要点
Zoho Creatorの連携項目は、外部サービス(他のZohoアプリやサードパーティーツール)に保存されているデータを検索できる特別な項目です。選択したサービスとタブからデータを取得して表示するドロップダウンとして機能します。ユーザーは表示されたデータから1つの値を選択でき、Zoho Creatorのデータと外部サービスのデータを関連付けられます。
Creatorアプリにデータを重複して保存することなく、他のサービスにある既存のデータを参照するには、この項目を使用します。また、関連するデータのみが表示されるように絞り込むことで、エラーを減らし、データの一貫性を高め、目的の値を探すために長い一覧をスクロールする手間を省けます。
利用条件
連携項目は、ユーザーがデータの送信時にCreatorフォームから外部サービスのデータを直接参照し、関連付けることができるフォーム項目です。外部連携先のサービスから情報をリアルタイムで取得する動的なルックアップとして機能します。連携項目を使用すると、データを手動で入力する代わりに、外部連携先のサービスにある既存のデータを検索してフォームの送信内容に関連付けることができます。これにより、システム間でデータの一貫性を維持し、Creatorアプリ内でのデータの重複を防げます。
この項目は読み取り専用で、ユーザーはデータの一覧から選択することのみ可能です。
連携項目は、外部サービスで選択したタブからデータを取得し、フォーム内に表示します。この処理には、外部連携とデータソースが使用されます。項目の設定時に、既存の外部連携/データソースを選択するか、新しく作成できます。
連携項目の使用例
連携項目は、次の用途に使用できます。
参考:Creator内のアプリにある関連データをリンクするには、ルックアップ項目を使用できます。
連携項目には、次の項目を除き、連携先サービスのあらゆる種類の項目のデータを表示できます。
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外部サービスでサポートされていない項目 |
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チェックボックス |
複数選択 |
ラジオボタン |
セクション |
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決定ボックス |
書式ありテキスト |
URL |
画像 |
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署名 |
ファイルのアップロード |
音声 |
動画 |
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サブフォーム |
AR |
決定ボックス |
メモの追加 |
サービスの一覧で、連携項目に対応しているサービスを確認してください。
顧客からのサポート依頼を処理するために、Zoho Creatorでサービス管理アプリを構築している組織を例に説明します。この組織では、顧客情報をZoho Creatorではなく、CRM、ERP、HRMSプラットフォームなどの外部システム(Zoho CRMなど)で管理しています。
連携項目を使用する場合。
前提条件:フォームに連携項目を追加する前に、フォームを作成する必要があります。
メモ:表示されるデータは、外部連携の種類によって異なります。管理者が認証した外部連携では、管理者の認証情報を使用して外部サービスからデータが取得されます。ログインユーザーの外部連携では、各ユーザーの認証情報を使用してデータが取得されます。
連携項目には、対象タブの複数の項目を一度に表示できます。表示できる項目は最大3項目です。
たとえば、次の連携項目では、Zoho CRMの連絡先タブから名、姓、メールの3つの項目を取得します。項目値は区切り文字を使用してカスタマイズされ、レポートには次の形式で表示されます:名 姓/メール。
メモ:表示項目を変更すると、既存のデータにも新しい表示形式が反映されます。ただし、以前に保存された値自体は自動的に更新されません。更新するには、ライブモードで連携項目のデータ同期を実行します。
表示項目をカスタマイズする手順
連携項目にフィルター条件を設定し、表示するデータを制御できます。これにより、アプリのユーザーには、設定した条件を満たすデータのみが表示され、選択できるようになります。連携サービスのすべてのデータを表示する代わりに、指定した条件を満たすデータのみが表示されるように項目を設定できます。
フィルターを設定すると、次のことが可能です。
このフィルターは編集モードで設定する必要があり、ライブモードの連携項目のデータに適用されます。
フィルター条件の種類
フィルター条件は、次の2通りの方法で定義できます。
値を直接指定する条件です。
例:
変更されず、常に一定である必要がある条件に使用します。
現在のフォーム内の項目と、同じフォーム内の別の連携項目の値を使用する条件です。フィルターは、ユーザーが入力または選択した内容に基づいて動的に更新されます。
例:
顧客の地域=フォームで選択された地域
商品=ユーザーが選択した商品
ユーザーの入力内容に応じてフィルターを変更する必要がある場合に使用します。
フォームの項目は、次の方法で参照できます。
input.field_name(現在のフォーム内の項目)
システム変数
グローバル変数
例
サービス管理アプリのフォームで、サポート担当者がZoho Creatorで問い合わせを作成し、Quickbooksからデータを取得する連携項目を使用して顧客を選択する場合を想定します。
メモ:現在、フィルター機能は一部のQuickBooksサービスでのみ利用できます。今後、対応するサービスが追加される予定です。
フィルターの設定手順
メモ:条件に使用する項目は、選択したタブに存在し、その項目によるフィルター処理がサービスでサポートされている必要があります。
以下の動画では、フォームに連携項目を追加する方法と、公開中のアプリでの動作を説明します。
公開中のアプリでは、連携項目は次のように動作します。
ユーザーは、連携先のサービスから取得されたデータの一覧を検索し、値を選択できます。選択できる値は1つだけです。項目内で値を追加または編集することはできません。
表示されるデータは、使用する外部連携の種類によって異なります。たとえば、管理者が認証した外部連携では管理者の認証情報を使用してデータが取得され、ユーザー固有の外部連携ではログイン中のユーザーの認証情報に基づいてデータが取得されます。
値の表示
設定した表示項目に基づいて値が表示されます。複数の項目(最大3つ)をまとめて表示できます。
フォーム送信データとレポート内のデータ
選択した値はフォームの送信後に保存され、他のフォームデータとともにレポートで確認できます。この値は、ワークフロー(フォームルール、承認、連携など)でも使用でき、選択したデータに基づいて処理を実行できます。
フィルター適用時の動作
フィルターが設定されている場合、指定した条件(静的または動的)を満たすデータのみが表示されるため、ユーザーは関連するデータだけを選択できます。
データの表示順
データは連携先のサービスから返される標準の順序で表示されます。通常は最新のデータが先頭に表示されます。
参照元データの更新時の動作
連携先のサービスでデータが更新されると、それ以降の選択時には、更新後の値が連携項目に反映されます。変更後に作成または更新されたデータには、最新の値が保存されます。ただし、既存のデータには以前に保存された値が保持され、自動では更新されません。これらのデータを更新するには、連携項目のデータ同期を実行します。
データの検索
連携項目の検索については、次のとおりです。
以下の画像は、Zoho CRMからデータを取得し、3つの項目の値を表示する連携項目を示しています。
連携項目には、以下のプロパティを設定できます。
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カテゴリー |
プロパティ |
説明 |
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項目のカスタマイズ |
項目名 |
項目名と項目のリンク名を変更できます。項目名はフォームに表示されるラベルです。項目のリンク名は、アプリ内で項目を参照するための一意の識別子です。 |
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項目の種類 |
項目の種類を確認できます。 |
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項目のサイズ |
公開時に適用される項目の幅を調整できます。 |
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表示項目 |
外部サービスから最大3つの項目を選択できます。 |
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プレビュー |
選択した表示項目が区切り文字とともにユーザーにどのように表示されるかを確認できます。 |
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連携の詳細 |
データの取得元となるサービス名、データソース名、タブを表示します。 |
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入力規則 |
必須 |
連携項目での値の選択を必須にし、値を選択せずにフォームを送信できないようにします。 |
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フィルターの設定 |
条件に基づいて外部サービスから取得した値を絞り込み、条件を満たす値のみを表示します。 |
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表示設定 |
管理者にのみ項目を表示 |
フォーム内のこの連携項目にアクセスできるユーザーを制御します。すべてのユーザー、または管理者のみに表示できます。 |
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ユーザー入力 |
説明 |
選択内容に関する案内を入力して、ユーザーを支援できます。案内はツールチップまたはヘルプテキストとして表示されます。 |
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参照 |
項目の参照先 |
アプリ内でこの項目が使用されている場所を確認できます。 |
連携項目を追加する前に、項目について理解しておきましょう。