数式フィールドの理解

数式フィールドの理解

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数式項目では、事前に定義した式に基づいて、フォーム内の各データの値を自動生成できます。

例を見てみましょう。合計金額は、注文フォームで、注文された商品の単価数量に基づいて計算されます。この処理を実現するためにワークフローを作成する代わりに、数式項目を使用すると、多くの時間と手間を省けます。このような数学演算に加えて、2つの項目のデータを連結するなどのテキストベースの操作や、2つの日付間の日数を求めるなどの日付ベースの操作が必要になる場合もあります。Zoho Creatorでは、このような要件やその他の要件に対応するために、数式項目が用意されています。

数式項目の値は計算によって求められるため、初期設定ではフォームに表示されません。必要に応じて表示できます。詳細はこちら

Notes
メモ:数式項目で累乗を計算するには、次の構文を使用できます:<input.Number.power(input.Expression)>。

機能

フォームでの数式項目の表示

数式項目の値は計算によって求められ、ユーザーが入力するものではないため、ユーザーがフォームにアクセスした際、初期設定では表示されません。必要に応じて表示できます。方法はこちら

Info

留意事項

  • フォームに数式項目を表示すると、その項目は無効な状態で表示されます。これにより、ユーザーは入力できないことが分かります
  • 数式項目がフォーム内の他の項目を参照している場合、フォームを送信する前に、計算結果をユーザーが確認できるようにすると便利です。
    ヒント:数式項目は、参照先の項目の近くに配置することをおすすめします。これにより、入力内容に基づいて計算が行われていることをユーザーが理解しやすくなり、ユーザー体験が向上します。

    項目の種類の設定

数式項目の式は、互換性のある項目の種類に関連付けることができます。これにより、書式設定やその他のカスタマイズを項目に適用でき、選択した項目の種類に基づいて、値の表示の一貫性をフォーム、レポート、ページ全体で維持できます。初期設定では、式の項目の種類は、数式項目で定義した数式に基づいて決まります。

 

式の項目の種類には、9種類のうちいずれか指定できます:1行、複数行、数値、小数、パーセント、通貨、決定ボックス、日時、時間。

 

数式の結果に基づく項目の種類のオプション

式に基づいて、数式の結果に対する項目の種類を設定できます。以下に、結果の種類と使用できる項目の種類を示します。

テキスト型の結果

数式の結果がテキストベースの値になると想定される場合、初期設定の種類は[1行]です。ただし、以下のいずれかの項目の種類を設定できます。

  • 1-短いテキスト値(最大255文字)を保存します。数式の結果がテキストになる場合、初期設定で選択されます。

  • 複数行-長い内容(最大65,355文字)を保存しますが、グループ化、並べ替え、一部の連携でのサポートが制限されるなど、一部の機能に制限があります。

Notesメモ:複数行から1行に切り替えると、項目の値は最大255文字の制限に収まるように切り捨てられます。

小数型の結果

数式の結果が小数/分数値になると想定される場合、初期設定の種類は小数です。ただし、項目の種類を次のいずれかに変更できます。

  • 小数-結果を小数形式で表示します(23.425)

  • 通貨-選択した国コードと形式で、結果を金額として表示します($153.63)

  • パーセント-結果をパーセント値として表示できます(98.13%)


小数点以下の桁数の設定:小数、通貨、パーセントの項目の種類では、レポートで値を表示する際に使用する小数点以下の桁数を2~15桁の範囲で定義できます。

 

その他の結果の種類  

その他の結果の種類では、項目の種類は自動的に決定され、変更できません



1行の数式項目の種類と複数行の数式項目の種類における動作は次のとおりです。

タブ

プロパティ

新しい1行の数式への対応

新しい複数行の数式への対応

フォーム

ルックアップ表示項目

はい

いいえ

ルックアップの詳細検索

はい

いいえ

サブフォーム項目に基づく並べ替え

はい

いいえ

レポート

タブ間の条件ビルダー(条件の設定)

はい

いいえ

グループ化

はい

いいえ

並べ替え

はい

いいえ

検索

はい

いいえ

Deluge

条件フィルター

はい

いいえ

集計データ(件数、合計、一意の件数、最大値、最小値)

はい

いいえ

ページ

パネル/ゲージ-一意の件数

はい

いいえ

グラフ-X軸、Y軸

はい

いいえ

API

条件の使用箇所

はい

いいえ

モバイル

 

 

 

レポート内の検索

はい

いいえ

レポートでのグループ化

はい

いいえ

レポートでの並べ替え

はい

いいえ

検索

はい

いいえ 


Notes
メモ:
  • 複数行の項目種別から単一行の項目種別に切り替えると、複数行の数式項目の値は、255文字の上限に収まるように切り詰められます。 
  • 既存の数式項目は、項目種別プロパティが変更されるまで、制限なしの単一行項目として維持されます。新しく追加される数式項目はすべて既定で単一行になり、項目種別を変更できます。

数式項目の式の定義

数式項目の式を定義するには、まず項目に表示する値を定義します。数式項目の式の定義についての詳細は、このページを参照してください。

数式項目は、abcdのような文字列定数や、123のような数値定数を単に表示するためにも使用できます。ただし、ほとんどの場合は項目値に基づいて計算を実行することになります。以下の例を参照してください。

要件 説明
商品の単価数量に基づいて金額を計算する
Unit_Price * Quantity
算術演算子(*)は、2つの項目に保存されている値を乗算します。
従業員のとメールアドレスを連結する
Name.last_name + Email_address
Nameは複合項目です。last_nameは、姓の項目のリンク名です。算術演算子(+)は、2つの項目に保存されている文字列値を連結します。
学生がMathJapaneseScienceで取得した点数に基づいて平均点を計算する
(Math + Japanese + Science) / 3
Math、Japanese、Scienceは項目のリンク名です。算術演算子+(加算)と/(除算)が使用されています。かっこ()は、2つの演算の実行順序を定義するのに役立ちます。

数式項目のデータ型

Zoho Creatorの各項目にはデータ型が関連付けられています。数式項目はこの点で特殊です。データ型は式の評価結果に基づいて決定されます。例を次に示します。

データ型 説明
2 + 3
Bigint 算術演算子(+)が数値に対して使用されると、それらの数値が加算されます。結果(5)は数値です。
'2' + '3'
String 引用符で囲まれた文字は文字列として扱われます。算術演算子(+)が文字列に対して使用されると、それらの文字列が連結されます。結果(23)は文字列です。
'abcd'.length()
Bigint 引用符で囲まれた文字は文字列として扱われます。length()は、文字列内の文字数を返す組み込み関数です。結果(4)は数値です。
zoho.currentdate
Timestamp zoho.currentdateは、現在の日付を返すDelugeのシステム変数です。結果は日付値です。
2 > 3
Boolean 関係演算子(>)が数値2と3に対して使用されると、その関係が真かどうかが確認されます。2は3より大きくないため、結果はfalse(真偽値)になります。

数式項目の値の計算

数式項目に表示される値は、その式を評価した結果です。この値は、ユーザーがフォームを送信するときに計算されます。

数式項目をフォーム上に表示すると、式に項目が含まれるかどうかに応じて、ユーザーはフォーム送信前に計算値を確認できます。

  • 数式項目の式に項目が含まれていない場合、ユーザーがそのフォームで入力したとき(データの送信時)、または任意の項目のデータを変更したとき(データの編集時)に、計算値が表示されます。ユーザーがデータを入力または変更しない場合でも、フォーム送信時に数式項目の値が計算されます。
  • 数式項目の式に項目が含まれている場合、どの項目にもnullが保存されていない場合にのみ、値が計算されます。

項目の値がnullの場合

フォーム上で項目を必須にしていない限り、多くのデータでその項目は空(データなし)のままにできます。Zoho Creatorでは、このような空の項目にnullの値が割り当てられます。データ内の項目にnullが保存されている場合、Zoho Creatorはその項目(そのデータ内)に値がないと解釈します。数式項目の式にnullになる可能性のある項目が含まれている場合、前述のとおり、その式は評価されないことがあります。

次の種類の項目にはnullが含まれる場合があります:数値小数通貨パーセント日付日時1行名前メール住所などのテキスト系の項目にnullが含まれることはありません。これらが空の場合(データが保存されていない場合)、文字数が0の文字列として扱われます。数式項目に常に値が入るようにするには、条件式を定義する必要があります。

数式項目の値の再計算

数式項目の値は、次の場合に再計算されます。

  • 項目の式を変更した場合
  • 項目の種類を1行から複数行に変更した場合、またはその逆の場合
  • ユーザーがデータを一括編集し、編集対象の項目のいずれかがその数式項目の式に含まれている場合
  • Notesメモ:数式項目の式を変更すると、そのフォームに含まれるすべてのデータで再計算が開始されます。複数のデータが対象となる場合、この再計算には時間がかかることがあります。

レポートの表示形式の設定

数式項目の値をレポートにどのように表示するかは、[レポートでの表示形式]プロパティで定義できます。

この設定は、レポートでの値の表示方法にのみ適用されます。保存される値や、フォームでの項目の表示には影響しません。数式項目は編集できないため、この設定で制御されるのは、計算結果の表示方法のみです。

 

  • 単一行/複数行:[書式なしテキスト]または[HTML]を選択できます選択したコンテンツの種類に基づいて、返された値が処理されます。たとえば、[HTML]を選択した場合、値に含まれるHTMLタグが解析され、表示されます。 [書式なしテキスト]を選択すると、無効なHTMLタグのチェックを省略できるため、パフォーマンスが向上する場合があります。

  • 数値と小数:値はさまざまな数値スタイルで表示できます。たとえば、[桁区切り(コンマ区切り)]などです。例:1,234,567.89、12,34,567.89、1.234.567,89など。

  • 通貨:通貨コードと金額を選択できます。

 

この設定は、レポートでの表示値にのみ影響し、数式項目に保存される計算値は変更されません。詳細はこちら