみが表示されるように項目を設定できます。


これは、対象タブに大量のデータが含まれている場合に特に役立ちます。

フィルターを設定すると、次のことが可能です。

  1. データの一覧を絞り込む
  2. 選択に関連するデータのみを表示する
  3. 不要な情報を減らし、操作性を向上させる
  4. 適切で許可されたデータのみをユーザーが選択できるようにする

このフィルターは編集モードで設定する必要があり、ライブモードの連携項目のデータに適用されます。

 

フィルター条件の種類     

フィルター条件は、次の2通りの方法で定義できます。

固定値
フォームに基づく値
固定値

値を直接指定する条件です。

例:

  1. ステータス=有効
  2. プラン=プレミアム

変更されず、常に一定である必要がある条件に使用します。

フォームに基づく値

現在のフォーム内の項目と、同じフォーム内の別の連携項目の値を使用する条件です。フィルターは、ユーザーが入力または選択した内容に基づいて動的に更新されます。

例:

  • 顧客の地域=フォームで選択された地域

  • 商品=ユーザーが選択した商品

ユーザーの入力内容に応じてフィルターを変更する必要がある場合に使用します。

フォームの項目は、次の方法で参照できます。

  • input.field_name(現在のフォーム内の項目)

  • システム変数

  • グローバル変数

 

例

サービス管理アプリのフォームで、サポート担当者がZoho Creatorで問い合わせを作成し、Quickbooksからデータを取得する連携項目を使用して顧客を選択する場合を想定します。

この例では、サポート担当者がフォームで、ステータスが有効で、プレミアムプランを利用している顧客に対してのみ問い合わせを作成するとします。編集モードで、「顧客のステータスが有効」と「プランがプレミアム」という2つの条件を使用してフィルターを設定できます。適用すると、連携項目には、公開中のアプリで両方の条件を満たす顧客のみが表示され、ユーザーは関連する対象データだけを選択できます。
メモメモ:現在、フィルター機能は一部のQuickBooksサービスでのみ利用できます。今後、対応するサービスが追加される予定です。

 

フィルターの設定手順 

  1. フォーム作成ツールで、対象の連携項目を選択します。右側のパネルに項目のプロパティが表示されます。
  2. [フィルターを設定]チェックボックスを[選択肢]セクションでクリックします。[フィルターを設定]のポップアップが表示されます。
  3. ポップアップで、対象のタブの項目をドロップダウンから選択し、演算子と値を指定して条件を設定します。たとえば、フィルターを「ステータスが有効に等しい」と設定できます。さまざまな条件を設定する方法をご確認ください。[+新しく追加]をクリックすると、複数の条件を追加できます。
    メモ
    メモ:使用できる条件演算子と論理演算子(AND、OR)は、選択したサービスによって異なります。

    1. 現在のフォームの項目を使用して、動的な条件を設定できます。例:input.product_name。また、システム変数やグローバル変数を使用して動的な条件を設定することもできます。
    2. 現在のフォームにある別の連携項目で選択された値も使用できます。たとえば、選択した取引先の連絡先だけを[連絡先]項目に表示するには、「取引先名がinput.account.nameに等しい」と設定します。このように複数の連携項目を連結して、複数階層の依存関係を作成できます。
    メモメモ:条件に使用する項目は、選択したタブに存在し、その項目によるフィルター処理がサービスでサポートされている必要があります。
  4. [完了]をクリックします。フィルターの概要が右側のパネルに表示されます。公開中のアプリでは、連携項目に条件を満たす項目だけが表示されるようになります。

6. 連携項目の設定方法 

以下の動画では、フォームに連携項目を追加する方法と、公開中のアプリでの動作を説明します。

7. 連携項目の動作 

公開中のアプリでは、連携項目は次のように動作します。


データの選択  

ユーザーは、連携先のサービスから取得されたデータの一覧を検索し、値を選択できます。選択できる値は1つだけです。項目内で値を追加または編集することはできません。


表示されるデータは、使用する外部連携の種類によって異なります。たとえば、管理者が認証した外部連携では管理者の認証情報を使用してデータが取得され、ユーザー固有の外部連携ではログイン中のユーザーの認証情報に基づいてデータが取得されます。


値の表示  

設定した表示項目に基づいて値が表示されます。複数の項目(最大3つ)をまとめて表示できます。


フォーム送信データとレポート内のデータ  

選択した値はフォームの送信後に保存され、他のフォームデータとともにレポートで確認できます。この値は、ワークフロー(フォームルール、承認、連携など)でも使用でき、選択したデータに基づいて処理を実行できます。

 

フィルター適用時の動作  

フィルターが設定されている場合、指定した条件(静的または動的)を満たすデータのみが表示されるため、ユーザーは関連するデータだけを選択できます。

 

データの表示順  

データは連携先のサービスから返される標準の順序で表示されます。通常は最新のデータが先頭に表示されます。

 

参照元データの更新時の動作  

連携先のサービスでデータが更新されると、それ以降の選択時には、更新後の値が連携項目に反映されます。変更後に作成または更新されたデータには、最新の値が保存されます。ただし、既存のデータには以前に保存された値が保持され、自動では更新されません。これらのデータを更新するには、連携項目のデータ同期を実行します。

 

データの検索  

連携項目の検索については、次のとおりです。

  1. ユーザーは、設定したすべての表示項目を検索できます。
  2. 検索を開始するには、2文字以上入力する必要があります。
  3. 複数の表示項目を対象に検索できます。すべての表示項目で入力内容に一致するデータが表示されます。
  4. 実行される検索の種類は、対象のサービスと項目に保存されるデータの種類によって異なります。

 

以下の画像は、Zoho CRMからデータを取得し、3つの項目の値を表示する連携項目を示しています。

連携項目の値を選択する方法を示すアプリのライブモード


該当するレポートで、選択した連携項目の値を確認できます。以下の画像は、区切り文字とともに3つの表示項目で構成された「顧客」項目を示しています。

 

連携項目の選択した値を示すアプリのライブモードのレポート

 

8. 連携項目でサポートされているプロパティ 

連携項目には、以下のプロパティを設定できます。

 

カテゴリー

プロパティ

説明

項目のカスタマイズ

項目名

項目名と項目のリンク名を変更できます。項目名はフォームに表示されるラベルです。項目のリンク名は、アプリ内で項目を参照するための一意の識別子です。

項目の種類

項目の種類を確認できます。

項目のサイズ

公開時に適用される項目の幅を調整できます。

表示項目

外部サービスから最大3つの項目を選択できます。

プレビュー

選択した表示項目が区切り文字とともにユーザーにどのように表示されるかを確認できます。

連携の詳細

データの取得元となるサービス名、データソース名、タブを表示します。

入力規則

必須

連携項目での値の選択を必須にし、値を選択せずにフォームを送信できないようにします。

フィルターの設定

条件に基づいて外部サービスから取得した値を絞り込み、条件を満たす値のみを表示します。

表示設定

管理者にのみ項目を表示

フォーム内のこの連携項目にアクセスできるユーザーを制御します。すべてのユーザー、または管理者のみに表示できます。

ユーザー入力

説明

選択内容に関する案内を入力して、ユーザーを支援できます。案内はツールチップまたはヘルプテキストとして表示されます。

参照

項目の参照先

アプリ内でこの項目が使用されている場所を確認できます。

       

9. 注意事項  

  1. 連携項目は読み取り専用で、一覧に表示されるデータから値を選択することのみ可能です。データの追加や編集には対応していません。
  2. 接続済みの外部サービスから取得したデータに基づいて、データが表示されます。
  3. ドロップダウンに表示される値は独自に並べ替えることができず、接続済みサービスから返される標準の順序で表示されます。通常は新しいデータが先に表示されます。
  4. フィルターが設定されている場合、指定した条件を満たすデータのみが表示されます。
  5. 接続済みサービスでデータが更新された場合、変更後に作成または編集されたデータにのみ更新後の値が反映されます。データ同期を実行しない限り、既存のデータには以前に保存された値が保持されます。
  6. 利用可能なデータとその構造は、接続済みサービスの設定と権限によって異なります。
  7. 項目内の検索結果は、外部サービスから取得したデータと、設定された表示項目に基づきます。
  8. 連携項目にデータが表示されるのは、対象サービス(Zoho CRMなど)のサブスクリプションで対象タブへのアクセスが許可されている場合のみです。たとえば、Zoho CRMのスタンダードプランを契約し、Zoho CRMの発注書タブのデータを表示する連携項目を追加したとします。Zoho CRMのスタンダードプランでは発注書タブを利用できないため、この連携項目にはデータが表示されません。

10. 関連トピック    

  1. 項目の追加と管理
  2. ルックアップ項目

 


 
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連携項目を追加したら、基本項目、高度な項目、特殊項目、AI項目など、その他の項目も確認してみましょう。また、追加されたレコードを表示、管理するために、レポートをカスタマイズする方法も確認できます。
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連携項目を追加する前に、項目について理解しておきましょう。